最強の弱虫達

影悪・ドレミ

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第6章 旅中の茶番と過去の話

この世で1番大切なモノ

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キエレ「皆さん、この世で1番大切なモノってなんだと思います?」
リウス「またありきたりな…。」
カミル「命とかか?」
キエレ「ありきたりな回答だね。」
リウス「逆にどんな回答を求めてるんだ。」
トーン「金(キリッ」
リウス「お前そんなキャラだったか?」
カミレ「トーンさん。それだとお金使えませんよね?」
トーン「………。」
カミル「リアル論破。」
リウス「言葉だろ。言葉は人間を造る。」
カミル「今の世は力がすべて。強力な魔法を使える才能だと思うぜ。」
トーン「言葉や才能という回答が出来るのなら…感情はどうでしょう。喜怒哀楽を表現し伝え共有する表情。」
カミル「なるほどなぁー。」
リウス「そういえばカミレ…さん(?)」
カミレ「呼び捨てでいいですよ。」
リウス「あ、じゃあ。えっと、カミレの足の部分ってさ…」
トーン「確かに気になりますね。リウスさん、察します。」
キエレ「なんだか柔らかそうですよね。固めのスライム的なイメージです。」
カミレ「さわり心地などは普通の足と変わりませんよ。」
リウス・トーン「へー。」
???「この世で大切な者は『信頼』だよ。」
リウス「信頼?てかお前誰?」

そこにはスチームパンク風の服を身にまとった、リウス達と同じくらいの歳の男がいた。

ロフウ「隠れずという意味の露に怖い撃ち手と書き、露怖撃ロフウと申します。興味深い話が聞こえた者でつい…。」
カミル「…それ、私服?仕事服だよな?」
リウス(お前らの服も充分ファンタジックだと思うけど…。)
ロフウ「僕は先祖代々受け継がれし元王様、オウヨウ様の召使いです。」

ロフウの『王様』というキーワードに、全員が反応する。

カミル「王様…って…もしかして、」
トーン「あの、王様って噂の、『天才の双子』のお兄さんですか?」
ロフウ「そういえば、そう言われてた時期もあったそうです。」
トーン「凄いですね!王様に仕えるなんて!」
リウス「ちょっと怪しくないか?」
ロフウ「君の体内魔法、嘘発見で見抜けばいいんじゃないですか?」
リウス「なるほど…って!なんで知ってるんだよ!」
ロフウ「君達有名だよ?0秒の石を求めているんですよね?何より…チート魔法使いがいるんですから。」
キエレ「…なるほど。」
カミレ「それに、無限ループもキエレさんを狙って行動していますからね。」
カミル「なぁ、王様って強いのか?弟が魔王って本当?」
ロフウ「オウヨウ様の魔法はチート魔法よりも遥か上の『神魔法』を使います。どのくらい強いと言いますと…片手で星一つ簡単に消滅させられるくらい…でしょうかね。そして、弟は魔王様ですよ。お二人は王と魔王という立場ですが、とても仲が良いんです。」
リウス「いろいろおかしいだろ。なんて王様と魔王様が仲いいんだよ。双子ってのも本当とかヤバすぎるだろ。」




ーーーーー
次回・別世界の仲間と蘇生

リウス達は、喫茶店に来ていた。
旅の休憩に丁度良かったので好都合。
休憩と共にロフウの話を聞くことに。

ロフウ「僕は昔、『0秒の石を探して持って来いこい』という依頼を受けた4人の男達の案内人をする事を命令された。4人は僕らと同じ年齢で若い。オウヨウ様は、僕は案内だけでなく、命を賭けてでも守り抜く盾になれとも命じた。そんな奴隷の僕を4人は仲間って言ってくれたんだ。……けど、僕は途中で死んじゃったんだ。」





ーーーーー
おまけ

ロフウ
「初めましての読者様、お久しぶりの読者様。それぞれに挨拶をしておきますね。
まずは初めましての読者様。ロフウと申します。僕の事は1部の『オタクと噴水と』と読まないと分からない部分がかも知れないので、作者が僕の簡単な紹介を下でしてくれています。良かったら読んで下さい。
次にお久しぶりの読者様。お久しぶりです。僕なんかがまた登場してしまいすみません。僕を覚えていて下さり、ありがとうございます。

といても、今後あまり登場しませんけど…。」

『ロフウの簡単紹介
王様の召使い。
補助系の魔法を使う。ランクはカミルと同じだが、知識・レベル的にはロフウの方が上。
1部ではあまり主人公達に心を開かず、大人しい性格で0秒の石までの案内人をしていた。
1部の主人公達にやっと心を開いたが、いろいろあり死亡。
生き返らずに1部完結となった。』

ロフウ「どうして僕が生きているかは次回分かります(多分)。次回もよろしくお願いします。」
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