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【冥帝】サイド⑳【改☆】
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「はぁ...はぁ...」
ついに肩で息をし始めるチュリア。
それに対し、殆ど無傷なツグミ。
「...もうとどめを刺してもいいかな?、チュリア」
「まだまだ...、私は負けてませんよ...」
強気な発言を繰り返してはいるが、やはり動きが硬い。
まだツグミの方が動きが柔らかいような気がする。
「そうか...、ではこれで終わりだ...」
ヒュンと飛んでくるナイフを刀で弾くものの、それと同速で近づいてきたツグミに反応ができていない。
ドスっという鈍い音が聞こえたかと思うと、チュリアの腹部にナイフが突き刺さる!!。
「あうっ...」
彼女のうめき声が聞こえる...。
よろよろと後ろに後ずさり膝をつき腹部を抑えている。
その手は自身の血で染まり、ポタポタと赤の花が咲き乱れていた...。
そのまま倒れ伏す彼女を見た瞬間に、トラスの奴がツグミに殴りかかる!!。
思いっきりツグミの胴体に飛び乗って馬乗りとなり、そしてそのままなんどもツグミの顔を殴りかかっていた。
...トラスは正直言ってよく我慢した方だと思う。
途中から勝敗は明らかだったのに、わしはチュリアの意思を尊重してしまっていたのだ。
3対2のこの数的有利な状況で、なぜわしは敢えて一対一の戦いを見守っていたのかというと...。
わしはゴクリと息を呑み、上に鎮座しているギサラという男を見上げる。
奴から感じられる圧倒的な強者感がわしに不用意な行為をさせない様にしていたのだ。
(あやつがギサラか...、なるほど...、確かに強いな!)
チュリアの心配もしたい所だが、自身の心配もしなくてはならない。
と言うか対面しただけで分かる。
ギサラと戦うには私達3人だけでは戦力不足だと。
しかもチュリアを戦闘不能だと考えれば、更に状況は悪化しているといえよう。
わしがギサラの方を見ていると、彼はパチンと指を鳴らした。
「ところで知っているか?、アリカは既に我が手中に落ちていると言うことを...!」
そう呟いた時、彼の後ろのパネルが回転し、拘束されたアリカが小さなアリカ(?)に虐められて姿が披露される。
「おほほほほ♡♡♡♡」
わしは股の辺りを擦られて凄く気持ち良さそうな声を上げるアリカの横に存在している小さなアリカ(?)のような存在に心を奪われてしまう♡。
(なんじゃあのちっこくて可愛いのは!!)
そんなことを思っている場合ではないのだが、あのちっこいのを見た瞬間からとてつもない保護欲をそそられてしまうのでした♡。
ついに肩で息をし始めるチュリア。
それに対し、殆ど無傷なツグミ。
「...もうとどめを刺してもいいかな?、チュリア」
「まだまだ...、私は負けてませんよ...」
強気な発言を繰り返してはいるが、やはり動きが硬い。
まだツグミの方が動きが柔らかいような気がする。
「そうか...、ではこれで終わりだ...」
ヒュンと飛んでくるナイフを刀で弾くものの、それと同速で近づいてきたツグミに反応ができていない。
ドスっという鈍い音が聞こえたかと思うと、チュリアの腹部にナイフが突き刺さる!!。
「あうっ...」
彼女のうめき声が聞こえる...。
よろよろと後ろに後ずさり膝をつき腹部を抑えている。
その手は自身の血で染まり、ポタポタと赤の花が咲き乱れていた...。
そのまま倒れ伏す彼女を見た瞬間に、トラスの奴がツグミに殴りかかる!!。
思いっきりツグミの胴体に飛び乗って馬乗りとなり、そしてそのままなんどもツグミの顔を殴りかかっていた。
...トラスは正直言ってよく我慢した方だと思う。
途中から勝敗は明らかだったのに、わしはチュリアの意思を尊重してしまっていたのだ。
3対2のこの数的有利な状況で、なぜわしは敢えて一対一の戦いを見守っていたのかというと...。
わしはゴクリと息を呑み、上に鎮座しているギサラという男を見上げる。
奴から感じられる圧倒的な強者感がわしに不用意な行為をさせない様にしていたのだ。
(あやつがギサラか...、なるほど...、確かに強いな!)
チュリアの心配もしたい所だが、自身の心配もしなくてはならない。
と言うか対面しただけで分かる。
ギサラと戦うには私達3人だけでは戦力不足だと。
しかもチュリアを戦闘不能だと考えれば、更に状況は悪化しているといえよう。
わしがギサラの方を見ていると、彼はパチンと指を鳴らした。
「ところで知っているか?、アリカは既に我が手中に落ちていると言うことを...!」
そう呟いた時、彼の後ろのパネルが回転し、拘束されたアリカが小さなアリカ(?)に虐められて姿が披露される。
「おほほほほ♡♡♡♡」
わしは股の辺りを擦られて凄く気持ち良さそうな声を上げるアリカの横に存在している小さなアリカ(?)のような存在に心を奪われてしまう♡。
(なんじゃあのちっこくて可愛いのは!!)
そんなことを思っている場合ではないのだが、あのちっこいのを見た瞬間からとてつもない保護欲をそそられてしまうのでした♡。
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