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【冥帝】サイド⑮【改☆】
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「うっ...」
わしが目を覚ますと、そこは牢獄のような場所じゃった。
しかもわしの両手と両足には壁に入れ込むような形で拘束されていた。
「なんじゃこれは...」
不審に思ったわしがどんなに暴れても壁ごと壊す事は出来ない。
「なら魔法で...」
呪文を唱え用とした次の瞬間!!。
バチッ!! バチバチバチバチ!!!!!。
「あばっばっばあっばばっばっばばばっっばあっばばっば!!!」
全身に強烈な電撃が走り呪文の詠唱どころではなくなってしまう。
「ぐ...ぐふ...」
わしがあまりの電撃に根を上げていると、目の前にカズラが現れた。
「いい格好だなシスティ...」
「カズラ...! 貴様! やはり裏切りおったな!!」
ニヤつく奴の顔に今すぐパンチを入れてやりたい所だが、今のわしにそんな事は出来ない。
「まあそう気張るな、お仲間がまだ横で寝てるだろう?、そいつらが起きるまでもうちょっと話そうじゃないか」
その言葉に横を向いて見ると、わしと同じような格好で拘束されているトラスとチュリアの姿が見えたので一安心したのだが...。
「んっ...? まてツグミはどうしたのじゃ? まさか殺したのではあるまいな?」
わしの問いには彼は答える。
「いいやまさか...、俺があいつを殺すわけ無いだろう?、だって...」
彼の笑みが最高潮となりその背後からツグミが現れる!。
「ツグミ! 無事じゃったか! よかった...」
わしが安堵のため息をこぼす中、一つだけ不審な点があった。
「なぜツグミがわしらを裏切ったカズラの横に立っているのじゃ?」
不信感は疑惑に変わり、そのまま真実へと昇華されていく...。
「...システィ、僕はカズラ様のモンスター...、ツグミ=エクスだ」
衝撃の言葉にわしは口元が震えていた。
「な...なんじゃと?」
「そしてその目的はアリカ☆ の動向調査と戦力視察、いわゆるスパイってやつだ」
だんだんと目頭が熱くなっていくのがわかる...。
「嘘じゃよな...?、だってわしとチュリアはお前のことを本物の弟のように思うておったのじゃぞ...?」
わしの言葉にツグミはこう答えた。
「...僕は一度もそんな風に思った事はない、システィやチュリアが僕のことをどう思おうと勝手だけど、僕の目的はアリカ☆ の調査だった事に偽りはない」
今明かされる衝撃の真実にわしは自身の目さえも疑っているのだった。
わしが目を覚ますと、そこは牢獄のような場所じゃった。
しかもわしの両手と両足には壁に入れ込むような形で拘束されていた。
「なんじゃこれは...」
不審に思ったわしがどんなに暴れても壁ごと壊す事は出来ない。
「なら魔法で...」
呪文を唱え用とした次の瞬間!!。
バチッ!! バチバチバチバチ!!!!!。
「あばっばっばあっばばっばっばばばっっばあっばばっば!!!」
全身に強烈な電撃が走り呪文の詠唱どころではなくなってしまう。
「ぐ...ぐふ...」
わしがあまりの電撃に根を上げていると、目の前にカズラが現れた。
「いい格好だなシスティ...」
「カズラ...! 貴様! やはり裏切りおったな!!」
ニヤつく奴の顔に今すぐパンチを入れてやりたい所だが、今のわしにそんな事は出来ない。
「まあそう気張るな、お仲間がまだ横で寝てるだろう?、そいつらが起きるまでもうちょっと話そうじゃないか」
その言葉に横を向いて見ると、わしと同じような格好で拘束されているトラスとチュリアの姿が見えたので一安心したのだが...。
「んっ...? まてツグミはどうしたのじゃ? まさか殺したのではあるまいな?」
わしの問いには彼は答える。
「いいやまさか...、俺があいつを殺すわけ無いだろう?、だって...」
彼の笑みが最高潮となりその背後からツグミが現れる!。
「ツグミ! 無事じゃったか! よかった...」
わしが安堵のため息をこぼす中、一つだけ不審な点があった。
「なぜツグミがわしらを裏切ったカズラの横に立っているのじゃ?」
不信感は疑惑に変わり、そのまま真実へと昇華されていく...。
「...システィ、僕はカズラ様のモンスター...、ツグミ=エクスだ」
衝撃の言葉にわしは口元が震えていた。
「な...なんじゃと?」
「そしてその目的はアリカ☆ の動向調査と戦力視察、いわゆるスパイってやつだ」
だんだんと目頭が熱くなっていくのがわかる...。
「嘘じゃよな...?、だってわしとチュリアはお前のことを本物の弟のように思うておったのじゃぞ...?」
わしの言葉にツグミはこう答えた。
「...僕は一度もそんな風に思った事はない、システィやチュリアが僕のことをどう思おうと勝手だけど、僕の目的はアリカ☆ の調査だった事に偽りはない」
今明かされる衝撃の真実にわしは自身の目さえも疑っているのだった。
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