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ウォォォ!!
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「ウォォォ!!」
無駄に凄いやる気を出した俺は皆の前に姿を現した!。
「あっ!アリカ様、フォルナの森名物『フォルナの実ジュース』を獣鬼団の皆様からいただいたので飲みませんか?」
「飲む飲むぅ♪」
さっきまでのやる気はどこへやら、すぐ様ストップをかけた俺はミユキからジュースの入った木彫りのコップをもらい受ける。
そして少し白く濁ったジュースを飲み干す。
ゴクゴクゴク...。
「このしゅわしゅわ感は...うっ、うま~い!!」
(このしゅわしゅわ感はちょっと炭酸に似てる!!)
程よい酸味と優しい果汁の甘味が口いっぱいに広がって幸せな気分になりました。
「そういえば私が声をかける前、アリカ様は何やら慌ててたみたいですけど...、何かあったんですか?」
そう聞かれたが俺もなんであんなやる気を出して駆け出したのかよく思い出せない。
ただ妙にやる気が出て走った事は覚えているからそこははぐらかそう。
「うん?、そうだったか?、まあもう忘れたしそこまで重要な出来事じゃなかったんだろうさ」
「は...はぁ...、アリカ様がそう言うのであればいいんですが...」
「それよりもこのジュース美味いな!」
少し困惑した表情の彼女を置いたまま、ジュースの話に話題を戻す。
その話題になると、彼女も尻尾を振りながら喜んでいた。
「そうですよね!、このジュース程よく甘くて水々しく、とっても美味しいんですよ!、私も美味しいと思ったからこそアリカ様に是非とも飲んで欲しくなったのです!」
ドラゴンを魅了させる程美味しいジュースである事に間違いはない。
よく見ると、他の皆もその輪に加わるかのようにジュースを片手に持っている。
「おいアリカ、お主もこのジュース飲んだのか?」
「ああシスティ、このジュース美味いな」
「そうじゃろ、なんたってわしの妹であるトラスが踏んで出したフォルナの実の果汁を飲んでいるのじゃからな、美味しいに決まっておる」
「なに!?、トラスが踏み潰した木の実だとぉ!!」
「なんじゃ急に!、大きい声を出しおってからに...」
これは最高のシチュエーションです!。
可愛い女の子が絞り出したジュースだと思えば思うほど美味しさも跳ね上がるというものである。
「そんなに興味があるのか?」
冥帝にそう聞かれたら答えふしかありません。
「ある!!」
堂々と胸を張った俺の姿に「おおそうか...」と若干困惑気味のシスティでしたが、彼女は俺をトラスの元に連れて行ってくれるのでした。
無駄に凄いやる気を出した俺は皆の前に姿を現した!。
「あっ!アリカ様、フォルナの森名物『フォルナの実ジュース』を獣鬼団の皆様からいただいたので飲みませんか?」
「飲む飲むぅ♪」
さっきまでのやる気はどこへやら、すぐ様ストップをかけた俺はミユキからジュースの入った木彫りのコップをもらい受ける。
そして少し白く濁ったジュースを飲み干す。
ゴクゴクゴク...。
「このしゅわしゅわ感は...うっ、うま~い!!」
(このしゅわしゅわ感はちょっと炭酸に似てる!!)
程よい酸味と優しい果汁の甘味が口いっぱいに広がって幸せな気分になりました。
「そういえば私が声をかける前、アリカ様は何やら慌ててたみたいですけど...、何かあったんですか?」
そう聞かれたが俺もなんであんなやる気を出して駆け出したのかよく思い出せない。
ただ妙にやる気が出て走った事は覚えているからそこははぐらかそう。
「うん?、そうだったか?、まあもう忘れたしそこまで重要な出来事じゃなかったんだろうさ」
「は...はぁ...、アリカ様がそう言うのであればいいんですが...」
「それよりもこのジュース美味いな!」
少し困惑した表情の彼女を置いたまま、ジュースの話に話題を戻す。
その話題になると、彼女も尻尾を振りながら喜んでいた。
「そうですよね!、このジュース程よく甘くて水々しく、とっても美味しいんですよ!、私も美味しいと思ったからこそアリカ様に是非とも飲んで欲しくなったのです!」
ドラゴンを魅了させる程美味しいジュースである事に間違いはない。
よく見ると、他の皆もその輪に加わるかのようにジュースを片手に持っている。
「おいアリカ、お主もこのジュース飲んだのか?」
「ああシスティ、このジュース美味いな」
「そうじゃろ、なんたってわしの妹であるトラスが踏んで出したフォルナの実の果汁を飲んでいるのじゃからな、美味しいに決まっておる」
「なに!?、トラスが踏み潰した木の実だとぉ!!」
「なんじゃ急に!、大きい声を出しおってからに...」
これは最高のシチュエーションです!。
可愛い女の子が絞り出したジュースだと思えば思うほど美味しさも跳ね上がるというものである。
「そんなに興味があるのか?」
冥帝にそう聞かれたら答えふしかありません。
「ある!!」
堂々と胸を張った俺の姿に「おおそうか...」と若干困惑気味のシスティでしたが、彼女は俺をトラスの元に連れて行ってくれるのでした。
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