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もう終わりかぁ...
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~夜~
ぐ~っと背筋を伸ばして楽しそうにするリュイラ。
「今日は楽しかったわね~、次はいつ遊べるのかしら?」
そう聞いてくる彼女に、私はこう返しました。
「お生憎様、私の辞書に暇という文字は無いの、魔術師として更に高みを目指す者に遊びは不要なのよ!」
きっぱりと遊べる日はないと宣言したつもりだったのですが...。
「あ~...、そうなんだ~...、明日も遊んでくれたら今すぐにでも私秘蔵のワインを一杯奢ったのにな~...」
その言葉を聞いた瞬間眉がピクリと動いてしまう私。
「今なんて言ったの?」
「明日も遊ぶ?」
「違う!その後!」
「私秘蔵のワイン?」
「そう!それ!」
彼女を指差して期待の眼差しを送る私。
「あんた秘蔵のワインと言えばスカーレットワインよね!?」
スカーレットワイン...。
それは真っ赤な血のように赤いワイン...。
程よい甘さと酸味...、そしてアルコールが奏でる夜のワルツ...。
以前彼女に一杯頂いた事があるのだが、やはりその名前は伊達ではなかったのを覚えている。
「あっ...、明日は確か暇だったかもしれないわね...」
「それじゃあ...♡」
凄く嬉しそうな顔をされるのは癪ですが...、やはり酒好きとして引き下がる訳にはいきません。
「いいわよ、もう1日だけ言って付き合ってあげる...」
「やった♡、だったら今日はお泊り会ね♡」
「はっ?、私はユウカの屋敷に泊まっているからそれは無理なんだけど...」
私が現実を告げたとしても彼女は諦める様子がありませんでした。
「なら私もユウカの屋敷に行くわ♡」
「いや絶対に無理だから!!」
~ユウカの屋敷~
「いいですよ」
「いいの!?」
私は即答して来たユウカにびっくりしました。
「ありがとう!、私ユウカのそう言う所好きよ♡」
投げキッスをしてユウカに媚を売る彼女がどうにもきな臭い。
「では部屋はこちらで用意いたしますので、今しばらくお待ちください」
彼女がそう言った瞬間に手をぱーにして突きつけるリュイラ。
「それぬは及ばないわ、だって私♡、プラムちゃんと一緒に寝るんですもの♡」
「「はっ?」」
思わずその事なに対してハモる私とユウカ。
凄くいい表情でそう言ってくる彼女でしたが、そんな無茶な要件が通るはずもなく、無事に別々の部屋になったので一安心する私なのでした。
ぐ~っと背筋を伸ばして楽しそうにするリュイラ。
「今日は楽しかったわね~、次はいつ遊べるのかしら?」
そう聞いてくる彼女に、私はこう返しました。
「お生憎様、私の辞書に暇という文字は無いの、魔術師として更に高みを目指す者に遊びは不要なのよ!」
きっぱりと遊べる日はないと宣言したつもりだったのですが...。
「あ~...、そうなんだ~...、明日も遊んでくれたら今すぐにでも私秘蔵のワインを一杯奢ったのにな~...」
その言葉を聞いた瞬間眉がピクリと動いてしまう私。
「今なんて言ったの?」
「明日も遊ぶ?」
「違う!その後!」
「私秘蔵のワイン?」
「そう!それ!」
彼女を指差して期待の眼差しを送る私。
「あんた秘蔵のワインと言えばスカーレットワインよね!?」
スカーレットワイン...。
それは真っ赤な血のように赤いワイン...。
程よい甘さと酸味...、そしてアルコールが奏でる夜のワルツ...。
以前彼女に一杯頂いた事があるのだが、やはりその名前は伊達ではなかったのを覚えている。
「あっ...、明日は確か暇だったかもしれないわね...」
「それじゃあ...♡」
凄く嬉しそうな顔をされるのは癪ですが...、やはり酒好きとして引き下がる訳にはいきません。
「いいわよ、もう1日だけ言って付き合ってあげる...」
「やった♡、だったら今日はお泊り会ね♡」
「はっ?、私はユウカの屋敷に泊まっているからそれは無理なんだけど...」
私が現実を告げたとしても彼女は諦める様子がありませんでした。
「なら私もユウカの屋敷に行くわ♡」
「いや絶対に無理だから!!」
~ユウカの屋敷~
「いいですよ」
「いいの!?」
私は即答して来たユウカにびっくりしました。
「ありがとう!、私ユウカのそう言う所好きよ♡」
投げキッスをしてユウカに媚を売る彼女がどうにもきな臭い。
「では部屋はこちらで用意いたしますので、今しばらくお待ちください」
彼女がそう言った瞬間に手をぱーにして突きつけるリュイラ。
「それぬは及ばないわ、だって私♡、プラムちゃんと一緒に寝るんですもの♡」
「「はっ?」」
思わずその事なに対してハモる私とユウカ。
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