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ミユキ砲
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「わかりました!!、ミユキ砲撃ちまーす!!」
いきなり船が叫んだかと思えばウイ~ン!!と鳴るサイレンの音が耳に入ってきました。
聞きなれない音に戸惑う私は、縛られたままキョロキョロと辺りを見回します。
「えっ何!?」
よく見ると辺りには白い大きな岩のような物が何個もあります。
「か~...っぺ!」
そう!!ここはミユキの口内だったのです。
いきなり遥か上空にへと打ち上げられてしまったので驚きを隠せずに悲鳴をあげる私。
「ギャァァァ!!!!!」
思わず叫んでしまいます。
「ふっ...」
「アリカ様!!」
すごく余裕そうな表情を浮かべる彼女。
(すごく落ち着いている...、きっと何か着地の事を考えているんだろうな...!)
そう、このままでは地面に叩きつけられてしまう為、何かしら対抗策を考えてないのであれば死ぬしかありません。
私は唾を飲み込みながら彼女の答えを待っていたのですが...。
「死ぃぃぃぃぃぬぅぅぅぅぅ!!!、チュリア!!何かいい案はないか!?」
「はぁぁぁぁぁぁ!?、何行ってんですかあんた!!」
思わず素が出てしまう私。
いやでもこれって私悪くないですよね?、だってアリカ様が勝手に私を含む他3人を空中に飛ばしてしまったのですから...。
「この事態を引き起こした張本人が何言ってるんですか!?、いいから早く解決策を提案してください!」
「無理だ!!、俺たちはこのまま死ぬしかない!!、ありがとうチュリア...、短い間だったけどお前のおっぱいは柔らかかったぞ...」
「最後に言うことがそれでいいんですか!?、私はまだ死にたくないのでしっかり考えますよ!!」
完全に諦めムードの彼女を尻目に、私はしっかりと考えましたが、やはり両手を縛り付けられた私ではどうする事も出来ません。
(くっ...、せっかくアリカ様が自由をくださったと言うのにもう終わりなの...?)
だんだんと会場が見えてきましたが、それは同時に私たちの墓標が見えて来たと言うことです。
死ぬ...、地面に叩きつけられて無残な死体を晒す最後...。
「絶対に...嫌...」
私が一筋の涙をこぼしている間にも彼女は「死ぬぅぅ!!」と叫ぶだけで何もしてくれません。
(短かったな...私の人生...)
そう思った瞬間、何故か体がふわっと浮いたような気がしました。
いきなり船が叫んだかと思えばウイ~ン!!と鳴るサイレンの音が耳に入ってきました。
聞きなれない音に戸惑う私は、縛られたままキョロキョロと辺りを見回します。
「えっ何!?」
よく見ると辺りには白い大きな岩のような物が何個もあります。
「か~...っぺ!」
そう!!ここはミユキの口内だったのです。
いきなり遥か上空にへと打ち上げられてしまったので驚きを隠せずに悲鳴をあげる私。
「ギャァァァ!!!!!」
思わず叫んでしまいます。
「ふっ...」
「アリカ様!!」
すごく余裕そうな表情を浮かべる彼女。
(すごく落ち着いている...、きっと何か着地の事を考えているんだろうな...!)
そう、このままでは地面に叩きつけられてしまう為、何かしら対抗策を考えてないのであれば死ぬしかありません。
私は唾を飲み込みながら彼女の答えを待っていたのですが...。
「死ぃぃぃぃぃぬぅぅぅぅぅ!!!、チュリア!!何かいい案はないか!?」
「はぁぁぁぁぁぁ!?、何行ってんですかあんた!!」
思わず素が出てしまう私。
いやでもこれって私悪くないですよね?、だってアリカ様が勝手に私を含む他3人を空中に飛ばしてしまったのですから...。
「この事態を引き起こした張本人が何言ってるんですか!?、いいから早く解決策を提案してください!」
「無理だ!!、俺たちはこのまま死ぬしかない!!、ありがとうチュリア...、短い間だったけどお前のおっぱいは柔らかかったぞ...」
「最後に言うことがそれでいいんですか!?、私はまだ死にたくないのでしっかり考えますよ!!」
完全に諦めムードの彼女を尻目に、私はしっかりと考えましたが、やはり両手を縛り付けられた私ではどうする事も出来ません。
(くっ...、せっかくアリカ様が自由をくださったと言うのにもう終わりなの...?)
だんだんと会場が見えてきましたが、それは同時に私たちの墓標が見えて来たと言うことです。
死ぬ...、地面に叩きつけられて無残な死体を晒す最後...。
「絶対に...嫌...」
私が一筋の涙をこぼしている間にも彼女は「死ぬぅぅ!!」と叫ぶだけで何もしてくれません。
(短かったな...私の人生...)
そう思った瞬間、何故か体がふわっと浮いたような気がしました。
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