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第10章 完全無敵三大中心角・救出編
チート魔法の弱点
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ブシン「スイマの人数増やすぞ~!」
ライン「ああ、頼む。」
ブシンが鏡分身のチート魔法でスイマの分身を作り出す。
攻撃力も倍だ。
リウス「本来、俺の圧倒魔法ではお前のチート魔法には敵わない。けど、チート魔法には代償、または条件がありそれを承知の上でしか使えない。」
「なにいってんだ?」と言いたげなバスク。
リウスはバスクに、「少しの間耐えてくれ。」と小さな声で伝えると、ブシンに向け鈴を鳴らす。
それと同時に、スイマの分身は消えた。
ライン「……?」
ブシン「目が…見えない…。」
リウス「無効化魔法だ。半分賭けだったけどな。」
リウスの使う無効化魔法は、『魔法を無効化する』だけでは無かった。
武器の鈴を買ったときに軽く聞いた説明(※第1章目覚め)では、魔法無効化という魔法が使えると聞いた。しかし、本来は無効化魔法で、『無効化する事の出来る魔法』なのである。
リウス「ためしに試しておいてよかったよ。」
リウスは相手に気付かれないよう、こっそり自分で試していたのだ。
※魔法を解けば効果は無くなる。
ブシン「…どういうことだ…何を無効化したら『視力』を奪えるんだよ!」
バスク「視力…なるほど、だから魔法が!」
ブシンの魔法の、相手に対する魔法の発動条件は、相手が視界に入っている事。
視覚を奪うことにより条件が満たされなくなり、魔法が使えなくなったということ。
リウス「光が入ってくる効果を無効化。」
人が色を識別するには、光の反射が関係してくる。どの色が反射するかによって見える色が変わってくるのだ。全ての色を反射する場合は白に見える。
では、光の反射による識別の効果を全て無くした場合どうなるのだろうか。
黒。全ての光を反射せずに吸収する事により見える色。
こうして視覚を奪ったのです。
ライン「よく考えたではありませんか。しかし、僕はそう簡単には倒れませんよ?」
いくらスイマが1人に戻ったと言っても、やはりチート魔法なので力の差で押されているバスク。
何とか食い止めているか、後どれだけ持つか分からない。
ライン「視覚を奪うときの魔法の使い方は素晴らしいと思いますが、魔法を無効化するのがメインの武器…。慣れない事なので貴方の魔力ももう半分くらい使ったでしょう?」
ブシンにずっと魔法を掛け続けないと行けない。それは、ずっと運動しているのと同じ事だった。
ーーーーー
次回・賭け
バスク「リウス、ラインのところまで飛べ。ラインがスイマを操っているとしたら、一瞬でも魔法無効化させる事が出来れば勝ちだ」
リウス「重力無効化!」
ライン「残念。コピー…無効化!」
ライン「僕は2つまでなら同時にコピー出来るんですよ。」
『2つまでなら』…つまり、スイマを操っているのは、ボスのセレンの理想化魔法をコピーしているラインであるという事は間違いないようだ。
ライン「ああ、頼む。」
ブシンが鏡分身のチート魔法でスイマの分身を作り出す。
攻撃力も倍だ。
リウス「本来、俺の圧倒魔法ではお前のチート魔法には敵わない。けど、チート魔法には代償、または条件がありそれを承知の上でしか使えない。」
「なにいってんだ?」と言いたげなバスク。
リウスはバスクに、「少しの間耐えてくれ。」と小さな声で伝えると、ブシンに向け鈴を鳴らす。
それと同時に、スイマの分身は消えた。
ライン「……?」
ブシン「目が…見えない…。」
リウス「無効化魔法だ。半分賭けだったけどな。」
リウスの使う無効化魔法は、『魔法を無効化する』だけでは無かった。
武器の鈴を買ったときに軽く聞いた説明(※第1章目覚め)では、魔法無効化という魔法が使えると聞いた。しかし、本来は無効化魔法で、『無効化する事の出来る魔法』なのである。
リウス「ためしに試しておいてよかったよ。」
リウスは相手に気付かれないよう、こっそり自分で試していたのだ。
※魔法を解けば効果は無くなる。
ブシン「…どういうことだ…何を無効化したら『視力』を奪えるんだよ!」
バスク「視力…なるほど、だから魔法が!」
ブシンの魔法の、相手に対する魔法の発動条件は、相手が視界に入っている事。
視覚を奪うことにより条件が満たされなくなり、魔法が使えなくなったということ。
リウス「光が入ってくる効果を無効化。」
人が色を識別するには、光の反射が関係してくる。どの色が反射するかによって見える色が変わってくるのだ。全ての色を反射する場合は白に見える。
では、光の反射による識別の効果を全て無くした場合どうなるのだろうか。
黒。全ての光を反射せずに吸収する事により見える色。
こうして視覚を奪ったのです。
ライン「よく考えたではありませんか。しかし、僕はそう簡単には倒れませんよ?」
いくらスイマが1人に戻ったと言っても、やはりチート魔法なので力の差で押されているバスク。
何とか食い止めているか、後どれだけ持つか分からない。
ライン「視覚を奪うときの魔法の使い方は素晴らしいと思いますが、魔法を無効化するのがメインの武器…。慣れない事なので貴方の魔力ももう半分くらい使ったでしょう?」
ブシンにずっと魔法を掛け続けないと行けない。それは、ずっと運動しているのと同じ事だった。
ーーーーー
次回・賭け
バスク「リウス、ラインのところまで飛べ。ラインがスイマを操っているとしたら、一瞬でも魔法無効化させる事が出来れば勝ちだ」
リウス「重力無効化!」
ライン「残念。コピー…無効化!」
ライン「僕は2つまでなら同時にコピー出来るんですよ。」
『2つまでなら』…つまり、スイマを操っているのは、ボスのセレンの理想化魔法をコピーしているラインであるという事は間違いないようだ。
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