TS系最弱な美幼女魔王ちゃんとなった俺は、何故か自分が生み出した使い魔達と無敵のダンジョンを作ることになったんだが!!

ルシェ(Twitter名はカイトGT)

文字の大きさ
上 下
643 / 968

ウォォォ!!

しおりを挟む
「ウォォォ!!」

 無駄に凄いやる気を出した俺は皆の前に姿を現した!。

「あっ!アリカ様、フォルナの森名物『フォルナの実ジュース』を獣鬼団の皆様からいただいたので飲みませんか?」

「飲む飲むぅ♪」

 さっきまでのやる気はどこへやら、すぐ様ストップをかけた俺はミユキからジュースの入った木彫りのコップをもらい受ける。

 そして少し白く濁ったジュースを飲み干す。

 ゴクゴクゴク...。

「このしゅわしゅわ感は...うっ、うま~い!!」

(このしゅわしゅわ感はちょっと炭酸に似てる!!)

 程よい酸味と優しい果汁の甘味が口いっぱいに広がって幸せな気分になりました。

「そういえば私が声をかける前、アリカ様は何やら慌ててたみたいですけど...、何かあったんですか?」

 そう聞かれたが俺もなんであんなやる気を出して駆け出したのかよく思い出せない。

 ただ妙にやる気が出て走った事は覚えているからそこははぐらかそう。

「うん?、そうだったか?、まあもう忘れたしそこまで重要な出来事じゃなかったんだろうさ」

「は...はぁ...、アリカ様がそう言うのであればいいんですが...」

「それよりもこのジュース美味いな!」

 少し困惑した表情の彼女を置いたまま、ジュースの話に話題を戻す。

 その話題になると、彼女も尻尾を振りながら喜んでいた。

「そうですよね!、このジュース程よく甘くて水々しく、とっても美味しいんですよ!、私も美味しいと思ったからこそアリカ様に是非とも飲んで欲しくなったのです!」

 ドラゴンを魅了させる程美味しいジュースである事に間違いはない。

 よく見ると、他の皆もその輪に加わるかのようにジュースを片手に持っている。

「おいアリカ、お主もこのジュース飲んだのか?」

「ああシスティ、このジュース美味いな」

「そうじゃろ、なんたってわしの妹であるトラスが踏んで出したフォルナの実の果汁を飲んでいるのじゃからな、美味しいに決まっておる」

「なに!?、トラスが踏み潰した木の実だとぉ!!」

「なんじゃ急に!、大きい声を出しおってからに...」

 これは最高のシチュエーションです!。

 可愛い女の子が絞り出したジュースだと思えば思うほど美味しさも跳ね上がるというものである。

「そんなに興味があるのか?」

 冥帝にそう聞かれたら答えふしかありません。

「ある!!」

 堂々と胸を張った俺の姿に「おおそうか...」と若干困惑気味のシスティでしたが、彼女は俺をトラスの元に連れて行ってくれるのでした。




しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

OLサラリーマン

廣瀬純一
ファンタジー
女性社員と体が入れ替わるサラリーマンの話

処理中です...