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コルネロの部屋【改】
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「さて、じゃあ行くわ、ここにずっといる訳にもいかないし」
私が振り返りこの部屋を後にしようとすると、彼女が言葉を呟いた。
「待って下さい、何処を目指すおつもりですか?」
そう聞かれたのでこう返した。
「...、アリカという女の子を探している、桜色の髪をした幼女だ」
私がそう言うと彼女は驚いたように手を口の前に置いてこう言う。
「桜色の髪をした幼女...!、ああ、なんと言うことでしょう...」
「何か知っているのか!?」
頭を下げ謝って来る彼女。
「すみません、その子はきっともう堕ちてしまっているでしょう、ここの帝王コルネロは大の小さい子好きで、気に入った子はここで快楽を教え込んだ後、自室で自分好みに調教を行うのです、ついさっき桜色の髪をした幼女が彼とこの前を通るのを見ました」
「馬鹿な!まだ村が襲撃されてそんなに時間は経っていなうぞ!?」
「いえ、コルネロの持つお香は全ての女を雌に変える力を持っているのです」
「お香...、つまり匂いか...」
「そうです、女の身である限り奴には絶対に勝てないのです」
「それは即効性なのか?」
「いえ、遅効性の毒のような感じで、5分ほどで効果が現れ始め、1時間もすれば快楽の虜になってしまいます」
「わかった、要するに一瞬で決着をつければいいんだな?」
「はい、ですがそのような事できるはずがございません、いくら貴方様が強かろうと、コルネロの強さは尋常ではないのですから...」
そう言いながら彼女は体を震わせている。
恐らく酷い目にあわされていたのだろう。
それでも私は彼女にこう告げた。
「大丈夫、私はそこいらのモン娘とは違ってかなり強いから、そのコルネロってやつにも絶対に勝てるさ」
出来るだけ心配されないような言葉を選びますが、それでも彼女の顔は暗いままでした。
私が鉄の檻を壊すところを見ていたはずなのにまだその男を警戒すると言う事は、相当できるやつなのだろう。
そう思うとむしろやる気が出てくる。
強いやつと戦うのは嫌いではないし、腕試しにもなるからね。
私が指を鳴らして戦闘準備をしていると、見張りの一人がこの部屋の入ってくる音がしたので、天井に飛び上がって張り付きました。
彼女はエレメントなので、体を空中に浮かせ私の横にぴったり張り付いています。
「流石エレメント、空中を飛び回ることなんて造作もないのね、えっと...」
「サオリです、サオリ=ユレン、白のエレメントです」
彼女の名前を聞いた私はニコッと笑う。
「私はケロナ=あまみん☆、よろしくね」
「なら、あまみん☆って呼びますね」
「そっちの名前で呼ぶなし」
彼女は私を上の名前で呼ぶことにしたようだ。
あんまり好きな名前ではないが、呼びやすいのなら仕方がない。
とりあえず先ほどの見張りを上から急降下して仕留めた。
身動きを完全に拘束して声を出さないように首を絞める。
「死にたくなかったら大声を出すなよ...」
それだけ言うと私は首からを手を離して彼に質問する。
「コルネロってやつの居場所は知っているか?」
それを聞くと、彼は声を震わせながら「知っている」と言いました。
「よし、なら案内しろ、私は天井に張り付いていくからお前は下から私を誘導してくれ、裏切ったらこうなるからな...」
そう言いながら近くにあった檻を舌で破壊しました。
彼からすれば突然檻が壊れたようにしか見えないでしょう。
生唾を飲み込む音が私の耳にしっかりと聞こえてきてくるほどに、緊張しているようでした。
快く首を縦に振ってくれたので私はニッコリとした笑顔を浮かべます。
その様子を横から見ていたサオリは少し引きつった顔で私を見ていました。
「あまみん☆も盗賊と似たような脅し方するのね...」
「まあ、勝つためならなんだってするさ、とりあえず今はアリカの救出を急ぎたいしな」
本音を吐露したところでこいつの命運はもう尽きている。
ちゃんと連れて行ってくれるのであれば楽に、嘘の場所に連れていかれたのなら残忍なる死を与えるつもりだ。
「わかった...、コルネロ様の所へ案内しよう...」
その言葉を聞いた私は彼を部屋の外へと出した後、飛び上がり天井に張り付きました。
そして着いていくこと2分後、例の場所へと到着したようです。
扉の前のたった彼と他に二人の見張りがその扉の前に立っています。
「どうした?お前の持ち場はここではないだろう?」
「ああ...そうだな...」
何やらそわそわし始めたので、そろそろ動くべきだと思い見張りの二人と道案内を入れた3人を、上から降りると同時に舌で脳天を貫きました。
舌に脳味噌の濃厚な味が滴る快感を味わいながらも、私は血払いのように舌をふります。
「さて、ここがあの男の部屋だな...、なんか豪華そうな装飾をして調子に乗っている感満載な扉だな...」
コルネロの部屋の扉は他の扉とは違い、少し豪華そうな木で作られ、縁は金色の装飾がされていた。
成金が好きそうな趣味だなと思いながら、なんとなく今から退治する相手の予想をつけたところで、今から部屋に侵入する。
私がその部屋の扉を開くと、最初に目に入ってきたのは、股間を合体させられているアリカの姿だった。
私が振り返りこの部屋を後にしようとすると、彼女が言葉を呟いた。
「待って下さい、何処を目指すおつもりですか?」
そう聞かれたのでこう返した。
「...、アリカという女の子を探している、桜色の髪をした幼女だ」
私がそう言うと彼女は驚いたように手を口の前に置いてこう言う。
「桜色の髪をした幼女...!、ああ、なんと言うことでしょう...」
「何か知っているのか!?」
頭を下げ謝って来る彼女。
「すみません、その子はきっともう堕ちてしまっているでしょう、ここの帝王コルネロは大の小さい子好きで、気に入った子はここで快楽を教え込んだ後、自室で自分好みに調教を行うのです、ついさっき桜色の髪をした幼女が彼とこの前を通るのを見ました」
「馬鹿な!まだ村が襲撃されてそんなに時間は経っていなうぞ!?」
「いえ、コルネロの持つお香は全ての女を雌に変える力を持っているのです」
「お香...、つまり匂いか...」
「そうです、女の身である限り奴には絶対に勝てないのです」
「それは即効性なのか?」
「いえ、遅効性の毒のような感じで、5分ほどで効果が現れ始め、1時間もすれば快楽の虜になってしまいます」
「わかった、要するに一瞬で決着をつければいいんだな?」
「はい、ですがそのような事できるはずがございません、いくら貴方様が強かろうと、コルネロの強さは尋常ではないのですから...」
そう言いながら彼女は体を震わせている。
恐らく酷い目にあわされていたのだろう。
それでも私は彼女にこう告げた。
「大丈夫、私はそこいらのモン娘とは違ってかなり強いから、そのコルネロってやつにも絶対に勝てるさ」
出来るだけ心配されないような言葉を選びますが、それでも彼女の顔は暗いままでした。
私が鉄の檻を壊すところを見ていたはずなのにまだその男を警戒すると言う事は、相当できるやつなのだろう。
そう思うとむしろやる気が出てくる。
強いやつと戦うのは嫌いではないし、腕試しにもなるからね。
私が指を鳴らして戦闘準備をしていると、見張りの一人がこの部屋の入ってくる音がしたので、天井に飛び上がって張り付きました。
彼女はエレメントなので、体を空中に浮かせ私の横にぴったり張り付いています。
「流石エレメント、空中を飛び回ることなんて造作もないのね、えっと...」
「サオリです、サオリ=ユレン、白のエレメントです」
彼女の名前を聞いた私はニコッと笑う。
「私はケロナ=あまみん☆、よろしくね」
「なら、あまみん☆って呼びますね」
「そっちの名前で呼ぶなし」
彼女は私を上の名前で呼ぶことにしたようだ。
あんまり好きな名前ではないが、呼びやすいのなら仕方がない。
とりあえず先ほどの見張りを上から急降下して仕留めた。
身動きを完全に拘束して声を出さないように首を絞める。
「死にたくなかったら大声を出すなよ...」
それだけ言うと私は首からを手を離して彼に質問する。
「コルネロってやつの居場所は知っているか?」
それを聞くと、彼は声を震わせながら「知っている」と言いました。
「よし、なら案内しろ、私は天井に張り付いていくからお前は下から私を誘導してくれ、裏切ったらこうなるからな...」
そう言いながら近くにあった檻を舌で破壊しました。
彼からすれば突然檻が壊れたようにしか見えないでしょう。
生唾を飲み込む音が私の耳にしっかりと聞こえてきてくるほどに、緊張しているようでした。
快く首を縦に振ってくれたので私はニッコリとした笑顔を浮かべます。
その様子を横から見ていたサオリは少し引きつった顔で私を見ていました。
「あまみん☆も盗賊と似たような脅し方するのね...」
「まあ、勝つためならなんだってするさ、とりあえず今はアリカの救出を急ぎたいしな」
本音を吐露したところでこいつの命運はもう尽きている。
ちゃんと連れて行ってくれるのであれば楽に、嘘の場所に連れていかれたのなら残忍なる死を与えるつもりだ。
「わかった...、コルネロ様の所へ案内しよう...」
その言葉を聞いた私は彼を部屋の外へと出した後、飛び上がり天井に張り付きました。
そして着いていくこと2分後、例の場所へと到着したようです。
扉の前のたった彼と他に二人の見張りがその扉の前に立っています。
「どうした?お前の持ち場はここではないだろう?」
「ああ...そうだな...」
何やらそわそわし始めたので、そろそろ動くべきだと思い見張りの二人と道案内を入れた3人を、上から降りると同時に舌で脳天を貫きました。
舌に脳味噌の濃厚な味が滴る快感を味わいながらも、私は血払いのように舌をふります。
「さて、ここがあの男の部屋だな...、なんか豪華そうな装飾をして調子に乗っている感満載な扉だな...」
コルネロの部屋の扉は他の扉とは違い、少し豪華そうな木で作られ、縁は金色の装飾がされていた。
成金が好きそうな趣味だなと思いながら、なんとなく今から退治する相手の予想をつけたところで、今から部屋に侵入する。
私がその部屋の扉を開くと、最初に目に入ってきたのは、股間を合体させられているアリカの姿だった。
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