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【いーびるあい☆】
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俺たちはミユキの回復を待ちつつも、情報集めに出ていた。
ケロナは【ダンジョン】周りの地形を下調べに、リュアは上空からノース漁村の様子を伺い、ルキィは海岸の水質などを調べるそうだ。
俺はまうす☆達からの交信を待ちつつも、他3人とも常に【テレパス】による念話を行う。
何かあった時には直ぐに駆けつけれるように手配もしてある。
最悪【ゲート】の魔法を使えば緊急脱出も可能だからこそ、危ない場所の探索を行えるのだ!。
(いや~...、【テレパス】有能すぎない!?、これ自体は大した性能じゃないけど、【キャラメイキング】や【ゲート】と組み合わせる事で凄く戦略の幅が広がった気がする...)
確かに言葉のみによる会話は危険を伴うと思うだろうが、それも解消済みだ。
~数分前~
「「「いーびるあい☆?」」」
3人共がキョトンとした顔で目を合わせる。
「ああ、皆にはこれを胸のあたりにつけておいて欲しいんだ」
そう言って1つ目のバッジを各自に渡す。
最初こそ不思議そうにしていた彼女達だったが、俺の説明を聞くと皆頷いてくれた。
「これは俺の持っている水晶と今渡したバッジを繋ぐものなんだ、例えば...、ケロナ!あっちの部屋に移動してみて!」
「?、分かった」
彼女が退室したのを見た2人が俺の水晶を見ると...。
「あっ!ケロナの見てる風景が映ってる!!」
「確かに...、これは向こうの部屋の映像...」
2人とも俺の作った生命体【いーびるあい☆】という道具の有用性に直ぐ気がついてくれた。
「でもまあ、少量の魔力を定期的に【いーびるあい☆】にあげないと眠っちゃうから気をつけてね」
「「はーい」」
2人とも納得してくれたようだ。
少量の魔力を定期的に失うだけで、軍全体を指揮する司令官に視覚情報を与えられるアドバンテージは絶大だ。
それだけで勝負が決まるわけではないが、伝令に戦力を割くこともなくリアルタイムで全員と情報共有ができるのは強みになるといえよう。
でも、流石に量産する時間はなかったので、幹部クラス全員に行き渡る量くらいしか作成できなかった。
先ほどの説明をケロナにもすると、喜んで承諾してくれた。
「なるほど...、確かにこれは便利だと思う」
「だろっ?、俺もよ~く無い頭を使って考えたんだよね~!」
(褒めて褒めて!)
そうアピールしてみる。
必死に目をパチクリ☆させ、露骨にあざと可愛いポーズをとる。
「...さっきから何してるの?」
流石に露骨すぎたのか、ジト目で見つめられてしまったので焦る!。
「べ...べつに...!、ふ~...ふ~...」
相変わらず下手くそな口笛で誤魔化そうとしていると...。
ふわっとしたになにかが頭に当てられた。
「えっ?」
「こうして欲しかったんでしょ?、アリカの顔を見ればわかる、でも...一回だけだからね!」
さわさわ...。
「あっ...」
暖かい手の温もりを感じる...。
頭を撫でられただけなのに凄く...、安心できる...。
(なんだろうこの感覚...)
その感覚を味わう俺だったが、そんな時間は長くは続かない。
「はいっ、おわり」
小っ恥ずかしそうな表情を浮かべた後、彼女は退室してしまう。
でも、俺の中には確かに『暖かな感情』が芽生えたのであった...。
ケロナは【ダンジョン】周りの地形を下調べに、リュアは上空からノース漁村の様子を伺い、ルキィは海岸の水質などを調べるそうだ。
俺はまうす☆達からの交信を待ちつつも、他3人とも常に【テレパス】による念話を行う。
何かあった時には直ぐに駆けつけれるように手配もしてある。
最悪【ゲート】の魔法を使えば緊急脱出も可能だからこそ、危ない場所の探索を行えるのだ!。
(いや~...、【テレパス】有能すぎない!?、これ自体は大した性能じゃないけど、【キャラメイキング】や【ゲート】と組み合わせる事で凄く戦略の幅が広がった気がする...)
確かに言葉のみによる会話は危険を伴うと思うだろうが、それも解消済みだ。
~数分前~
「「「いーびるあい☆?」」」
3人共がキョトンとした顔で目を合わせる。
「ああ、皆にはこれを胸のあたりにつけておいて欲しいんだ」
そう言って1つ目のバッジを各自に渡す。
最初こそ不思議そうにしていた彼女達だったが、俺の説明を聞くと皆頷いてくれた。
「これは俺の持っている水晶と今渡したバッジを繋ぐものなんだ、例えば...、ケロナ!あっちの部屋に移動してみて!」
「?、分かった」
彼女が退室したのを見た2人が俺の水晶を見ると...。
「あっ!ケロナの見てる風景が映ってる!!」
「確かに...、これは向こうの部屋の映像...」
2人とも俺の作った生命体【いーびるあい☆】という道具の有用性に直ぐ気がついてくれた。
「でもまあ、少量の魔力を定期的に【いーびるあい☆】にあげないと眠っちゃうから気をつけてね」
「「はーい」」
2人とも納得してくれたようだ。
少量の魔力を定期的に失うだけで、軍全体を指揮する司令官に視覚情報を与えられるアドバンテージは絶大だ。
それだけで勝負が決まるわけではないが、伝令に戦力を割くこともなくリアルタイムで全員と情報共有ができるのは強みになるといえよう。
でも、流石に量産する時間はなかったので、幹部クラス全員に行き渡る量くらいしか作成できなかった。
先ほどの説明をケロナにもすると、喜んで承諾してくれた。
「なるほど...、確かにこれは便利だと思う」
「だろっ?、俺もよ~く無い頭を使って考えたんだよね~!」
(褒めて褒めて!)
そうアピールしてみる。
必死に目をパチクリ☆させ、露骨にあざと可愛いポーズをとる。
「...さっきから何してるの?」
流石に露骨すぎたのか、ジト目で見つめられてしまったので焦る!。
「べ...べつに...!、ふ~...ふ~...」
相変わらず下手くそな口笛で誤魔化そうとしていると...。
ふわっとしたになにかが頭に当てられた。
「えっ?」
「こうして欲しかったんでしょ?、アリカの顔を見ればわかる、でも...一回だけだからね!」
さわさわ...。
「あっ...」
暖かい手の温もりを感じる...。
頭を撫でられただけなのに凄く...、安心できる...。
(なんだろうこの感覚...)
その感覚を味わう俺だったが、そんな時間は長くは続かない。
「はいっ、おわり」
小っ恥ずかしそうな表情を浮かべた後、彼女は退室してしまう。
でも、俺の中には確かに『暖かな感情』が芽生えたのであった...。
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