上 下
166 / 968

気持ちの悪いおっさん

しおりを挟む
「あの~...、そろそろ離してくれませんか?」

「ダメだよ、君達全員が僕の嫁になってくれるまで諦めないよ♡」

(なんでこんな事に...)

 さっきからこの金髪のおっさんが俺達から離れてくれません。

 それも、ホムラやシュガーにさえそのような声をかけてくる為、女の子であれば誰でも良いのかよ!と思うくらいには節操がない男性のようです。

「アリカ様...、この男消して良いですか?」

 ヒソヒソと耳打ちで良い提案をしてくれるホムラでしたが、ユカ約束をしてしまっている以上、派手な動きは避けたい。

「我慢してくれ...、どうせすぐ飽きるだろ」

「しかし...、かれこれ10分程ナンパ続けてきているのですが...」

「ぬぅ...」

 そうなのです。

 彼の勧誘がすぐに終わると俺は踏んだのですが、以外にもしつこい。

「ねぇ、結婚しない?、君達全員俺が養ってあげるからさ♡」

「きゃっ!」

 しかもさっきからボディタッチまでしてくる為、悪意があるように思えてしまいます。

「アリカ様...、あの男蹴飛ばしたいのですが...」

 あの温厚なサアヤですらそう言ってくる始末...。

 俺は思わずため息を吐いて彼と離し始めました。

「あの~...、そろそろ何処かに言ってくれませんか?、俺たち観光できないんですが...」

「観光?、だったら良い店あるよ、俺が奢ってあげるから皆でこない?」

「えっ!?奢り!?」

「「「アリカ様!!」」」

 一瞬というワードに気をとられてしまった俺ですが、皆のお陰で我に帰ります。

 こほんと咳を込み、俺は優しく呟きます。

「あの~...、本当に気持ち悪いのでそろそろやめてくれませんか?、俺たちテイマーとそのモンスターなので、実力を行使しても良いんですよ?」

 敢えて遠回しに『殺すよ?』と呟きましたが、彼は笑いながらこう言いました。

「ハハッ、だったら大丈夫、俺もテイマーだから」

「はいっ?」

 まさか目の前にいる気持ちの悪い男がテイマーだとは思いませんでしたが、肝心のモンスターは何処にいるのでしょうか?。

「だったらモンスターを見せてよ」

「ん?いいよ、皆出ておいで!」

 おっさんの号令と共に3匹の魔物が現れました。

(えっ..?普通に可愛いんだが!?)

 見たこともないレアなモンスター娘なのでしょうか?、どれも個性的でとっても可愛いです♡。

「まずはこの子から、溶岩龍のガルナちゃん♡、おっぱいが大きくてとっても可愛いでしょう?」

(おっぱいぷるんぷるん♡)

 俺は紹介された子の特徴を見てみると、なるほど優秀だと思った。

 白髪で長い髪を持ち、白く透き通るきめ細やかな肌♡。

 それに合わせ、とどめとばかりに大きなお胸が2つもそびえ立つガルナちゃんはとっても美味しそうです♡。

「ふむ...なかなか良いな♡」

「でしょう♡、あなたとは趣味が合いそうですな~♡、強くて可愛いモン娘は男のロマンですからな♡」

「分かるわ~」

 あと2人の情報も公開したいところで次回に続きます。



しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

落ち込んでいたら綺麗なお姉さんにナンパされてお持ち帰りされた話

水無瀬雨音
恋愛
実家の花屋で働く璃子。落ち込んでいたら綺麗なお姉さんに花束をプレゼントされ……? 恋の始まりの話。

僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた

楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。 この作品はハーメルン様でも掲載しています。

身体交換

廣瀬純一
SF
男と女の身体を交換する話

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

処理中です...