TS系最弱な美幼女魔王ちゃんとなった俺は、何故か自分が生み出した使い魔達と無敵のダンジョンを作ることになったんだが！！

嫁の怒り

「アリカ！！」

　バタンと扉を開き、リュアが姿を表す。

　中学生のような発育途中の体は未熟ながらも美しい...♡。

　などと言っている場合ではないだろう。

「なんだいリュア？、俺に何か用か？」

　とにかく平静を保つ俺だが、彼女は疑いの視線をやめてくれない。

「な～んか怪しんだよな～...」

　じ～っと俺の事を見つめてくる彼女の瞳が怖い...。

　ロムパが俺のベッドに寝ているので、まるで浮気現場みたいになってしまっているのが、心に重くのしかかってくる原因だと思えた。

(浮気現場の修羅場みたいでヤバ～イ！！)

　嫌な汗がぷつぷつと吹き出してくる...。

「アリカ？、なんでそんなに動揺しているの？」

「どどど...、どうようなんてしてないし！」

　明らかに挙動不審に陥る俺を見て、更に目つきを鋭く光らせる彼女。

「ねぇ、所で気になったんだけど...」

「はいっ！なんでしょう！」

　彼女は俺のベッドに指を指す。

「なんでアリカがそこにいるのに、ベッドの毛布が膨らんでいるの？」

(まずい！！)

　カツカツと音を立てながらベッドに向かう彼女を慌てて止める。

「なんでもないから、ほら！俺って抱き枕無いと眠れないんだよ！」

「私と寝た時には抱き枕なんてしてなかったよね？」

(...確かに！！)

　こんな嘘ではダメだ！、もっと本気で考えなくては。

　その瞬間！、この窮地を脱する秘策を思い浮かべてしまう！。

　俺は急に恥ずかしそうに足をもじもじさせてから、赤面してこう呟いた。

「じ...///、実はさっきまで激しくオナニーしてたから///、その...、ベッドの中がすごい事になってるから見られたくない...な///」

(決まった！、幼女が激しくオナニーした後のベッドになんて誰も調べたくないだろう！！、...、んっ？いや...まてよ...、これ...まずいかも...)

「アリカが激しくオナニーした後のベッド...♡」

　彼女はそれを聞くと笑みをこぼしていた。

「あの...リュアさん？」

「そうかそうか、それなら仕方ないなぁ♡、今日は私のベッドをアリカが使っていいから、アリカのベッドを私が使わせて貰うね♡」(性的に♡)

　バッ飛び上がり、俺のベッドにダイブする彼女。

「やめろぉぉぉ！！！」

　俺はそう叫んだのだが、もう遅い。

　彼女は俺のベッドの毛布を剥ぎ取り、可愛らしい寝顔の悪魔王が現れたとさ...。