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円卓会議⑦
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「この城の城主は魔王の来訪にお茶の1つも出さないのかい?」
明らかに調子に乗った表情を浮かべたまま、私たちの事を眺めてくる彼の表情は楽しそうだ。
「悪いが、お前に出すお茶はない!」
私とシスティが彼を睨みつけていると...!。
「まあまあ皆さん、そう慌てなさんなって」
アリカの奴が意気揚々としゃしゃり出て声を出す。
「ミユキ!彼にお茶を!」
「アリカ様...本気ですか?」
アリカの発言にミユキも含めた私達は困惑するしかない。
お茶を手渡されたカズラはミユキに俺を呟いた。
「ありがとう」
たとえ彼に礼を言われたとしても、ミユキは警戒を怠らない。
いつ彼が暴れ出しても取り押さえられるように、常に戦闘態勢へと入れる構えを取っておく。
ここにいる全員がカズラと言う存在の登場に度肝を抜かれていると言うのに、アリカだけは普通に接しているのが不思議でならない。
「なぁカズラ、ここに顔を出してくれたって事は今回の件手伝ってくれるんだろ?」
(今回の件?)
私はアリカが彼に何か願い事をしているのだと思った。
彼はその言葉を聞くと首を縦に振る。
「ああいいだろう、俺もギサラ討伐に加わろう」
その言葉に一番驚いていたのはシスティだ。
「な...なんじゃと!!?」
勿論、パルナとディンも明らかに驚いているし、私自身もアリカの仕込んだギャグに思えてならない。
しかし、カズラの表情は笑いながらも至って真面目だった。
「ああ...、実は俺も奴に私怨があってな...、奴を殴れるチャンスがあると聞いて魔王アリカの誘いに乗ってやったと言う訳だ...」
「魔王だなんて...そんな///」
本物の魔王に魔王と呼ばれて喜んでいるのが丸わかりなアリカはとっても嬉しそうにしている。
過程がどうなっているのか全く分からないが、とにかく凄いことが起きていることは間違いない。
あのカズラが討伐隊に加わってくれると言うのであれば、戦力が大幅に上がる事に異論はないのだが...。
「ダメじゃ!」
反対する者が現れるのも当然である。
システィが声を荒げながら、私達に忠告し始めるのでした。
明らかに調子に乗った表情を浮かべたまま、私たちの事を眺めてくる彼の表情は楽しそうだ。
「悪いが、お前に出すお茶はない!」
私とシスティが彼を睨みつけていると...!。
「まあまあ皆さん、そう慌てなさんなって」
アリカの奴が意気揚々としゃしゃり出て声を出す。
「ミユキ!彼にお茶を!」
「アリカ様...本気ですか?」
アリカの発言にミユキも含めた私達は困惑するしかない。
お茶を手渡されたカズラはミユキに俺を呟いた。
「ありがとう」
たとえ彼に礼を言われたとしても、ミユキは警戒を怠らない。
いつ彼が暴れ出しても取り押さえられるように、常に戦闘態勢へと入れる構えを取っておく。
ここにいる全員がカズラと言う存在の登場に度肝を抜かれていると言うのに、アリカだけは普通に接しているのが不思議でならない。
「なぁカズラ、ここに顔を出してくれたって事は今回の件手伝ってくれるんだろ?」
(今回の件?)
私はアリカが彼に何か願い事をしているのだと思った。
彼はその言葉を聞くと首を縦に振る。
「ああいいだろう、俺もギサラ討伐に加わろう」
その言葉に一番驚いていたのはシスティだ。
「な...なんじゃと!!?」
勿論、パルナとディンも明らかに驚いているし、私自身もアリカの仕込んだギャグに思えてならない。
しかし、カズラの表情は笑いながらも至って真面目だった。
「ああ...、実は俺も奴に私怨があってな...、奴を殴れるチャンスがあると聞いて魔王アリカの誘いに乗ってやったと言う訳だ...」
「魔王だなんて...そんな///」
本物の魔王に魔王と呼ばれて喜んでいるのが丸わかりなアリカはとっても嬉しそうにしている。
過程がどうなっているのか全く分からないが、とにかく凄いことが起きていることは間違いない。
あのカズラが討伐隊に加わってくれると言うのであれば、戦力が大幅に上がる事に異論はないのだが...。
「ダメじゃ!」
反対する者が現れるのも当然である。
システィが声を荒げながら、私達に忠告し始めるのでした。
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