TS系最弱な美幼女魔王ちゃんとなった俺は、何故か自分が生み出した使い魔達と無敵のダンジョンを作ることになったんだが！！

嬉しい...

「...えっ！？どしたの急に！？」

　いきなり泣き始めるミユキについていけない俺。

「だって...、アリカ様が私の事を対・等・に見てくださると言われたので...、嬉しくないわけがないじゃないですか...」

(えぇ...、俺は当たり前のことを言っただけなんだけどな...、てかミユキの泣き顔なんて始めてみた...)

　普段からクールであまり自分を出さない彼女が、目の前で泣いているのを見ると、彼女も感情のある生物なんだなと思わずにはいられない。

　青髪の美しいメイドドラゴンが嬉し泣きしている様子は、正直言って可愛い♡。

(やばい！こんな所で興奮するなよ俺！！)

　せっかくの感動的なシーン(？)が台無しになってしまうと思い、必死に性欲を堪える。

「...ふぅ」

　間一髪の所で性欲を抑え込めた。

「アリカ様...」

「ひゃい！！なんでしょう！？」

　押さえ込んだ瞬間を狙われたように思えたので、一瞬変な声が上がる。

「一緒に食事を楽しんでも良いでしょうか？」

　どことなく恥ずかしそうに顔を赤く染めた彼女がそこにはいました。

　そんな彼女を見ていると、NOと言うわけがありません！。

「ああ！！いいぜ！一緒に食べような！」

　俺はニコニコしながら彼女の提案を受け入れました。

　～食事中♡～

　俺は持ってきたアイスを救いながら口に運ぶ。

「んっ♡甘～い♡」

　滑らかな口溶け感とひんやりとした甘さがこれまた絶品だ♡。

　スプーンでアイスを掬う手が止まらない♡。

「アリカ様、私めがスプーンをお持ちしましょうか！？」

　いきなりそんな事を言われたので、ちょっとだけお願いしてみたくなった。

「おお！、頼むぜ！」

「はいっわかりました！、アリカ様♡あ～ん♡」

「あ～ん♡」

　俺はミユキから送られてくるアイスの味を噛みしめる♡。

「うん甘い！！」

　美味しさは変わらないけれど、ちょっとだけ幸福感が上がったような気がしなくもない。

「じゃあ次は俺も番な！、はいミユキ、あ～ん」

　俺が彼女に食べさせようとすると、ちょっとだけ恥ずかしそうにしていましたが、食べてくれました♡。

「あ～ん♡う～ん♡美味しいです♡」

「だろっ？、アイスはいつの時代も美味しいのだ！！」

　俺はなんとなくミユキと打ち解けたかな？と感じながら、今日という日を幸せに過ごしたのでした。