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本当に...終わった?【改☆】
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~ノース漁村・砂浜~
私達が海面に浮上すると、仲間方面から喝采が上がる!!。
「わぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「皆さん生きていたんですね!!」
「もうダメかと思いました!」
などの声を貰えるのは嬉しいのだが、私は海底神殿のあった方を見てみる。
未だに海中で爆発を繰り返している所を見ると、本当に全てが終わったのかと錯覚してしまう。
(本当に終わった...?)
終わってくれたのであればそれでいいが、どうにも胸騒ぎがする。
皆が歓声に沸く中、私と一部の者達はその存在を感じ取っていた。
「...ケロナ」
「わかってる...、トラスは?」
「うん、感じてるよ、まるで血の底から這い出てくる悪鬼の如くおぞましい悪意のようなとてつもない存在を...!」
あのトラスがここまで饒舌になるのだから、緊迫感が伝わってくる。
まるで海面全体が私たちを飲み込むかのような錯覚させ起こしてしまうほどの絶大な魔力を持った何者かが姿を現した!!。
「ぜぇ...ぜぇ...」
と息こそ荒げているものの、その姿形はギサラそのものだった!。
ボロボロになった体でもネアのカプセルだけは守り切ったのだろう。
傷一つないカプセルからはギサラの魔力を感じる。
恐らくだが自分には防御魔法をかけず、ネアの入ったカプセルに防御を集中させながら浮上してきたのだと思う。
その証拠に彼の体は生傷で一杯になり、誰がどう見ても満身創痍な状態だが、そんな姿の彼から繰り出されている威圧は凄まじい...!。
そんなにボロボロになってまでまだ戦うのか?と思ってしまうほどに、彼の威圧には圧倒されてしまう。
それは私以外の存在にも同意だ。
この場にいるほぼ全ての人物達が凍りつく中、奴はこんな事を言い出した。
「右を見ても養分、左を見ても養分...、これだけのモンスターがいればネアは確実に復活できる!!、貴様らの命! 全てこの俺に差し出せ!!」
ざんっ!! と恐ろしいほど素早い動きで私の横を通り過ぎては連合軍の皆を殺害し始めるギサラ!!。
「あはははハハハハ!!!!」
まるで気が狂ったかのように殺しを続ける彼の姿はとても人間とは思えない。
かと言ってモンスターとも言えないだろう。
彼の体は無数のモンスター達が蠢く文字通りの怪物になってしまったのだ。
人間でも魔物でもないその存在は、生きとし生けるもの全ての悪害となっている。
このまま放っておけばこいつは取り返しのつかない領域に足を踏み入れてしまうだろう。
そうなる前に私達で止めるしかない!!。
「トラス!! ティラス!! カズラ!! リウ!! チュリア!! 行くよ!!」
私の言葉とともに【極限】の力を持つ者達が一斉に動き出す!!。
今ここに【極限大戦】の幕が上がるのだった!!。
私達が海面に浮上すると、仲間方面から喝采が上がる!!。
「わぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「皆さん生きていたんですね!!」
「もうダメかと思いました!」
などの声を貰えるのは嬉しいのだが、私は海底神殿のあった方を見てみる。
未だに海中で爆発を繰り返している所を見ると、本当に全てが終わったのかと錯覚してしまう。
(本当に終わった...?)
終わってくれたのであればそれでいいが、どうにも胸騒ぎがする。
皆が歓声に沸く中、私と一部の者達はその存在を感じ取っていた。
「...ケロナ」
「わかってる...、トラスは?」
「うん、感じてるよ、まるで血の底から這い出てくる悪鬼の如くおぞましい悪意のようなとてつもない存在を...!」
あのトラスがここまで饒舌になるのだから、緊迫感が伝わってくる。
まるで海面全体が私たちを飲み込むかのような錯覚させ起こしてしまうほどの絶大な魔力を持った何者かが姿を現した!!。
「ぜぇ...ぜぇ...」
と息こそ荒げているものの、その姿形はギサラそのものだった!。
ボロボロになった体でもネアのカプセルだけは守り切ったのだろう。
傷一つないカプセルからはギサラの魔力を感じる。
恐らくだが自分には防御魔法をかけず、ネアの入ったカプセルに防御を集中させながら浮上してきたのだと思う。
その証拠に彼の体は生傷で一杯になり、誰がどう見ても満身創痍な状態だが、そんな姿の彼から繰り出されている威圧は凄まじい...!。
そんなにボロボロになってまでまだ戦うのか?と思ってしまうほどに、彼の威圧には圧倒されてしまう。
それは私以外の存在にも同意だ。
この場にいるほぼ全ての人物達が凍りつく中、奴はこんな事を言い出した。
「右を見ても養分、左を見ても養分...、これだけのモンスターがいればネアは確実に復活できる!!、貴様らの命! 全てこの俺に差し出せ!!」
ざんっ!! と恐ろしいほど素早い動きで私の横を通り過ぎては連合軍の皆を殺害し始めるギサラ!!。
「あはははハハハハ!!!!」
まるで気が狂ったかのように殺しを続ける彼の姿はとても人間とは思えない。
かと言ってモンスターとも言えないだろう。
彼の体は無数のモンスター達が蠢く文字通りの怪物になってしまったのだ。
人間でも魔物でもないその存在は、生きとし生けるもの全ての悪害となっている。
このまま放っておけばこいつは取り返しのつかない領域に足を踏み入れてしまうだろう。
そうなる前に私達で止めるしかない!!。
「トラス!! ティラス!! カズラ!! リウ!! チュリア!! 行くよ!!」
私の言葉とともに【極限】の力を持つ者達が一斉に動き出す!!。
今ここに【極限大戦】の幕が上がるのだった!!。
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