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時間制限!!(リミット!!)
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私はあの後も絶え間ない攻撃を浴びせ続けていましたが、なぜか焦っているのは私だけでした。
(何でギサラはこんなに落ち着いていられるの?)
私よりも長い時間極限状態を維持しているはずなのに、後からこの状態になった私の方が残り時間に気を取られているような気がしてなりません。
「どうした?」
「ぐっ...!」
(惑わされちゃダメだ...、ここで一気に勝負を決める!!)
私は限られた時間を有効に使う為に、切り札を出す!。
『蛙王』!!!。
私が彼を呼び寄せるとその姿は極限状態前後で遥かに変わっていた。
極限状態になる前であれば裸だった『蛙王』は、今や武装し片手に蒼き槍を、片手に蒼き盾を担いでいる。
それだけではない、この力を使った時から自身の体内から湧き上がってくる何かが恐怖心を克服させてくれた。
(...凄い!!)
言葉がこれだけしか出てこない程、今の私の能力向上は凄まじい物だった。
「これなら...、勝てる!!」
私は王に命令し槍をでの攻撃を支持する。
神速とも呼べる程の凄まじい投擲に対し、彼は笑っていた。
「なかなかのスピードだ...、面白い!!」
そう言った彼は笑いながらこう叫んだ。
「極限突破!!、ト最高速度!!」
彼の体から蒸気の様な物が噴出したかの様に見えた瞬間!、私の視界から彼は消えていた。
「えっ...?」
本当に彼の姿は消えていた。
神速とも呼べる私の投擲は何もない空間を突き刺し水の大爆発を起こした。
だが、手応えはない。
「どこに消えた!?」
私が前後左右確認しても奴の姿は見当たらない。
すると...。
「おせぇ...」
「!?」
奴の声だけが聞こえてくる。
姿は見えないのに声だけは聞こえてくる。
しかも声量的に割と近きにいる事だけはわかった。
「いつまでちんたら探してんだ?、俺はここにいるぜ」
「!!?」
いきなり『蛙王』の背中に衝撃が入る。
衝撃のあった方向を見ても奴の姿はないのに...だ。
「こっちだ」
今度は肩に衝撃が入った。
「くっ...!」
そこからは一方的に殴られ続けた。
見えない敵にどこから来るか分からない攻撃に対処方が見出せない私を徹底的に追い詰めて来る彼のやり方は効果てきめんだ。
1分と持たずに最強の鎧を剥がされた私は『蛙王』の損傷による修復に魔力を取られ始める。
そう...、『蛙王』も決して無敵ではないのだ。
攻撃を受け続ければその代償として魔力を吸われる。
ギサラの意味不明な攻撃により相当な量の魔力を失った結果、『蛙王』の維持が困難になり、崩れ落ちる『王』の姿に私は絶句した。
(私の切札が通用しない...)
それはすなわち敗北を意味していた。
ボロボロになりながらも立ち上がる私と、五体満足のまま姿を現したギサラとでは力量差は歴然である。
それでも彼は私を賞賛していた。
「やるな...、俺の最高速度の攻撃をこれだけ食らって立ち上がる奴は久しぶりに見た」
「...」
余裕綽々の表情でそう呟く彼からは疲労の色は見受けられない。
(こいつ...、どう考えても人間の限界能力値を超えている...)
モンスターである私とこれだけやりあって息一つ乱さない彼の驚くべきスタミナに私は息を飲む。
正直言ってここまで力量差があると笑えて来る。
(...、勝ち目はない...か)
それは受け入れるしかない事実な為、今からの戦闘はアリカ達を逃す為に行う物だと切り替える事にする私でした。
(何でギサラはこんなに落ち着いていられるの?)
私よりも長い時間極限状態を維持しているはずなのに、後からこの状態になった私の方が残り時間に気を取られているような気がしてなりません。
「どうした?」
「ぐっ...!」
(惑わされちゃダメだ...、ここで一気に勝負を決める!!)
私は限られた時間を有効に使う為に、切り札を出す!。
『蛙王』!!!。
私が彼を呼び寄せるとその姿は極限状態前後で遥かに変わっていた。
極限状態になる前であれば裸だった『蛙王』は、今や武装し片手に蒼き槍を、片手に蒼き盾を担いでいる。
それだけではない、この力を使った時から自身の体内から湧き上がってくる何かが恐怖心を克服させてくれた。
(...凄い!!)
言葉がこれだけしか出てこない程、今の私の能力向上は凄まじい物だった。
「これなら...、勝てる!!」
私は王に命令し槍をでの攻撃を支持する。
神速とも呼べる程の凄まじい投擲に対し、彼は笑っていた。
「なかなかのスピードだ...、面白い!!」
そう言った彼は笑いながらこう叫んだ。
「極限突破!!、ト最高速度!!」
彼の体から蒸気の様な物が噴出したかの様に見えた瞬間!、私の視界から彼は消えていた。
「えっ...?」
本当に彼の姿は消えていた。
神速とも呼べる私の投擲は何もない空間を突き刺し水の大爆発を起こした。
だが、手応えはない。
「どこに消えた!?」
私が前後左右確認しても奴の姿は見当たらない。
すると...。
「おせぇ...」
「!?」
奴の声だけが聞こえてくる。
姿は見えないのに声だけは聞こえてくる。
しかも声量的に割と近きにいる事だけはわかった。
「いつまでちんたら探してんだ?、俺はここにいるぜ」
「!!?」
いきなり『蛙王』の背中に衝撃が入る。
衝撃のあった方向を見ても奴の姿はないのに...だ。
「こっちだ」
今度は肩に衝撃が入った。
「くっ...!」
そこからは一方的に殴られ続けた。
見えない敵にどこから来るか分からない攻撃に対処方が見出せない私を徹底的に追い詰めて来る彼のやり方は効果てきめんだ。
1分と持たずに最強の鎧を剥がされた私は『蛙王』の損傷による修復に魔力を取られ始める。
そう...、『蛙王』も決して無敵ではないのだ。
攻撃を受け続ければその代償として魔力を吸われる。
ギサラの意味不明な攻撃により相当な量の魔力を失った結果、『蛙王』の維持が困難になり、崩れ落ちる『王』の姿に私は絶句した。
(私の切札が通用しない...)
それはすなわち敗北を意味していた。
ボロボロになりながらも立ち上がる私と、五体満足のまま姿を現したギサラとでは力量差は歴然である。
それでも彼は私を賞賛していた。
「やるな...、俺の最高速度の攻撃をこれだけ食らって立ち上がる奴は久しぶりに見た」
「...」
余裕綽々の表情でそう呟く彼からは疲労の色は見受けられない。
(こいつ...、どう考えても人間の限界能力値を超えている...)
モンスターである私とこれだけやりあって息一つ乱さない彼の驚くべきスタミナに私は息を飲む。
正直言ってここまで力量差があると笑えて来る。
(...、勝ち目はない...か)
それは受け入れるしかない事実な為、今からの戦闘はアリカ達を逃す為に行う物だと切り替える事にする私でした。
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