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突撃メンバーの選定⑤【改☆】
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「カズラ!!!」
いきなり現れた彼の姿に皆が驚く!。
ただ1人を除いて...。
「おやおやおや...、随分と遅い登場じゃな...?カズラよ!、貴様なんぞいなくとも充分戦えているところを見る限り、やはりこやつの力なんぞ借りなくても良いのではないのか?アリカよ」
相変わらずの喧嘩腰でカズラに突っかかるシスティに対し、彼はクックック...と笑いながら答える。
「お前達は気がつかなかっただろうが、付近の山々に【潜伏】していた魔術師共に弱体化の魔法陣を貼られていたぞ」
「何を言い出すかと思えば、遅れて来た奴の言葉なんぞ信じるとでも思うか?」
相変わらずの態度でカズラを睨みつける【冥帝】。
「まあ聞け、確かに微量な弱化魔法だったが集団であれだけの規模となれば話は別だ、その分からないくらいの弱体化を全員が行われ続ければ少しずつ戦力を削がれ続けるのは確実だろう?、それこそ突撃した後に気がついて後悔しても遅い、それに気がつき潰して回っていた俺に対してもそう言うのか? 【冥帝】よ」
「...証拠はあるのか?そもそもそんな規模の魔法陣を張っているのであれば嫌でも気がつくわ!! あまりわしらを舐めるなよ...」
システィが静かにそう呟くと...。
「ふん...」
彼は打ち倒した魔術師のような奴らの首をゴロゴロと異空間から出し続ける。
それこそ10人や20人では効かない数だった。
俺自身全く気がつけなかった伏兵の数に驚愕してしまう。
そして、その中にあった人々の表情は全て半笑いのような感じであり、カズラに遊ばれて絶望と愉悦の半端な状態で殺されたであろう事が読み取れる。
「これでは不足か? ならばこいつらをこのままシスティの力で蘇らせ拷問にかけてから情報を聞き出しても良いのだぞ?」
ニヤニヤと笑う彼の表情に彼女は歯をギリッと鳴らす!。
「もう良い!! 充分だ! 死者を愚弄するな!」
そう叫んだ彼女は炎の魔法を銃剣から放ち、首だけとなった死者達を弔った。
それを見た【笑極の魔王】はパチパチと心にも無いであろう賞賛の言葉を漏らす。
「流石は【冥帝】様...、その思い切りの良さ感服いたします...」
わざとらしく頭を下げ、腕を動かす彼の動きはまるで道化師のように気味が悪い...。
その姿を1番近くで見たシスティ自身がその気色悪さを身近に体験している。
恐らくはらわたが煮え返るくらいにはギサラの発言と行動に怒りを現しているのだろう。
彼女は静かにカズラへと銃剣を向ける。
「言葉に気をつけるのじゃな【笑極の魔王】よ...、今でこそ貴様とは同盟関係にあるが、それは所詮アリカと言う基盤がある上での関係じゃ...、アリカと言う人物に感謝せよ、さもないと貴様なんぞ今すぐにでも死者の仲間入りをさせてやりたいところなのだからな!」
ふ~! ふ~! と興奮したように息を漏らしながら、耳と尻尾がカズラを威嚇する為に動きまくっていた。
「お~...怖い怖い、だが怒りに囚われたお前も美しい...」
キザな言葉を並べられたからか、システィは凄く嫌な顔をしている。
「やはり主とは合わぬ! この戦いが終わったら絶対に決着をつけてやるからな...、覚悟しておけ!」
ギラリと光るオッドアイの眼力に気圧されてしまうのは俺でした。
いきなり現れた彼の姿に皆が驚く!。
ただ1人を除いて...。
「おやおやおや...、随分と遅い登場じゃな...?カズラよ!、貴様なんぞいなくとも充分戦えているところを見る限り、やはりこやつの力なんぞ借りなくても良いのではないのか?アリカよ」
相変わらずの喧嘩腰でカズラに突っかかるシスティに対し、彼はクックック...と笑いながら答える。
「お前達は気がつかなかっただろうが、付近の山々に【潜伏】していた魔術師共に弱体化の魔法陣を貼られていたぞ」
「何を言い出すかと思えば、遅れて来た奴の言葉なんぞ信じるとでも思うか?」
相変わらずの態度でカズラを睨みつける【冥帝】。
「まあ聞け、確かに微量な弱化魔法だったが集団であれだけの規模となれば話は別だ、その分からないくらいの弱体化を全員が行われ続ければ少しずつ戦力を削がれ続けるのは確実だろう?、それこそ突撃した後に気がついて後悔しても遅い、それに気がつき潰して回っていた俺に対してもそう言うのか? 【冥帝】よ」
「...証拠はあるのか?そもそもそんな規模の魔法陣を張っているのであれば嫌でも気がつくわ!! あまりわしらを舐めるなよ...」
システィが静かにそう呟くと...。
「ふん...」
彼は打ち倒した魔術師のような奴らの首をゴロゴロと異空間から出し続ける。
それこそ10人や20人では効かない数だった。
俺自身全く気がつけなかった伏兵の数に驚愕してしまう。
そして、その中にあった人々の表情は全て半笑いのような感じであり、カズラに遊ばれて絶望と愉悦の半端な状態で殺されたであろう事が読み取れる。
「これでは不足か? ならばこいつらをこのままシスティの力で蘇らせ拷問にかけてから情報を聞き出しても良いのだぞ?」
ニヤニヤと笑う彼の表情に彼女は歯をギリッと鳴らす!。
「もう良い!! 充分だ! 死者を愚弄するな!」
そう叫んだ彼女は炎の魔法を銃剣から放ち、首だけとなった死者達を弔った。
それを見た【笑極の魔王】はパチパチと心にも無いであろう賞賛の言葉を漏らす。
「流石は【冥帝】様...、その思い切りの良さ感服いたします...」
わざとらしく頭を下げ、腕を動かす彼の動きはまるで道化師のように気味が悪い...。
その姿を1番近くで見たシスティ自身がその気色悪さを身近に体験している。
恐らくはらわたが煮え返るくらいにはギサラの発言と行動に怒りを現しているのだろう。
彼女は静かにカズラへと銃剣を向ける。
「言葉に気をつけるのじゃな【笑極の魔王】よ...、今でこそ貴様とは同盟関係にあるが、それは所詮アリカと言う基盤がある上での関係じゃ...、アリカと言う人物に感謝せよ、さもないと貴様なんぞ今すぐにでも死者の仲間入りをさせてやりたいところなのだからな!」
ふ~! ふ~! と興奮したように息を漏らしながら、耳と尻尾がカズラを威嚇する為に動きまくっていた。
「お~...怖い怖い、だが怒りに囚われたお前も美しい...」
キザな言葉を並べられたからか、システィは凄く嫌な顔をしている。
「やはり主とは合わぬ! この戦いが終わったら絶対に決着をつけてやるからな...、覚悟しておけ!」
ギラリと光るオッドアイの眼力に気圧されてしまうのは俺でした。
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