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獣鬼団の戦力
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母なる樹の根っこの生え際にまできた俺たちは、やはりその存在感に度肝を抜かれていた。
「やっぱすげぇな!!、こんな大きな木は見たことがない!」
こんな大きな木などゲームの中でしか見たことがないのは事実だ。
もっとしっかりと観賞していたい気分になるが、先にティラスと出会っておいた方がいいと考え、トラスとうさぎさんに道案内を頼む。
そこからしばらく歩くと、ついにティラスの待つ祠にまでたどり着いた。
「来たか...」
緑龍であるティラスは人間の姿に戻り、俺たちと話し合いを始める。
「っで...、ティラスが率いている獣鬼団の集団は何処にいるんだ?、もしかしてまだ集合していないのか?」
俺が彼にそう聞くと、彼は黙って口笛を吹く。
いや...、厳密には口笛では無いのかもしれないが、彼は口に手を置いて口笛らしき形を作りなにかをしていた。
正直何をやっているのか分からないが、どうやら獣鬼団にのみ理解可能な音でも放っているようだと言うことに気がつく。
なぜなら、彼が口笛を吹いた瞬間から森の中がざわめき、慌ただしくなったからだ。
「何が起こるんだ?」
期待と不安で胸の中が一杯になっていると、それらは姿を現した。
目の前にいるうさぎさんと同種族らしいうさぎさん達が一斉に俺たちを囲むようにして現れ「我ら獣鬼団の旗持ち係!」と叫んでは旗を振り回している。
見た目が非常に愛くるしい為、とっても可愛いと思えるな。
そして次に現れたんはピンクの丸いボール型の獣鬼。
一応単なる丸ではなく、頭らしき部分の左右に耳が付いていて、それをバタつかせて飛んでいる姿は何処と無く可愛らしい...。
「獣鬼団の先遣隊推参!!」
と各々が持っている木で作られた剣やら槍を手に言葉を並べる。
そして空から緑色の体毛を持った小鳥達が集団で押し寄せ、俺たちの上を舞いながら「獣鬼団の強襲部隊!見参!!」と言い張っていた。
うん!今のところすっごく可愛らしい魔物しか出て来てないね。
実際の実力がどれほどの物か知らないけれど、見た目だけは完全にファンシーで女子受けしそうな見た目を全員がしている。
そう、言うなれば土産屋に置いてあるぬいぐるみといった風情が強い。
ティラスの元の姿を見る限り、もっとごついライオンとかゾウとかが出てくるのかと思いきや、意外と獣鬼団の面々は可愛らしい形をしている者が多い。
どう考えても愛玩用のペットにすれば人気が出そうな奴らばかり出てくるから、戦力的に大丈夫なのかと少し心配してしまう。
しかし、そんな不安は次の回で消し飛んでしまうのでした。
「やっぱすげぇな!!、こんな大きな木は見たことがない!」
こんな大きな木などゲームの中でしか見たことがないのは事実だ。
もっとしっかりと観賞していたい気分になるが、先にティラスと出会っておいた方がいいと考え、トラスとうさぎさんに道案内を頼む。
そこからしばらく歩くと、ついにティラスの待つ祠にまでたどり着いた。
「来たか...」
緑龍であるティラスは人間の姿に戻り、俺たちと話し合いを始める。
「っで...、ティラスが率いている獣鬼団の集団は何処にいるんだ?、もしかしてまだ集合していないのか?」
俺が彼にそう聞くと、彼は黙って口笛を吹く。
いや...、厳密には口笛では無いのかもしれないが、彼は口に手を置いて口笛らしき形を作りなにかをしていた。
正直何をやっているのか分からないが、どうやら獣鬼団にのみ理解可能な音でも放っているようだと言うことに気がつく。
なぜなら、彼が口笛を吹いた瞬間から森の中がざわめき、慌ただしくなったからだ。
「何が起こるんだ?」
期待と不安で胸の中が一杯になっていると、それらは姿を現した。
目の前にいるうさぎさんと同種族らしいうさぎさん達が一斉に俺たちを囲むようにして現れ「我ら獣鬼団の旗持ち係!」と叫んでは旗を振り回している。
見た目が非常に愛くるしい為、とっても可愛いと思えるな。
そして次に現れたんはピンクの丸いボール型の獣鬼。
一応単なる丸ではなく、頭らしき部分の左右に耳が付いていて、それをバタつかせて飛んでいる姿は何処と無く可愛らしい...。
「獣鬼団の先遣隊推参!!」
と各々が持っている木で作られた剣やら槍を手に言葉を並べる。
そして空から緑色の体毛を持った小鳥達が集団で押し寄せ、俺たちの上を舞いながら「獣鬼団の強襲部隊!見参!!」と言い張っていた。
うん!今のところすっごく可愛らしい魔物しか出て来てないね。
実際の実力がどれほどの物か知らないけれど、見た目だけは完全にファンシーで女子受けしそうな見た目を全員がしている。
そう、言うなれば土産屋に置いてあるぬいぐるみといった風情が強い。
ティラスの元の姿を見る限り、もっとごついライオンとかゾウとかが出てくるのかと思いきや、意外と獣鬼団の面々は可愛らしい形をしている者が多い。
どう考えても愛玩用のペットにすれば人気が出そうな奴らばかり出てくるから、戦力的に大丈夫なのかと少し心配してしまう。
しかし、そんな不安は次の回で消し飛んでしまうのでした。
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