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【蒼蛙】サイド⑨【改☆】
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~海底神殿・最深部~
私達がギサラを追い続けた結果。
ついに終着点へと辿り着く。
「ここは...?」
私は思わず呟いていた。
そこはまるで...。
「俺と兄さん、そしてネア姉さんの一生みたいだ...」
そう...、まるでユカ達3人の一生が記されているような映像達が現れては消えていく謎の空間となっていたのだ。
(こんな魔法見たことも聞いたこともない...)
私はそう思いながらも細心の警戒をしつつ奥地へと向かった。
そして最後の扉を開くと、そこには液体カプセルに入っている金髪の少女とそれを見据えるギサラのみが存在していた。
それを見た瞬間にユカが声をあげる!。
「兄さん!! あんたの負けだ! 潔くこの実験を中止して昔の兄さんに戻ってくれ!」
弟の言葉も今の兄には届かないのだろう。
ギロリとこちらを見据える彼の表情は悪魔と言っても相違ない。
ギサラはふらつきながらもカプセルに入っている少女だけは守り抜くと言ったように位置どりをし、最大限の警戒を行なっているようだった。
「ネアはやらねぇ...、誰にも...、ましてやお前如きロクでもない弟にはな!!」
「兄さん!! 俺はそんな事を言っているんじゃない!!、兄さんがそこにいるネア姉さんを作り上げている途中で犠牲になった人達の事を考えてくれ!!」
「黙れ...!、お前があの時リギリアルの卵を持って来なければ良かったんだ!、全部お前のせいだ!!」
「うっ!!」
それを言われると弱いユカの背中を押す私。
「ケロナさん...」
「大丈夫、私に任せて」
一歩前により彼に近づくと彼は決死の表情で私を制止する!。
「ケロナ!! それ以上ネアによるんじゃねぇ!!」
虚勢を張る彼に私はこう言った。
「可哀想に...、自分の力の無さを全て弟のせいにして可哀想な人...、今からは私があなたの怒りの対象になってあげる!!」
「な...何を!?」
私はカプセルの入っているネアをめがけて駆け出した。
無論彼女を破壊する為である。
刀を振りかざし、無抵抗な少女に斬りかかるのは遺憾であるが、今のギサラの思考を晴らすにはこうするしかないだろう。
たとえ...、それで私が彼に憎まれる事になっても!!。
そう思い刀を振り上げたのだが...!。
「なっ!?」
「やめろ...!、それだけは譲れねぇ...!」
満身創痍だったはずの彼は再び動き出し、私の一撃を止めているのでした。
私達がギサラを追い続けた結果。
ついに終着点へと辿り着く。
「ここは...?」
私は思わず呟いていた。
そこはまるで...。
「俺と兄さん、そしてネア姉さんの一生みたいだ...」
そう...、まるでユカ達3人の一生が記されているような映像達が現れては消えていく謎の空間となっていたのだ。
(こんな魔法見たことも聞いたこともない...)
私はそう思いながらも細心の警戒をしつつ奥地へと向かった。
そして最後の扉を開くと、そこには液体カプセルに入っている金髪の少女とそれを見据えるギサラのみが存在していた。
それを見た瞬間にユカが声をあげる!。
「兄さん!! あんたの負けだ! 潔くこの実験を中止して昔の兄さんに戻ってくれ!」
弟の言葉も今の兄には届かないのだろう。
ギロリとこちらを見据える彼の表情は悪魔と言っても相違ない。
ギサラはふらつきながらもカプセルに入っている少女だけは守り抜くと言ったように位置どりをし、最大限の警戒を行なっているようだった。
「ネアはやらねぇ...、誰にも...、ましてやお前如きロクでもない弟にはな!!」
「兄さん!! 俺はそんな事を言っているんじゃない!!、兄さんがそこにいるネア姉さんを作り上げている途中で犠牲になった人達の事を考えてくれ!!」
「黙れ...!、お前があの時リギリアルの卵を持って来なければ良かったんだ!、全部お前のせいだ!!」
「うっ!!」
それを言われると弱いユカの背中を押す私。
「ケロナさん...」
「大丈夫、私に任せて」
一歩前により彼に近づくと彼は決死の表情で私を制止する!。
「ケロナ!! それ以上ネアによるんじゃねぇ!!」
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「可哀想に...、自分の力の無さを全て弟のせいにして可哀想な人...、今からは私があなたの怒りの対象になってあげる!!」
「な...何を!?」
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たとえ...、それで私が彼に憎まれる事になっても!!。
そう思い刀を振り上げたのだが...!。
「なっ!?」
「やめろ...!、それだけは譲れねぇ...!」
満身創痍だったはずの彼は再び動き出し、私の一撃を止めているのでした。
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