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円卓会議⑨
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パンっ!。
突然渇いた音が鳴り響いたのでそこに注目が集まる。
そこにいたのは勿論我らが王アリカだ。
彼女はゆっくりと口を動かして私達に問いかけました。
「まあまずは静かにしようか」
この場を設けたのは恐らく彼女でしょう。
ですから皆が彼女の言葉に耳を傾ける。
「システィの反応もっともだしカズラが出席する事を黙っていた事は謝罪しよう、だけどここは一度冷静になって考えて欲しい...」
彼女はティラスの方にウィンクをすると、彼は静かに頷く。
それを見たアリカはこほんと咳をこみ話始めた。
「実はな...、ティラス達獣鬼団が守っていた【獣鬼団の秘宝】は世界を崩壊させるだけの物らしいんだ」
彼女の言う世界を崩壊させる【秘宝】とやらの存在に興味は惹かれますけど、それだけじゃパンチが弱い。
当然システィを満足させる内容ではないだろう。
「らしい?、らしいという曖昧な意見だけでこやつと手を組めと言うのか?」
相変わらずの毛嫌い様を全身で表現する彼女。
白い髪を逆だたせ、尻尾を激しく左右に振り威嚇しているのが良い証拠だ。
それを見たカズラがふっと笑う。
「やれやれ...君には随分と嫌われたものだな」
「当然じゃ!、人間だった時のわし達を騙しておいて今更許せるわけないのじゃ!」
バチバチと火花が飛び散る2人の間に割って入るアリカ。
「まあまあそこを抑えて、ここは一緒に戦おうじゃないか」
なんとしてもカズラを頭数に入れたいアリカと、絶対にカズラと組みたくないシスティの言い合いが始まる!。
「抑えられるわけないのじゃ!!、だいたいわしが死んだのも此奴のせいなのじゃぞ!、そんな奴とどうしても手を組めと言うのであれば、ここで此奴をわしが殺してでも拒否するぞ!」
銃剣の銃口をカズラに向けて戦闘態勢に入る彼女の前に立つアリカ。
円卓の上に立ち彼女はこう呟いた。
「システィが怒るのも無理はない、だからその怒りは全て俺にぶつけてくれ」
「何を訳の分からない事を抜かしておるのじゃ!、いいからどけ!この場で此奴を葬ってくれる!」
依然として殺伐とした空気感が抜けないまま、円卓会議は最終局面を迎えるのでした。
突然渇いた音が鳴り響いたのでそこに注目が集まる。
そこにいたのは勿論我らが王アリカだ。
彼女はゆっくりと口を動かして私達に問いかけました。
「まあまずは静かにしようか」
この場を設けたのは恐らく彼女でしょう。
ですから皆が彼女の言葉に耳を傾ける。
「システィの反応もっともだしカズラが出席する事を黙っていた事は謝罪しよう、だけどここは一度冷静になって考えて欲しい...」
彼女はティラスの方にウィンクをすると、彼は静かに頷く。
それを見たアリカはこほんと咳をこみ話始めた。
「実はな...、ティラス達獣鬼団が守っていた【獣鬼団の秘宝】は世界を崩壊させるだけの物らしいんだ」
彼女の言う世界を崩壊させる【秘宝】とやらの存在に興味は惹かれますけど、それだけじゃパンチが弱い。
当然システィを満足させる内容ではないだろう。
「らしい?、らしいという曖昧な意見だけでこやつと手を組めと言うのか?」
相変わらずの毛嫌い様を全身で表現する彼女。
白い髪を逆だたせ、尻尾を激しく左右に振り威嚇しているのが良い証拠だ。
それを見たカズラがふっと笑う。
「やれやれ...君には随分と嫌われたものだな」
「当然じゃ!、人間だった時のわし達を騙しておいて今更許せるわけないのじゃ!」
バチバチと火花が飛び散る2人の間に割って入るアリカ。
「まあまあそこを抑えて、ここは一緒に戦おうじゃないか」
なんとしてもカズラを頭数に入れたいアリカと、絶対にカズラと組みたくないシスティの言い合いが始まる!。
「抑えられるわけないのじゃ!!、だいたいわしが死んだのも此奴のせいなのじゃぞ!、そんな奴とどうしても手を組めと言うのであれば、ここで此奴をわしが殺してでも拒否するぞ!」
銃剣の銃口をカズラに向けて戦闘態勢に入る彼女の前に立つアリカ。
円卓の上に立ち彼女はこう呟いた。
「システィが怒るのも無理はない、だからその怒りは全て俺にぶつけてくれ」
「何を訳の分からない事を抜かしておるのじゃ!、いいからどけ!この場で此奴を葬ってくれる!」
依然として殺伐とした空気感が抜けないまま、円卓会議は最終局面を迎えるのでした。
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