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突撃メンバーの選定④【改☆】

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 大体誰がギサラの居城に攻め入るのか決まってくると...。

「私たちはどうしましょうか?」

 とサイラ王国の王であるパルナが声をかけてきた。

「そうだな...」

 本音で言うと実力が足りないからついて来て欲しくないと言いたい所だが、ズバッと言うのも気がひける...。

 ので、優しめの言葉に言い換えてみた。

「パルナとディンは引き続き地上の警戒を頼む!!、もしかしたらまだ伏兵などが隠れているかも知れないからな」

「はいっ!!」

 彼女は気持ちの良い返事を返してくれたので一安心した。

 俺には正面きって「お前達は戦力外だ」と宣告する勇気はない。

 それに地上での警戒であればこそ彼女達の実力にも意味が生まれてくる。

 それにパルナやディンがめっちゃ弱い訳ではない。

 単純に今から戦う相手が人間の体で戦えるレベルを遥かに   超えているだけなのだ。

 上から彼女達の戦い振りを見ていたがなかなかのものである。

 2人は人間のレベルなら確かに最高峰だと言えるだろう。

 だけど悲しいかなそれが人間の限界値なのだ。

 俺たち魔物種は人間なんかよりも比べものにならない程の身体能力と魔力を秘めている。

 それはこの世界に来てからというもの、日常的に痛感し続けて来た俺がいうのだから間違いない。

 人間の力では木は倒せないし山は崩せない。

 魔法を扱うにしても、ドラゴンのブレスと同程度の威力を放つには相当な魔力を消耗してしまう。

 勇者であるディンのクラスになればドラゴン相手でも良い勝負ができると思うのだが所詮それまでだ。

 相手はそんなドラゴンであるミユキを震え上がらせ、【極限】の力を得たケロナを圧倒する化け物なのだから...。

 俺は元が人間であるディンや、魔物化して日が浅いパルナを連れて行く事に反対している。

 俺が彼女達に協力を求めた理由はすでに達成されているので、これ以上深追いして欲しくないと言うのが本音なのだ。

 彼女達はサイラ海軍という強力な助っ人を用意してくれた時点でその役目を終えている。

 別に戦場に立つ必要も無かったのだが、やはり勇者が俺たちの隣に立っていると言うだけで士気が上がるという理由からの採用だった。

 実際効果は出ていたし、士気はこれ以上ないくらいに物凄く高まっている。

 やはり【5王連合軍】と言う形を取り全体の士気を高める作戦は成功したと言えるだろう。

 そうしていると...。

「ようやく雑魚戦は終わったみたいだな」

 という声が聞こえてくるのでした。
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