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演習終了

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 その後もサイラ海軍の実力を見ていましたが、ほぼ100発100中と言った所でした。

 たしかに数発程外していましたが、以前に見たミユキのきゃのん☆状態よりも圧倒的に高い命中精度を誇っているように見えます。

 それはミユキ自身も感じ取っているようで「私ではあそこまで綺麗に決める事はできません」と呟いている。

 まあ、本職である彼ら海軍と、元がドラゴンであるミユキとでは実戦経験が違いすぎるから当たり前と言えば当たり前だがな...。

 明らかになる技量の差に彼女自身何か思う所があるのだろう。

 ちゃんと最期の1発まで砲台の角度や威力などを確認し、学習しているようでした。

 2時間にも及ぶ演習のお陰で、大体の戦力は理解できたと思います。

 艦長室から降りてくるサイラ海軍の艦長はニマッと笑い立派なヒゲを震わせました。

「どうかな?、我が海軍の力量は...」

「いや~...、思ってたよりも数段上でした、素晴らしい技量です」

 ここは彼らを褒めるべきだろう。

 彼らの素晴らしい技術には感服した。

「是非ともギサラ討伐のメンバーにあなた方も入れたいと思いました」

 握手をする為に手を出すと、彼もそれに応じてくれる。

「ああいいでしょう、聞いた話ではギサラという男、人間でありテイマーらしいですな、しかもテイマーが人間さえも操り人形と化していると...、見過ごせた話ではありませんし、パルナ様直々の命令とあればこもこのサイラ海軍一同全力を持って参戦いたします!」

 これほどまでに圧倒的な力を戦力に加えられるのは幸運だと言えるでしょう。

 というか...、サイラ王国は陸軍よりも海軍の方が強いのでしょうか?。

 ちょっと考えて見ましたが、よく考えると勇者であるディンのパーティがいました。

 カザイの4醒龍を倒せる実力者が揃っていただけに安心しきっていたのかも知れないと思うことにしましょう。

 と言うか人間の体でドラゴンをなぎ倒したディンのパーティってハンパじゃないな...。

 俺たちが魔族なだけにパワーインフレしてるだけであり、別にディン達が弱かったわけじゃ無い。

 俺と艦長の中で凄まじく熱い友情のような物が燃え盛る中、友好を結べたような気がしました。

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