9 / 65
第2章 旅中
「僕の魔法は早送り。」
しおりを挟む
急に風が吹いたかと思えば景色が変わった。
目の前には長い髪の人。
ツウル「やぁ、はじめまして。ツウルです。」
リウス(…あ、男なのか。)
ツウル「キエレ、久し振り。」
リウス「知り合い?」
キエレ「ええ。友人です。」
ツウル「そちらは?」
キエレ「リウスです。」
……。
どうやらツウルが助けてくれたようだ。
リウス「でもどうやって?」
ツウル「僕の魔法は早送り。指を指した場所のみ早送りされる。足をさして瞬間移動したのさ。」
リウス「早送り…。」
ツウル「体内魔法だけど圧倒魔法レベルだよ。ちなみに、心臓をさして早送りさせ殺す事も可能。」
そう言いリウスに指を向けるツウル。
リウス「!?」
ツウル「あはは、冗談だよ。本当にはしないよ。」
ツウルはニコニコと笑った。
キエレ「全く。そーいって怖がらせるのはやめて下さい。リウス、僕の絶対防御で守から!」
リウス「あ、ああ。」
ツウル「ところで君達。どこに行くの?」
リウス「0秒の石を探しに。」
ツウル「へー、どうして0秒の石を?」
リウスは自分が記憶喪失だということを話した。
リウス(ツウルの魔法でも圧倒魔法ランク…)
ツウル「そうそう…リウスくん…。」
ツウルはリウスに近づき、キエレには聞こえないくらいの小さな声で耳打ちする。
ツウル「本当に何も覚えてないの?」
ツウルはリウスの返事を聞かずに、自分は忙しいと何処かへ行ってしまった。
リウス(………なにか引っかかる…。)
キエレ「ねぇ、王様の話、聞きたくない?」
リウス「王様の話?」
キエレ「とある国にオウヨウ様っていう王様がいたんだ。王様って書いてオウヨウって読むからよく頭に残るんだ。そのオウヨウ様って言うのがものすごい強力な魔法を使うらしく、チート魔法でさえ及ばないと言うんだ。」
リウス「チート魔法でさえ!?」
キエレ「絶対逆らえないオウヨウ様に刃向かった者がいるらしい。その者の名はレイト。青髪の男らしい。…っていう噂が最近流れているんだ。謎のレイトって人物はただの噂かもね。オウヨウ様は実際にいるし、オウヨウ様の魔法がヤバいっていうのも本当だよ。」
ーーーーー
次回・強い弱者
キエレ「言葉ってね、凄いんだよ。絶対に相手に届くし、簡単に誰でも使える攻撃魔法だし、防ぎようがない。この世で1番強い武器とも言われている。」
目の前には長い髪の人。
ツウル「やぁ、はじめまして。ツウルです。」
リウス(…あ、男なのか。)
ツウル「キエレ、久し振り。」
リウス「知り合い?」
キエレ「ええ。友人です。」
ツウル「そちらは?」
キエレ「リウスです。」
……。
どうやらツウルが助けてくれたようだ。
リウス「でもどうやって?」
ツウル「僕の魔法は早送り。指を指した場所のみ早送りされる。足をさして瞬間移動したのさ。」
リウス「早送り…。」
ツウル「体内魔法だけど圧倒魔法レベルだよ。ちなみに、心臓をさして早送りさせ殺す事も可能。」
そう言いリウスに指を向けるツウル。
リウス「!?」
ツウル「あはは、冗談だよ。本当にはしないよ。」
ツウルはニコニコと笑った。
キエレ「全く。そーいって怖がらせるのはやめて下さい。リウス、僕の絶対防御で守から!」
リウス「あ、ああ。」
ツウル「ところで君達。どこに行くの?」
リウス「0秒の石を探しに。」
ツウル「へー、どうして0秒の石を?」
リウスは自分が記憶喪失だということを話した。
リウス(ツウルの魔法でも圧倒魔法ランク…)
ツウル「そうそう…リウスくん…。」
ツウルはリウスに近づき、キエレには聞こえないくらいの小さな声で耳打ちする。
ツウル「本当に何も覚えてないの?」
ツウルはリウスの返事を聞かずに、自分は忙しいと何処かへ行ってしまった。
リウス(………なにか引っかかる…。)
キエレ「ねぇ、王様の話、聞きたくない?」
リウス「王様の話?」
キエレ「とある国にオウヨウ様っていう王様がいたんだ。王様って書いてオウヨウって読むからよく頭に残るんだ。そのオウヨウ様って言うのがものすごい強力な魔法を使うらしく、チート魔法でさえ及ばないと言うんだ。」
リウス「チート魔法でさえ!?」
キエレ「絶対逆らえないオウヨウ様に刃向かった者がいるらしい。その者の名はレイト。青髪の男らしい。…っていう噂が最近流れているんだ。謎のレイトって人物はただの噂かもね。オウヨウ様は実際にいるし、オウヨウ様の魔法がヤバいっていうのも本当だよ。」
ーーーーー
次回・強い弱者
キエレ「言葉ってね、凄いんだよ。絶対に相手に届くし、簡単に誰でも使える攻撃魔法だし、防ぎようがない。この世で1番強い武器とも言われている。」
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
キャラ交換で大商人を目指します
杵築しゅん
ファンタジー
捨て子のアコルは、元Aランク冒険者の両親にスパルタ式で育てられ、少しばかり常識外れに育ってしまった。9歳で父を亡くし商団で働くことになり、早く商売を覚えて一人前になろうと頑張る。母親の言い付けで、自分の本当の力を隠し、別人格のキャラで地味に生きていく。が、しかし、何故かぽろぽろと地が出てしまい苦労する。天才的頭脳と魔法の力で、こっそりのはずが大胆に、アコルは成り上がっていく。そして王立高学院で、運命の出会いをしてしまう。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
【取り下げ予定】愛されない妃ですので。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。
国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。
「僕はきみを愛していない」
はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。
『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。
(ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?)
そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。
しかも、別の人間になっている?
なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。
*年齢制限を18→15に変更しました。
魔帝戦記
愛山雄町
ファンタジー
魔帝。それは八人の魔を司る王、すなわち魔王を統べる至高の存在。
強靭な肉体、卓越した武術、他を圧倒する魔力、絶対的な防御力……神の祝福を受けた勇者以外に傷つけることはできず、人族からは最強の魔族として恐れられている。
派遣社員、真柄(まつか)嵐人(らんと)はその魔帝として、グレン大陸の中央に位置するグラント帝国の帝都に召喚された。
しかし、ラントに与えられた能力は歴代の魔帝が持っていた能力のごく一部、それも個人の戦闘力に全く関与しない“情報閲覧”と“自動翻訳”のみ。
あまりの弱さに部下の中にはあからさまに侮蔑する者もいる。
その頃、勇者を有する人族側も神の啓示を受け、“人類の敵”、魔帝を討つための軍を興していた。
チート能力もなく、日本人のごく平均的な肉体しか持たない彼は、自身の知識と魔帝の権威を最大限に利用し、生き残るために足掻くことを決意する。
しかし、帝国は個々の戦士の能力は高いものの、組織としての体を成していなかった。
危機的な状況に絶望しそうになるが、彼は前線で指揮を執ると宣言。そして、勇者率いる大軍勢に果敢にも挑んでいく……。
■■■
異世界転移物です。
配下の能力を上げることもできませんし、途中で能力が覚醒して最強に至ることもありません。最後まで自分の持っていた知識と能力だけで戦っていきます。
ヒロインはいますが、戦争と内政が主となる予定です。
お酒の話はちょっとだけ出てくる予定ですが、ドリーム・ライフほど酒に依存はしない予定です。(あくまで予定です)
■■■
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+でも公開しています。
■■■
2022.2.14 タイトル変更しました。
「魔帝戦記~常勝無敗の最弱皇帝(仮)~」→「魔帝戦記」
〖完結〗その子は私の子ではありません。どうぞ、平民の愛人とお幸せに。
藍川みいな
恋愛
愛する人と結婚した…はずだった……
結婚式を終えて帰る途中、見知らぬ男達に襲われた。
ジュラン様を庇い、顔に傷痕が残ってしまった私を、彼は醜いと言い放った。それだけではなく、彼の子を身篭った愛人を連れて来て、彼女が産む子を私達の子として育てると言い出した。
愛していた彼の本性を知った私は、復讐する決意をする。決してあなたの思い通りになんてさせない。
*設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
*全16話で完結になります。
*番外編、追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる