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あの時と同じ
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「やめろよそういうの...」
「はいっ?」
さっきまで気持ち悪がっていた彼が、突然そんな事を呟き始めたので困惑する私。
(どこかで間違えたかな?)
そう思いながら思い返して見ても、やっぱりミスはありません。
彼はチョコを食べ終わると、すぐさま私を訓練場に連れて行きました。
~訓練場~
突然こんな場所に連れてこられてびっくりしていた私ですが、彼はいたって真剣な表情で私の事を見据えています。
「ルールはあの時と同じ、この線からはみ出た方が負けだ、ただ今回は勝った方の言う事をなんでも1つ聞くというルールを追加させてもらう」
殆どあの時と同じルールで私に再戦したいという事でしょうか?。
そういう事なら受けてたちます!。
でも、スカートが長くて邪魔なので、対戦前にスカートを脱ぎました。
スカートを脱いだのでパンツが丸見えになってしまいますが、今の私にはそんな事どうでもいいのです。
目の前でやる気を出しているツグミ君がいる事に凄く興奮している自分がいるのでした。
彼も別に不恰好な私の姿を笑う事もせず、ただ真剣に短剣を構える。
(なんか良いなこういうの...)
やるかやられるかの真剣勝負。
野生での戦いに空気感が似ています。
今回はいきなり【野生解放】状態からスタートした方が良さそうですね。
「行くぞ」
「いつでもどうぞ」
未だ直らない私の口調を聞いて舌打ちをする彼。
「気持ち悪いな、その言葉使い」
「【女子力】を上げろと言ったのはあなたでしょ?」
「そこまで上げろとは言っていない、最低限のマナーをトラスは覚えるべきだと思っただけだ」
「あら、それなら好都合では?、私はあなたのおかげでかなり【女子力】を高められたのですから」
私の答えが彼にとって不服なようで、顔をしかめている。
「そういう意味じゃないんだよな、だって今のお前絶対無理してるだろ?」
「無理なんかしてません」
(嘘!、本当はめっちゃ無理してる!!)
でも、それを悟られてはいけません。
彼が【女子力】を無理してあげているように見せかけた私を助けようとするシナリオを考えたのがお姉ちゃんでした。
わしの言う通りにすれば全部大丈夫!!解決じゃ!と言い残し、自分は影から私達のやり取りを見ています。
時々グッと拳を握ったりして「頑張るのじゃぞ」と言っているように思えました。
言われなくても頑張る!!。
私はそう心に決めて、再び駆け出すのでした。
「はいっ?」
さっきまで気持ち悪がっていた彼が、突然そんな事を呟き始めたので困惑する私。
(どこかで間違えたかな?)
そう思いながら思い返して見ても、やっぱりミスはありません。
彼はチョコを食べ終わると、すぐさま私を訓練場に連れて行きました。
~訓練場~
突然こんな場所に連れてこられてびっくりしていた私ですが、彼はいたって真剣な表情で私の事を見据えています。
「ルールはあの時と同じ、この線からはみ出た方が負けだ、ただ今回は勝った方の言う事をなんでも1つ聞くというルールを追加させてもらう」
殆どあの時と同じルールで私に再戦したいという事でしょうか?。
そういう事なら受けてたちます!。
でも、スカートが長くて邪魔なので、対戦前にスカートを脱ぎました。
スカートを脱いだのでパンツが丸見えになってしまいますが、今の私にはそんな事どうでもいいのです。
目の前でやる気を出しているツグミ君がいる事に凄く興奮している自分がいるのでした。
彼も別に不恰好な私の姿を笑う事もせず、ただ真剣に短剣を構える。
(なんか良いなこういうの...)
やるかやられるかの真剣勝負。
野生での戦いに空気感が似ています。
今回はいきなり【野生解放】状態からスタートした方が良さそうですね。
「行くぞ」
「いつでもどうぞ」
未だ直らない私の口調を聞いて舌打ちをする彼。
「気持ち悪いな、その言葉使い」
「【女子力】を上げろと言ったのはあなたでしょ?」
「そこまで上げろとは言っていない、最低限のマナーをトラスは覚えるべきだと思っただけだ」
「あら、それなら好都合では?、私はあなたのおかげでかなり【女子力】を高められたのですから」
私の答えが彼にとって不服なようで、顔をしかめている。
「そういう意味じゃないんだよな、だって今のお前絶対無理してるだろ?」
「無理なんかしてません」
(嘘!、本当はめっちゃ無理してる!!)
でも、それを悟られてはいけません。
彼が【女子力】を無理してあげているように見せかけた私を助けようとするシナリオを考えたのがお姉ちゃんでした。
わしの言う通りにすれば全部大丈夫!!解決じゃ!と言い残し、自分は影から私達のやり取りを見ています。
時々グッと拳を握ったりして「頑張るのじゃぞ」と言っているように思えました。
言われなくても頑張る!!。
私はそう心に決めて、再び駆け出すのでした。
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