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第2章 旅中
「僕の魔法は早送り。」
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急に風が吹いたかと思えば景色が変わった。
目の前には長い髪の人。
ツウル「やぁ、はじめまして。ツウルです。」
リウス(…あ、男なのか。)
ツウル「キエレ、久し振り。」
リウス「知り合い?」
キエレ「ええ。友人です。」
ツウル「そちらは?」
キエレ「リウスです。」
……。
どうやらツウルが助けてくれたようだ。
リウス「でもどうやって?」
ツウル「僕の魔法は早送り。指を指した場所のみ早送りされる。足をさして瞬間移動したのさ。」
リウス「早送り…。」
ツウル「体内魔法だけど圧倒魔法レベルだよ。ちなみに、心臓をさして早送りさせ殺す事も可能。」
そう言いリウスに指を向けるツウル。
リウス「!?」
ツウル「あはは、冗談だよ。本当にはしないよ。」
ツウルはニコニコと笑った。
キエレ「全く。そーいって怖がらせるのはやめて下さい。リウス、僕の絶対防御で守から!」
リウス「あ、ああ。」
ツウル「ところで君達。どこに行くの?」
リウス「0秒の石を探しに。」
ツウル「へー、どうして0秒の石を?」
リウスは自分が記憶喪失だということを話した。
リウス(ツウルの魔法でも圧倒魔法ランク…)
ツウル「そうそう…リウスくん…。」
ツウルはリウスに近づき、キエレには聞こえないくらいの小さな声で耳打ちする。
ツウル「本当に何も覚えてないの?」
ツウルはリウスの返事を聞かずに、自分は忙しいと何処かへ行ってしまった。
リウス(………なにか引っかかる…。)
キエレ「ねぇ、王様の話、聞きたくない?」
リウス「王様の話?」
キエレ「とある国にオウヨウ様っていう王様がいたんだ。王様って書いてオウヨウって読むからよく頭に残るんだ。そのオウヨウ様って言うのがものすごい強力な魔法を使うらしく、チート魔法でさえ及ばないと言うんだ。」
リウス「チート魔法でさえ!?」
キエレ「絶対逆らえないオウヨウ様に刃向かった者がいるらしい。その者の名はレイト。青髪の男らしい。…っていう噂が最近流れているんだ。謎のレイトって人物はただの噂かもね。オウヨウ様は実際にいるし、オウヨウ様の魔法がヤバいっていうのも本当だよ。」
ーーーーー
次回・強い弱者
キエレ「言葉ってね、凄いんだよ。絶対に相手に届くし、簡単に誰でも使える攻撃魔法だし、防ぎようがない。この世で1番強い武器とも言われている。」
目の前には長い髪の人。
ツウル「やぁ、はじめまして。ツウルです。」
リウス(…あ、男なのか。)
ツウル「キエレ、久し振り。」
リウス「知り合い?」
キエレ「ええ。友人です。」
ツウル「そちらは?」
キエレ「リウスです。」
……。
どうやらツウルが助けてくれたようだ。
リウス「でもどうやって?」
ツウル「僕の魔法は早送り。指を指した場所のみ早送りされる。足をさして瞬間移動したのさ。」
リウス「早送り…。」
ツウル「体内魔法だけど圧倒魔法レベルだよ。ちなみに、心臓をさして早送りさせ殺す事も可能。」
そう言いリウスに指を向けるツウル。
リウス「!?」
ツウル「あはは、冗談だよ。本当にはしないよ。」
ツウルはニコニコと笑った。
キエレ「全く。そーいって怖がらせるのはやめて下さい。リウス、僕の絶対防御で守から!」
リウス「あ、ああ。」
ツウル「ところで君達。どこに行くの?」
リウス「0秒の石を探しに。」
ツウル「へー、どうして0秒の石を?」
リウスは自分が記憶喪失だということを話した。
リウス(ツウルの魔法でも圧倒魔法ランク…)
ツウル「そうそう…リウスくん…。」
ツウルはリウスに近づき、キエレには聞こえないくらいの小さな声で耳打ちする。
ツウル「本当に何も覚えてないの?」
ツウルはリウスの返事を聞かずに、自分は忙しいと何処かへ行ってしまった。
リウス(………なにか引っかかる…。)
キエレ「ねぇ、王様の話、聞きたくない?」
リウス「王様の話?」
キエレ「とある国にオウヨウ様っていう王様がいたんだ。王様って書いてオウヨウって読むからよく頭に残るんだ。そのオウヨウ様って言うのがものすごい強力な魔法を使うらしく、チート魔法でさえ及ばないと言うんだ。」
リウス「チート魔法でさえ!?」
キエレ「絶対逆らえないオウヨウ様に刃向かった者がいるらしい。その者の名はレイト。青髪の男らしい。…っていう噂が最近流れているんだ。謎のレイトって人物はただの噂かもね。オウヨウ様は実際にいるし、オウヨウ様の魔法がヤバいっていうのも本当だよ。」
ーーーーー
次回・強い弱者
キエレ「言葉ってね、凄いんだよ。絶対に相手に届くし、簡単に誰でも使える攻撃魔法だし、防ぎようがない。この世で1番強い武器とも言われている。」
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