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少年とメイドの稽古
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「ツグミ君、お話があるのですが」
「何っ?チュリア」
相変わらずメイド服を着ているツグミ君に声をかける私。
どうやらこの前の戦闘内で何か思いついた様で、メイド服のままでいいと彼が言ってくれたのには正直驚きましたが、今はどうでもいいことです。
それよりも、あれから数日経ってもアリカさま達が帰ってこない事の方が重要でした。
(山を4つ越えなくてはならないとは言え、ミユキ様がいればそんなに時間はかからないはず...、やっぱり何かあったのでは!?)
そう思いつつも、アリカ☆の加護が無くなった様な気配はない為、アリカが死んだなんて事は無いと思います。
が。
それならば、特訓できる内に特訓しておこうと思ったのです。
それでツグミ君に声をかけたのでした。
「ツグミ君...、私に剣を教えてくれませんか?」
「チュリアに僕の剣術を?」
一瞬困った様な表情を浮かべる彼は暫く考えてから口を動かし始める。
「う~ん...、悪いけど教えれる事は無いと思うな、僕とチュリアとじゃ体格が違いすぎる、僕の戦い方を真似した所でチュリアの戦法が良くなるとはおもえない」
事実を言われるのは結構きつい。
「そう...ですか...」
少し落ち込む私を見た彼は、やれやれとでも言うようにこう言ってくれました。
「だけど、実戦の練習相手ならできるよ、この前みたいに」
確かに、彼ほどの腕前があるのであれば、いい練習相手になると思えます!。
「よろしくお願いします!!」
この前の戦いで、私よりもツグミ君の方が上位の存在だと気がつかされているので下手にでましょう。
そうする事で相手の充足感を満たしてやれば...。
「分かった、僕でよければ相手になろう」
(ほらね、チョロい♡)
ニヤリと心の中で笑いながらも、顔には出さない。
「ありがとうございます!」
そして笑顔でお礼を言う。
(もしかして私ってちょっと腹黒いかな?)
そう思いながらも、このチャンスをモノにしようと奮闘し始める、私なのでした。
「何っ?チュリア」
相変わらずメイド服を着ているツグミ君に声をかける私。
どうやらこの前の戦闘内で何か思いついた様で、メイド服のままでいいと彼が言ってくれたのには正直驚きましたが、今はどうでもいいことです。
それよりも、あれから数日経ってもアリカさま達が帰ってこない事の方が重要でした。
(山を4つ越えなくてはならないとは言え、ミユキ様がいればそんなに時間はかからないはず...、やっぱり何かあったのでは!?)
そう思いつつも、アリカ☆の加護が無くなった様な気配はない為、アリカが死んだなんて事は無いと思います。
が。
それならば、特訓できる内に特訓しておこうと思ったのです。
それでツグミ君に声をかけたのでした。
「ツグミ君...、私に剣を教えてくれませんか?」
「チュリアに僕の剣術を?」
一瞬困った様な表情を浮かべる彼は暫く考えてから口を動かし始める。
「う~ん...、悪いけど教えれる事は無いと思うな、僕とチュリアとじゃ体格が違いすぎる、僕の戦い方を真似した所でチュリアの戦法が良くなるとはおもえない」
事実を言われるのは結構きつい。
「そう...ですか...」
少し落ち込む私を見た彼は、やれやれとでも言うようにこう言ってくれました。
「だけど、実戦の練習相手ならできるよ、この前みたいに」
確かに、彼ほどの腕前があるのであれば、いい練習相手になると思えます!。
「よろしくお願いします!!」
この前の戦いで、私よりもツグミ君の方が上位の存在だと気がつかされているので下手にでましょう。
そうする事で相手の充足感を満たしてやれば...。
「分かった、僕でよければ相手になろう」
(ほらね、チョロい♡)
ニヤリと心の中で笑いながらも、顔には出さない。
「ありがとうございます!」
そして笑顔でお礼を言う。
(もしかして私ってちょっと腹黒いかな?)
そう思いながらも、このチャンスをモノにしようと奮闘し始める、私なのでした。
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