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円卓会議⑤
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「これは獣鬼団の団長である私が決めたことだ...、異論は認めない!」
「ダメじゃ!ダメじゃ!、あやつはまだ若い!、若い者を戦場に送るつもりか!?」
明らかに殺伐とした空気を漂わせるティラスとシスティにアリカが言いよる。
「システィもティラスも落ち着け、どちらの言い分も分かるが俺はティラスの話に賛成だ」
彼女の言葉に机を叩く冥帝。
「何じゃと!?、貴様!まさかトラスを戦場の最前線に送り込もうと言うのか!?」
取り乱したかのように髪の毛を逆立たせ、尻尾を左右に激しく振る彼女。
ここまで興奮しているシスティの姿は見たことがない。
それほどまでにトラスの事が大事なのだろうか?。
思い返せば彼女はトラスの事を妹と言っていた。
いつのまにそこまで親密な関係になったのか知らないが、ここでは私情を挟み込まないで欲しいのも事実である。
私達には強い戦力が少しでも多く必要なのだ。
その点を加味すれば、年齢こそ幼いであろうトラスも加入条件は充分に満たしているだろう。
(んっ...待てよ...?、トラスが気にしているのはもしかして年齢なのか?)
思わず私はティラスに向かって声を出していた。
「なあティラス、トラスって何歳なんだ?」
突然そんな事を聞いてきた私に対して若干戸惑う彼だったが、すぐ様取り直し質問に答えてくれた。
「今年で10歳...だ」
妙に歯切れの悪い回答だがシスティは「ほれ見たことか!」と強気な発言を繰り返す。
「トラスはまだ10歳じゃぞ!、戦いに参加しても良い年齢ではないわい!」
ドヤ顔でおっぱいを揺らす彼女に私は事実を突き出してやる。
「10歳で戦いに参加してはいけないなんてルールはない、システィだって10歳より以前に戦ったことくらいあるだろう?」
「ぬぅ...じゃが...!」
痛いところを突かれてしまったとばかりに顔が明らかに悪くなっていく彼女に追撃をかます。
「それに私は5歳だぞ、それに関しては何も言わないのか?」
さらっと呟いた私の言葉にここにいた皆が声を出して驚いていた。
「「「「「ええ~!!」」」」」
システィやパルナはともかく、お前は驚くなよアリカ!!。
まさか呼び出し主であるアリカでさえ気がついていなかったとはな...。
私は苦笑しながらも、真実を語った事に価値を見出していた。
少なくともこれでトラスを戦場に出さないと言う理由にはならないだろう。
なぜなら、私の方は遥かに年下だからだ!。
私の謎の自信と共に円卓会議は進んでいくのでした。
「ダメじゃ!ダメじゃ!、あやつはまだ若い!、若い者を戦場に送るつもりか!?」
明らかに殺伐とした空気を漂わせるティラスとシスティにアリカが言いよる。
「システィもティラスも落ち着け、どちらの言い分も分かるが俺はティラスの話に賛成だ」
彼女の言葉に机を叩く冥帝。
「何じゃと!?、貴様!まさかトラスを戦場の最前線に送り込もうと言うのか!?」
取り乱したかのように髪の毛を逆立たせ、尻尾を左右に激しく振る彼女。
ここまで興奮しているシスティの姿は見たことがない。
それほどまでにトラスの事が大事なのだろうか?。
思い返せば彼女はトラスの事を妹と言っていた。
いつのまにそこまで親密な関係になったのか知らないが、ここでは私情を挟み込まないで欲しいのも事実である。
私達には強い戦力が少しでも多く必要なのだ。
その点を加味すれば、年齢こそ幼いであろうトラスも加入条件は充分に満たしているだろう。
(んっ...待てよ...?、トラスが気にしているのはもしかして年齢なのか?)
思わず私はティラスに向かって声を出していた。
「なあティラス、トラスって何歳なんだ?」
突然そんな事を聞いてきた私に対して若干戸惑う彼だったが、すぐ様取り直し質問に答えてくれた。
「今年で10歳...だ」
妙に歯切れの悪い回答だがシスティは「ほれ見たことか!」と強気な発言を繰り返す。
「トラスはまだ10歳じゃぞ!、戦いに参加しても良い年齢ではないわい!」
ドヤ顔でおっぱいを揺らす彼女に私は事実を突き出してやる。
「10歳で戦いに参加してはいけないなんてルールはない、システィだって10歳より以前に戦ったことくらいあるだろう?」
「ぬぅ...じゃが...!」
痛いところを突かれてしまったとばかりに顔が明らかに悪くなっていく彼女に追撃をかます。
「それに私は5歳だぞ、それに関しては何も言わないのか?」
さらっと呟いた私の言葉にここにいた皆が声を出して驚いていた。
「「「「「ええ~!!」」」」」
システィやパルナはともかく、お前は驚くなよアリカ!!。
まさか呼び出し主であるアリカでさえ気がついていなかったとはな...。
私は苦笑しながらも、真実を語った事に価値を見出していた。
少なくともこれでトラスを戦場に出さないと言う理由にはならないだろう。
なぜなら、私の方は遥かに年下だからだ!。
私の謎の自信と共に円卓会議は進んでいくのでした。
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