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対◯忍パーティ、実は最強説あるか!?

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 ~アリカ城~

 俺はすでに面子を揃えていた。

「サアヤ、ホムラ、シュガー、以上3名を俺のパーティとしてモンスターバトルトーナメントinカザイに出場させることにした、異論はないな?」

「「「はいっ!」」」

 3人ともいい返事で返してくれるので頼もしい。
 シュガーの顔を見たときに、他2人の顔が一瞬嬉しそうな表情になったので仲はいいのだろう。
 話を聞いて見たところ、3人は昔一緒に任務を行なっていた事もあり、それなりの成績を収めていたそうだ。
 俺としてはただ対◯忍3人でパーティを組みたかっただけなのだが、これならば問題はなかろう。
 サアヤとホムラもパワーアップを最近行ったばかりなので、後はシュガーの実力を見るだけである。

「ではシュガーよ、お前の実力を見せてくれ」

「はいっ、任せてください」

 一旦離れた俺はシュガーと他二人の戦闘を見ることにした。
 勿論一対一でやらすつもりである。

「では1回戦、シュガーVSサアヤQB、いざ尋常に始めぇぇ!!」

 先に動いたのはサアヤであった。
 以前よりもかなり素早い動きでシュガーをかき回すのだが、シュガーは黒い大楯を出しただけで何もしない。

(なんだ?盾を出した後から何もしてないぞ?)

 黙って見ていましたが、防戦一方のシュガーに段々と腹が立ってきました。

「おいっ!反撃しないのか!?」

「主人が望むなら...」

 さっきまで防戦一方だったはずの彼女ですが、いつのまにかのサアヤの方が倒れていました。

「えっ?」

 俺は思わずその場を二度見しましたが、結果は変わりません。
 声を上げずにサアヤが倒れふし、何もしてないはずのシュガーが勝利しました。

「しょ...勝者シュガー!」

 彼女は勝利の余韻に浸るよりも先にホムラの方を見つめています。

「サアヤは鈍ってたみたいだけど...、あなたはどうかしらね?」

「上等!」

 ミットを鳴らすようにパンっという音を出したホムラが、勢い良く決戦のバトルフィールドに降り立ちました。
 ちなみに倒れているサアヤはモブモンスター達に運ばせたので大丈夫です。
 鳥娘がフィールドに降り立つと、一瞬でその場の空気が変わるのを感じる俺。

(きっとすごい戦いが見られるんだろうな...ゴクリ...)

 と息を飲みつつ、ただただ二人のバトルを凝視するのでした。

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