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降参
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「聞こえなかったか?、僕の負けだ、あんなの連発されたらいつかは躱しきれなくなるし、それが双打ってことは毎回2発?死ぬわアホか」
片手を振り、やってられるか!というようなそぶりを見せてくる彼。
至極真っ当な答えですが、それでもそれをどうやって対抗してくるのかを見ているのが楽しいのに、こんな事を言われては興が冷める。
「ええ~...、そこをどうにかして越えようよ...、私だって技見せたんだからツグミも見せてよ」
「やだ、僕の技は一度見られるとかなり対抗しやすくなっちゃう一発芸だから」
一発芸?どういう事だろうか?。
「一発芸?どういう事?」
「簡単に言うと、対抗策を見つけやすい弱点の多い技って事だ、トラスがさっき使った【龍殺し】は基本的にどんな相手にも使える強い技だとすれば、僕の技はとんでもなく場所と相手を選ぶ弱い技だってことさ」
自分の技を強いと言ってくれるのは正直言って嬉しい♪。
「私の技が強いだなんて...、えへへ~♪」
頭を掻きながら笑顔を浮かべる私。
「ああ、【力】その一点に関してトラスは秀でていると思うよ【力】はね」
棘のある言い方に少しムカついてきました。
「【力】があることはいい事でしょうが!!」
「まあね、普通の戦闘や日常生活においては確かに【力】は必要だ」
クスクスと笑う彼の意図が見えてこない。
【力】がある事はいい事のはずなのになんでしょうか?、この違和感は...。
「いや~...、まさか【女の子】がこれだけの【怪力】を持っているなんてな~、トラスって顔はいいのに残念だな~」
「結局...何が言いたいの?」
「まだ分からないのか?怪力女は絶対に男にモテない!」
きっぱりとそう言ってくる彼の言葉に耳を疑う!。
「嘘だ!!、力のある女の子っていいよな!?、なあチュリア!」
「ええと...、一般的に男性にモテるのはおとしやかで力の弱い女性ですね...、男性は自分よりか弱い女の子を好みますから...、一般男性目線でみるとトラスさんの怪力はちょっと...」
とチュリア。
焦った私は続けざまにリュアにも同じ質問をする。
「リュアはどう思う!?」
「う...うん、トラッちゃんには悪いけど、こればっかりはチュリアと同意見だ...」
「そんなリュアまで...!」
チュリアとそう言われては、力の弱い女の子がモテるというのは本当なのでしょう。
「んっ?でも待てよ!?」
なんかこれ私が負けてるみたいですけど...。
「私勝ってるよね!?、なんでそんな事言われなきゃいけないの!?」
「トラスってからかい甲斐があるな!」
そう言って一目散に逃げ出す彼を追いかける私!。
「あ~!!、適当言って自分の立場を上げようとしているな~!!、絶対に許さない!!」
顔を真っ赤にしながらツグミ君を追いかける私の姿は、なぜか皆から微笑みかけられているのでした。
片手を振り、やってられるか!というようなそぶりを見せてくる彼。
至極真っ当な答えですが、それでもそれをどうやって対抗してくるのかを見ているのが楽しいのに、こんな事を言われては興が冷める。
「ええ~...、そこをどうにかして越えようよ...、私だって技見せたんだからツグミも見せてよ」
「やだ、僕の技は一度見られるとかなり対抗しやすくなっちゃう一発芸だから」
一発芸?どういう事だろうか?。
「一発芸?どういう事?」
「簡単に言うと、対抗策を見つけやすい弱点の多い技って事だ、トラスがさっき使った【龍殺し】は基本的にどんな相手にも使える強い技だとすれば、僕の技はとんでもなく場所と相手を選ぶ弱い技だってことさ」
自分の技を強いと言ってくれるのは正直言って嬉しい♪。
「私の技が強いだなんて...、えへへ~♪」
頭を掻きながら笑顔を浮かべる私。
「ああ、【力】その一点に関してトラスは秀でていると思うよ【力】はね」
棘のある言い方に少しムカついてきました。
「【力】があることはいい事でしょうが!!」
「まあね、普通の戦闘や日常生活においては確かに【力】は必要だ」
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【力】がある事はいい事のはずなのになんでしょうか?、この違和感は...。
「いや~...、まさか【女の子】がこれだけの【怪力】を持っているなんてな~、トラスって顔はいいのに残念だな~」
「結局...何が言いたいの?」
「まだ分からないのか?怪力女は絶対に男にモテない!」
きっぱりとそう言ってくる彼の言葉に耳を疑う!。
「嘘だ!!、力のある女の子っていいよな!?、なあチュリア!」
「ええと...、一般的に男性にモテるのはおとしやかで力の弱い女性ですね...、男性は自分よりか弱い女の子を好みますから...、一般男性目線でみるとトラスさんの怪力はちょっと...」
とチュリア。
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「う...うん、トラッちゃんには悪いけど、こればっかりはチュリアと同意見だ...」
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「んっ?でも待てよ!?」
なんかこれ私が負けてるみたいですけど...。
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「トラスってからかい甲斐があるな!」
そう言って一目散に逃げ出す彼を追いかける私!。
「あ~!!、適当言って自分の立場を上げようとしているな~!!、絶対に許さない!!」
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