最強の弱虫達

影悪・ドレミ

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第9章 暴走と弱さ

無計画

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バスク「そう言えば、どうやって0秒の石を破壊するんだ?てか、破壊なんて出来るのか?」
リウス「…それ考えて無かった。」
バスク「マジかよ。」
スイマ「今まで考え無しに旅してたのぉ…?」

リウスが頷き、2人は呆れた様子でため息をつく。

リウス「なぁ、バスクのお兄さんってどんな魔法使うんだ?」
バスク「兄さんはチート魔法最高レベルの『理想化』を使う。」

チート魔法の最高位に位置する魔法、『理想化』
想像したものを現実で作り出す魔法。
自分の理想像を現実化出来る。
ドラゴンやどれだけ飲んでも無くならないジュースなど、有り得ないようなものをもつくり出す事が出来る。
また、相手を殺したり、自殺させたりも出来る。
デメリットは、魔法発動中は動けない。

リウス「チート魔法最高位…」
バスク「キエレと争えるレベルだ。」

ここで疑問が生まれる。
もし、理想化魔法で『絶対に攻撃してダメージが入る武器』を作り出し、それで『どんな攻撃おも防ぐ絶対防御』に向かって攻撃した場合どうなるのか。

スイマ「まさに矛盾の可能性だよねぇ~。」
バスク「少しのレベルの差で勝敗が決まる。」

理想化について聞いたリウスは、ある事に気が付く。

リウス「なぁ、無限ループの目的はこの世の破壊だったよな?」
バスク「だうだけど、どうかしたか?」
リウス「理想化魔法でこの世の破壊をすればいいんじゃないのか?」

0秒の石を使わなくても、理想化魔法でこの世を終わらせるという想像をすればいいだけのこと。
わざわざ0秒の石を使う意味が無い。

バスク「ああ、俺もそれは考えたよ。それで聞いてみたんだが、一度試したらしい。け結果は、失敗に終わった。理由は、『神魔法の存在』」

神魔法。
それは、チート魔法よりも強いとされる最強の魔法。

バスク「神魔法を使う誰かに邪魔されたらしいんだ。」
リウス「神魔法を使う誰か…」
バスク「0秒の石は神魔法でさえ逆らえないくらいの魔力を誇っている。」
バスク「だから0秒の石を…。」






ーーーーー
次回・完全無敵三大中心角とは

バスク「まず言うと、無限ループは今メンバーが3人しかいないんだ。」

元は6人いた。
バスクとスイマが抜け、レミイが行方不明。
今は半分になっている。

けれど、戦力が落ちたわけでは無かった。

バスク「完全無敵三大中心角がいるからな。」
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