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ディンVSケロナ②
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バチィ!!バチバチ!!!。
凄まじい火花を上げながら蒼き電撃がケロナの鎧にへと吸収されて行く。
吸収されて行くといっても、水で電撃の衝撃を緩和できる筈もなく、更に馬鹿でかい電撃となってケロナ本体の肉体を焦がしたのだ!!。
「ぁぁぁぁぁぁ!!!!」
聞こえてくる少女の絶叫。
水の鎧で増幅された僕の電撃を味わえば命はないだろう。
そう思った矢先...。
「なんで...立っていられるんだ?」
僕は自分の目を疑った。
目の前にはなんと倒れている筈のケロナが立っていたからだ。
プスプスと煙を体全体から上げながらも表情は笑っていた。
「いいなその技...、もう一発撃ってきなよ...」
僕はその言葉を聞いた瞬間一歩後ずさってしまう。
(なんだこいつは...、先程死にかけた筈なのに...、なんでこんなに元気でいられるんだ?)
魔王をも仕留めたライアーガの灼熱と僕のディン=スパークの合わせ技ですら仕留められていないという事に度肝を抜かれたのだ。
確かに手応えはあったし奴も苦しそうな表情を浮かべている...、なのにもう一発撃って来いと嬉々として呟いているのには意味がわからない。
「くそっ!」
気味が悪くなった僕は相手がパルナに似ているからと手加減する事なく全力で魔法を放つ!。
「ディン=スパークMAX!!」
ここに来て呪文が進化した!。
先程よりも強力な電撃の伴流が辺りを波打ち敵を穿つ刃となる!。
凄まじい轟音と共に廊下を駆け巡りながら標的へと着弾した!!!。
バチィ!!バチバチバチ!!!!。
しかし...、威力が上がったと言うのに少女は叫び声一つあげない事に違和感を覚える。
(即死したか?)
一瞬そう思った僕でしたが、彼女の姿を見た瞬間からミスを犯した事に気付きました。
(まさかそんな...、ありえない!)
そう思っていても目の前の彼女は確かに...僕の雷をコントロールしていました!。
「ふぅん...蒼極の力って応用次第でこんな事もできるんだ」
ほいっと軽く指を動かしただけで僕の電撃を兵士達に放つ。
「ギャァ!!」
「グワァ!!」
後ろで僕の電撃を受けたサイラ王国の兵士達が倒れて行く声が聞こえてくる。
「くそっ!、呪文がダメなら直接攻撃で!」
僕が接近して剣振るうのだが...。
「ふぅん...、呪文以外は大した事ないのねあなた」
「えっ?」
ボキン!。
僕の持っていた剣は彼女の足蹴りによって簡単に壊されてしまった。
壊された瞬間にライアーガの魂が消滅するかの如く剣が燃え盛りその後消失した。
「あっ...」
砂となり消え去る剣を見とった僕の姿は戦意を喪失した子供そのもの。
だけど僕は...、諦める訳にはいきません。
だって僕は...。
「勇者だから!」
凄まじい火花を上げながら蒼き電撃がケロナの鎧にへと吸収されて行く。
吸収されて行くといっても、水で電撃の衝撃を緩和できる筈もなく、更に馬鹿でかい電撃となってケロナ本体の肉体を焦がしたのだ!!。
「ぁぁぁぁぁぁ!!!!」
聞こえてくる少女の絶叫。
水の鎧で増幅された僕の電撃を味わえば命はないだろう。
そう思った矢先...。
「なんで...立っていられるんだ?」
僕は自分の目を疑った。
目の前にはなんと倒れている筈のケロナが立っていたからだ。
プスプスと煙を体全体から上げながらも表情は笑っていた。
「いいなその技...、もう一発撃ってきなよ...」
僕はその言葉を聞いた瞬間一歩後ずさってしまう。
(なんだこいつは...、先程死にかけた筈なのに...、なんでこんなに元気でいられるんだ?)
魔王をも仕留めたライアーガの灼熱と僕のディン=スパークの合わせ技ですら仕留められていないという事に度肝を抜かれたのだ。
確かに手応えはあったし奴も苦しそうな表情を浮かべている...、なのにもう一発撃って来いと嬉々として呟いているのには意味がわからない。
「くそっ!」
気味が悪くなった僕は相手がパルナに似ているからと手加減する事なく全力で魔法を放つ!。
「ディン=スパークMAX!!」
ここに来て呪文が進化した!。
先程よりも強力な電撃の伴流が辺りを波打ち敵を穿つ刃となる!。
凄まじい轟音と共に廊下を駆け巡りながら標的へと着弾した!!!。
バチィ!!バチバチバチ!!!!。
しかし...、威力が上がったと言うのに少女は叫び声一つあげない事に違和感を覚える。
(即死したか?)
一瞬そう思った僕でしたが、彼女の姿を見た瞬間からミスを犯した事に気付きました。
(まさかそんな...、ありえない!)
そう思っていても目の前の彼女は確かに...僕の雷をコントロールしていました!。
「ふぅん...蒼極の力って応用次第でこんな事もできるんだ」
ほいっと軽く指を動かしただけで僕の電撃を兵士達に放つ。
「ギャァ!!」
「グワァ!!」
後ろで僕の電撃を受けたサイラ王国の兵士達が倒れて行く声が聞こえてくる。
「くそっ!、呪文がダメなら直接攻撃で!」
僕が接近して剣振るうのだが...。
「ふぅん...、呪文以外は大した事ないのねあなた」
「えっ?」
ボキン!。
僕の持っていた剣は彼女の足蹴りによって簡単に壊されてしまった。
壊された瞬間にライアーガの魂が消滅するかの如く剣が燃え盛りその後消失した。
「あっ...」
砂となり消え去る剣を見とった僕の姿は戦意を喪失した子供そのもの。
だけど僕は...、諦める訳にはいきません。
だって僕は...。
「勇者だから!」
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