TS系最弱な美幼女魔王ちゃんとなった俺は、何故か自分が生み出した使い魔達と無敵のダンジョンを作ることになったんだが！！

【冥帝軍】 【改☆】

「システィ...お前！！」

　そう！　褐色おっぱいさんとはシスティの事だ。

　彼女はその豊満なおっぱいをプルン♡　と揺らしながら、相変わらず大胆な格好をしている。

　あんな水着みたいな格好だと、戦闘中におこぼれしちゃっても知らないぞ♡　と言いたくなってしまう程だ。

　エロい姿を皆に見せながら、彼女は強気な発言をする。

「アリカ、へこたれている場合ではないぞ、わしが時間を稼いでやる、お主は頭を冷やして策を練るのじゃ」

　彼女はそう呟くと【冥帝の刻印システィサイン】と【呪皇凶新王の刻印クラウニーサイン】を同時に発動させた！。

　【冥帝の刻印】により禍々しい黒と白の刻印が混じり合い地の底から死者の軍勢を呼び寄せ、【呪皇凶新王の刻印】により暴れるミユキの体を刻印より呼び出した白き鎖によって砂浜に押さえつける！！。

　あれだけの巨体を力づくで縛り付けられるだけのの鎖を魔法で出現させるには相当量の魔力が要るはずなのだが、そこは彼女が【冥帝】たる由縁だろう。

　あれだけの魔法を放っても涼しい顔をして戦場を見やる彼女には期待しかない。

　それを見たギサラも感心したように「ほう...」と声を漏らしていた。

「私達は死者だ...、故にウイルスに体を蝕まれる事などないと言う事！！　【冥帝軍】！！　出陣！！」

「「「「「ウォォォォォ！！！！」」」」」

　おぞましい姿の死者達が唸り声を上げてギサラのテイマー軍団を蹂躙していく！。

　その勢い、まさに落雷の如し音速！！。

　怒涛の勢いで戦局を巻き返していく彼女達【冥帝軍】だが、これは一時しのぎにしかならない。

　この間に俺がウイルスに対抗できる策を考えなくてはならないのだ！。

　しかし...、目に見えないものとどうやって戦えば良いと言うのか？。

　答えは簡単に出そうにない。

　いずれミユキを押さえつけている鎖も外れるだろうし、早めに答えを出さなくてはならないのに思考が定まらないのだ。

　そんな中でも体をウイルスに侵され苦しそうにしているチュリアを見ていると、早く救いたいという衝動に駆られる。

(策は...、何か策はないのか！？)

　そう考えていると...！。

「あっ...、あった、最良の策が...！」

　ふと1番良い策を思いつくのでした。