最強の弱虫達

影悪・ドレミ

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第10章 完全無敵三大中心角・救出編

連れ去り

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???「誰の話をしているかと思えば、まさか自分達の話をされていらっしゃったなんて…。」

リウス達の前に、2人の男が現れる。

バスク「俺達から見て右がライン、左がブシンだ。」

彼らが例の完全無敵三大中心角の2人、ラインとブシンらしい。
ラインはお辞儀をして自分とブシンの簡単な自己紹介をした。そして、本題に移った。
どうやら、スイマを連れ戻しにきたらし。

ライン「チート魔法を使う君に抜けられたら困るのですよ。」

恐らく、欠けた戦力を少しでも取り戻したいのだろう。

ブシン「なんで寝返っちゃうかなぁ~?バスクも、今ならまだ間に合うから!戻って来てよ!」
バスク「俺は必要じゃないだろ?」

リウス(本命はスイマ。バスクはスイマを取り戻すための道具…ってとこか。)

スイマ「僕は戻らないからねぇ~!」
ライン「帰ってきて下さらないのなら…」

戻らないと意思を示すスイマに、ラインは何か作があるようで、

ライン「ブシン。」
ブシン「圧倒魔法・鏡分身!」

ブシンの周りにブシンが10人程現れる。
ブシンは自分の分身を出したのだ。
一度に出せるのが10人という事は、恐らく通常魔法レベルだろう。

ブシン「行け!」

分身達はそれぞれ分身魔法を使い更に増えていった。

リウス「分身魔法で出来た分身が更に分身魔法使うとかどういう事だよ!てかややこしいんだよ!」

分身達がスイマに飛びかかる。

スイマ「チート魔法・睡眠!」

スイマが睡眠魔法で分身達を眠らせようとする。
しかし、すかさずラインが…

ライン「コピー・リバース」

ラインはバスクの魔法をコピーし、スイマの魔法を跳ね返す。
くらえばひとたまりも無い魔法を、直撃したのだ。スイマが起きる事は無い。
次に起きるのは早くても数時間後。
ラインとブシンと、分身達はスイマを連れて行く。

ライン「コピー・理想化」

そう言うと、リウス達は声が出さない&動けなくなった。そして彼らは去って言った。
彼らの姿が見えなくなると魔法は解けた。

バスク「ラインの理想化は本家程じゃない。」
リウス「まぁ、バスクの反射魔法は圧倒魔法だったよな?コピーしたラインは、なんでスイマのチート魔法を完璧に跳ね返せたんだ?」
バスク「ラインはコピーした魔法を自分のレベル…チート魔法まで強化出来るんだ。」
リウス「…バスク。」
バスク「俺はスイマを助けに行く。」
リウス「…俺も行く。」
バスク「はあ!?」
リウス「お前頭悪いから、行っても被害者が増えるだけだろ。」
バスク「なんだとゴラァ」
リウス「案内しろよ。」
バスク「…ホントに可愛くねーやつ。」
リウス「お前もな。」





一方その頃
カミル「キエレも彼奴らに任せれば早いんじゃ…。」
キエレ「僕の場合防げちゃうからね。」
カミル「ああ、なるほど。」
キエレ「それに、彼らは話し合いが苦手だからね。そう言うのはバスクとスイマの担当なんだ。」






ーーーーー
次回・なんでも出来るボス

バスク「理想化魔法で考え方を変えたんだ。」

理想化は想像したことを現実化させる事の出来る魔法。記憶を書き換えたり、人を操ったりも簡単な出来てしまう。

リウス「勝ち目なさ過ぎだろっ…!」
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