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蛙の試練⑤
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襲いかかってくる大蛇にティアの魔法が炸裂する!。
「【火炎魔法】!!」
遠距離まで届くように手の形を銃にし、炎の魔法を噴出した!。
炎が燃え盛り、大蛇の皮膚に炎が当たるのだが...。
「嘘っ!炎弾いてる!?」
ティアが叫んだように、大蛇の皮膚には魔法耐性があるようだ。
「ならこれは!?」
私が水でできたカッターを作り出し、それをそのまま投げてみる。
しかし、私のカッターでみ大蛇の皮膚に傷を付けるだけで終わってしまう。
「硬いな...」
思っていたよりも皮膚が硬い。
攻めあぐねていると、大蛇の攻撃が始まった。
「【毒の息】」
大蛇の口から紫色の息が吐き出される。
それを見た私は急いでティアの手を取り勢いよくジャンプして天井に張り付く。
「きゃっ!」
叫ぶ彼女の心情など知ったことでは無い。
とにかく毒が体に入らない天井に張り付き、毒が晴れるのを待つ。
(私は大丈夫だけど、ティアが毒にかかったら大変だからね...)
片手を天井にもう片手でティアの体重を支える。
大蛇は一瞬私達を見失ったが、見つかるのは時間の問題だろう。
そう思っていると、ティアが私に質問してきた。
「ケロナ様、あの毒の息って燃えませんかね?」
「毒の息が燃える?、どういう事だ?」
「いえ、私は以前【毒の息】を吐く魔物と対峙した事があるのですが、カウンター気味に決めた【火炎魔法】が【毒の息】に当たって発火したんですよね」
もしも彼女の経験が本当なら、これでけ【毒の息】が充満した部屋に発火などしようものなら、凄まじい火炎となって奴を倒せるかもしれないと言う事だろう。
一応迫り来る二酸化炭素と炎からから身を守るため、自身の周りに【バブルトラップ】による守りを固めておく。
「よしっ!、準備はできた!、行け!ティア!」
私の号令と共に彼女は【火炎魔法】を【毒の息】に向かって放ち、すぐさま【バブルトラップ】の中に潜り込む。
彼女の放った炎が毒の空気に当たると、当たった箇所から全土に渡って勢いよく燃え盛る!!。
「ギシャァァァァ!!!」
大蛇の体が焼き焦がれ、なんとも言えない断末魔をあげている。
私たちは水で作られている【バブルトラップ】のおかげで炎と二酸化炭素から守られているが、奴は炎の熱と二酸化炭素による中毒から地獄の苦しみを得ているだろう。
数分が経過し、奴が黒焦げになったのを確認した後に地上に降り立った。
「やりましたよ!、作戦勝ちですね!」
「ああ、【毒の息】その物を焼くなんていう案を出してくれたティアのお陰だ」
「ふふん♪、そうでしょ?、ではこの黒焦げの中身を鍋に入れて蛇鍋にしちゃいましょう!、結構美味しいんですよ♪」
そう言いながら走り出す彼女の姿はとても嬉しそうだった。
「よしっ、取り敢えず奴は倒せたみたいだし、私は次の部屋の探索でもしていようか...」
そう思った矢先でした。
「あっ...!」
いきなりティアの声が聞こえてきたのは。
「【火炎魔法】!!」
遠距離まで届くように手の形を銃にし、炎の魔法を噴出した!。
炎が燃え盛り、大蛇の皮膚に炎が当たるのだが...。
「嘘っ!炎弾いてる!?」
ティアが叫んだように、大蛇の皮膚には魔法耐性があるようだ。
「ならこれは!?」
私が水でできたカッターを作り出し、それをそのまま投げてみる。
しかし、私のカッターでみ大蛇の皮膚に傷を付けるだけで終わってしまう。
「硬いな...」
思っていたよりも皮膚が硬い。
攻めあぐねていると、大蛇の攻撃が始まった。
「【毒の息】」
大蛇の口から紫色の息が吐き出される。
それを見た私は急いでティアの手を取り勢いよくジャンプして天井に張り付く。
「きゃっ!」
叫ぶ彼女の心情など知ったことでは無い。
とにかく毒が体に入らない天井に張り付き、毒が晴れるのを待つ。
(私は大丈夫だけど、ティアが毒にかかったら大変だからね...)
片手を天井にもう片手でティアの体重を支える。
大蛇は一瞬私達を見失ったが、見つかるのは時間の問題だろう。
そう思っていると、ティアが私に質問してきた。
「ケロナ様、あの毒の息って燃えませんかね?」
「毒の息が燃える?、どういう事だ?」
「いえ、私は以前【毒の息】を吐く魔物と対峙した事があるのですが、カウンター気味に決めた【火炎魔法】が【毒の息】に当たって発火したんですよね」
もしも彼女の経験が本当なら、これでけ【毒の息】が充満した部屋に発火などしようものなら、凄まじい火炎となって奴を倒せるかもしれないと言う事だろう。
一応迫り来る二酸化炭素と炎からから身を守るため、自身の周りに【バブルトラップ】による守りを固めておく。
「よしっ!、準備はできた!、行け!ティア!」
私の号令と共に彼女は【火炎魔法】を【毒の息】に向かって放ち、すぐさま【バブルトラップ】の中に潜り込む。
彼女の放った炎が毒の空気に当たると、当たった箇所から全土に渡って勢いよく燃え盛る!!。
「ギシャァァァァ!!!」
大蛇の体が焼き焦がれ、なんとも言えない断末魔をあげている。
私たちは水で作られている【バブルトラップ】のおかげで炎と二酸化炭素から守られているが、奴は炎の熱と二酸化炭素による中毒から地獄の苦しみを得ているだろう。
数分が経過し、奴が黒焦げになったのを確認した後に地上に降り立った。
「やりましたよ!、作戦勝ちですね!」
「ああ、【毒の息】その物を焼くなんていう案を出してくれたティアのお陰だ」
「ふふん♪、そうでしょ?、ではこの黒焦げの中身を鍋に入れて蛇鍋にしちゃいましょう!、結構美味しいんですよ♪」
そう言いながら走り出す彼女の姿はとても嬉しそうだった。
「よしっ、取り敢えず奴は倒せたみたいだし、私は次の部屋の探索でもしていようか...」
そう思った矢先でした。
「あっ...!」
いきなりティアの声が聞こえてきたのは。
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