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リュアとユカ
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「行くぞリュア!!」
俺はホウザのモンスターを見つめる。
確かに奴のモンスターは強力だが無敵ではない。
現に俺の目には、多少なりともリュアとランドの連携攻撃によりダメージを負っている様に見えていた。
いや...、この世に無敵のモンスターなど存在しない事は俺が一番よく知っている。
様々な地域を旅して回ったが、結局無敵のモンスターなど実物を見たこと事がなかった。
そう思っていた筈なのだが...、フッと笑いリュアを見つめる俺。
(確かに無敵のモンスターは結局見つからなかったが...、俺にとって最高の相棒は見つかっていたんだよな...)
そう感じると嬉しくなり涙が溢れる。
「リュア!!全力で行けっ!!」
「分かってます...、ユカ!!」
その後の彼女は本当に楽しそうだった。
俺の指示に従いしっかりと戦ってくれるその姿は、まさしく俺の求めていたモンスターの姿と一致していたのだ。
それを感じて彼女も笑みを浮かべていたのだろうと思う。
強大過ぎる相手に時間切れまで大健闘した彼女を俺は讃えた。
「リュア...、よくやった...」
「えへへ....、サフィのバフが効いてたから耐えれただけです...、それにランドとの連携で少なからずダメージを負ってたみたいですし...、決して私だけの戦果だとは思いません」
ボロボロになりながらも満面の笑みを浮かべる彼女の手を握りしめ、感傷に浸っていると、結果が張り出された。
審査の結果ホウザの勝ちだという。
俺は少し悔しかったが、それは俺の実力がなかっただけだという事なので諦めるしかない。
俺の去り際にホウザの奴が嫌みたらしく呟いてきた。
「ふんっ!、所詮お前の実力はそんなものだ、分かったらさっさとお前の持っているモンスターを俺に全て譲れ!、その方がモンスター達を有効利用できるしな...♡」
舌なめずりしながら俺のモンスター達を眺めてくる彼だったが言い返す。
「確かに今の俺ではお前の持つネア=エクスプロージョンに勝てないだろう...、だがな!、俺にはランドとサフィ...、それにリュアがいる!!、また鍛錬を積み重ね、いずれお前の喉元に喰らい付こう!」
俺の覇気に気圧されたのか尻餅をつく彼を鼻で笑った。
(所詮ギサラに貰ったモンスターでイキっているだけの屑が...、お前のテイマーとしての実力など俺未満の癖に...!)
そう...、やはりホウザのテイマーとしての腕前は数年前と何も変わってなどいなかった。
となると...、やはり強力なモンスターを提供した者がいるという事になる。
そしてそれが恐らく俺の兄であるギサラに間違いないと今日の試合で分かった。
あそこまでネアを再現できるのは俺を除けば兄さんくらいである為、薄々気がついてはいたのだが、今日のでそれが確信に変わった。
兄さんはネアの死体を使って何かしようとしているのだと!。
数年前、ネアが死んだ後、その墓が掘り起こされるという事件が起きた。
犯人は結局分からなかったのだが、今思えばあの時辺りから兄さんの様子がおかしいとは感じていた。
確かその辺りだったと思う。
兄さんが姿をくらましたのは...。
(兄さん...、今どこにいるんだ...?、こんなモノを作って何をしようとしているんだ?)
俺は会場から去るときもネア=エクスプロージョンの完成された造形に視線が動くのでした。
俺はホウザのモンスターを見つめる。
確かに奴のモンスターは強力だが無敵ではない。
現に俺の目には、多少なりともリュアとランドの連携攻撃によりダメージを負っている様に見えていた。
いや...、この世に無敵のモンスターなど存在しない事は俺が一番よく知っている。
様々な地域を旅して回ったが、結局無敵のモンスターなど実物を見たこと事がなかった。
そう思っていた筈なのだが...、フッと笑いリュアを見つめる俺。
(確かに無敵のモンスターは結局見つからなかったが...、俺にとって最高の相棒は見つかっていたんだよな...)
そう感じると嬉しくなり涙が溢れる。
「リュア!!全力で行けっ!!」
「分かってます...、ユカ!!」
その後の彼女は本当に楽しそうだった。
俺の指示に従いしっかりと戦ってくれるその姿は、まさしく俺の求めていたモンスターの姿と一致していたのだ。
それを感じて彼女も笑みを浮かべていたのだろうと思う。
強大過ぎる相手に時間切れまで大健闘した彼女を俺は讃えた。
「リュア...、よくやった...」
「えへへ....、サフィのバフが効いてたから耐えれただけです...、それにランドとの連携で少なからずダメージを負ってたみたいですし...、決して私だけの戦果だとは思いません」
ボロボロになりながらも満面の笑みを浮かべる彼女の手を握りしめ、感傷に浸っていると、結果が張り出された。
審査の結果ホウザの勝ちだという。
俺は少し悔しかったが、それは俺の実力がなかっただけだという事なので諦めるしかない。
俺の去り際にホウザの奴が嫌みたらしく呟いてきた。
「ふんっ!、所詮お前の実力はそんなものだ、分かったらさっさとお前の持っているモンスターを俺に全て譲れ!、その方がモンスター達を有効利用できるしな...♡」
舌なめずりしながら俺のモンスター達を眺めてくる彼だったが言い返す。
「確かに今の俺ではお前の持つネア=エクスプロージョンに勝てないだろう...、だがな!、俺にはランドとサフィ...、それにリュアがいる!!、また鍛錬を積み重ね、いずれお前の喉元に喰らい付こう!」
俺の覇気に気圧されたのか尻餅をつく彼を鼻で笑った。
(所詮ギサラに貰ったモンスターでイキっているだけの屑が...、お前のテイマーとしての実力など俺未満の癖に...!)
そう...、やはりホウザのテイマーとしての腕前は数年前と何も変わってなどいなかった。
となると...、やはり強力なモンスターを提供した者がいるという事になる。
そしてそれが恐らく俺の兄であるギサラに間違いないと今日の試合で分かった。
あそこまでネアを再現できるのは俺を除けば兄さんくらいである為、薄々気がついてはいたのだが、今日のでそれが確信に変わった。
兄さんはネアの死体を使って何かしようとしているのだと!。
数年前、ネアが死んだ後、その墓が掘り起こされるという事件が起きた。
犯人は結局分からなかったのだが、今思えばあの時辺りから兄さんの様子がおかしいとは感じていた。
確かその辺りだったと思う。
兄さんが姿をくらましたのは...。
(兄さん...、今どこにいるんだ...?、こんなモノを作って何をしようとしているんだ?)
俺は会場から去るときもネア=エクスプロージョンの完成された造形に視線が動くのでした。
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