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第2章 旅中
無限ループに戻れ!
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向かう先知れずしばらく歩いていた時だ。
後ろから誰かが話し掛けてきた。
???「おい。キエレだな。」
キエレ「バスク!?」
リウス「だれ?」
キエレ「…無限ループの下っ端。」
バスク「下っ端じゃねーし!」
スイマ「スイマもいるよ~♪」
キエレ「スイマは厄介だな。」
急に現れた彼らは無限ループの一員らしい。
フワッとした髪に怒った顔のバスク。
眠そうな目にダボッとした服のスイマ。
バスク「キエレ!無限ループに戻れ!」
スイマ「呼び戻しに~、来たんだよ~。」
キエレ「戻らない。!」
バスク「…そいつは誰だ?」
キエレ「えっと…」
リウス「コイツの今の仲間ですけど?」
キエレ「!」
バスク「ならさ、お前が説得してよ。」
リウス「あ゙?」
スイマ「キエレは僕らといた方が力がつくよ~」
バスク「俺達にはキエレが必要なんだ。」
キエレ「僕は力なんていらない。」
バスク「お前は一体なにが不満なんだよ。」
キエレ「君達こそなにが目的なんだい?」
バスクとキエレがお互いを睨む。
どちらも一歩も引かず口を開く。
バスク「お前は分かってないな。」
キエレ「分かってないのはそっち。」
バスク「今ならまだボスの右腕として…!」
キエレ「道具はもういい!」
バスク「道具だっていいじゃねーかよ!」
キエレ「いやだ!」
バスク「まだ…見てくれるだけいいじゃねーかよ…。」
悔しそうな顔をするバスク。
リウス「お前可哀想だな。」
バスク「あ゛!?」
リウス「バトルしないか?」
バスク「………?」
リウス「俺とお前の1対1でのバトルだ。俺が勝ったら今回は諦めて出直してこい。お前が勝ったら俺がキエレを説得してやる。勿論結果は、必ずお前らのところに戻るようにしてやる。」
バスク「いいだろう。スイマ、お前は手を出すな。」
スイマ「でも~、バスク防御型だよねぇ~?」
リウス「俺も防御型だ。だから物理でいく。」
スイマ「殴り合い蹴り合いって訳か~。」
バスク「ルールは?」
リウス「1,どちらかが降参と言う、または戦闘不能状態になる事で勝敗を決める。
2,魔法は使ってはいけない。
3,近くの土や石は使ってもよいとする。
まぁこんなとこだな。」
バスク「いいだろう。」
キエレ「リウス!バスクは下っ端って言っても使うのは圧倒魔法だ!努力した分通常の人より運動能力の高い方だと思う!」
リウス「大丈夫だって。心配すんな。」
前へ出るバスクとリウス。
リウスの後ろではキエレが心配そうな顔をしている。
リウスとバスクが構える。
リウス「スイマ。スタートの合図を頼む。」
スイマ「いいよ~!」
スイマは手を前に出す。
スイマ「…リウスくん、約束は約束だからネ?」
リウス「ああ。」
スイマ「いくっよ~!よーい、スタート!」
勢いよく上げられた手に反応し先に行動に移したのはバスクの方だった。
リウスに向かい回し蹴りをする。
しかし…
バスク「…なっ!?」
リウスはリウスの足を軽々と持ち上げ後ろに引く。
バスク「クソッ…はなせっ!」
リウス「この足…折ってやろうか…?」
そう言いリウスはバスクの足を掴み上へ上げる。
そこまで体の柔らかくないバスクはバランスを崩して地面に尻もちをつく。
リウス「お前みたいに感情的になりやすい奴は表情に計画性が出やすい傾向にある。お前に足りないのは観察力だ。それと…降参するか?」
バスク「なにバカなことを…!」
バスクはキッとリウスの事をしたから睨む。
リウス「…そうか。なら…」
リウスがバスクの顔に蹴りをいれる。
バスク「…早いっ」
リウス「お前が遅いんだ。」
リウス(考えから攻撃にうつすまには数秒間時間が掛かっている。1度攻撃をした後は一瞬の隙が出来るからそこを狙う!)
バスクがみぞおちを狙う。
そこですかさずリウスはその一撃を避け、バスクの後ろに回りこむ。
バスク「ぐはっ…!」
バスクの背中を殴りその後回し蹴り。
バスクは地面に膝をつく。
リウス「勝負ありだな。」
バスク「……っぐ…」
リウス「キエレ、行くぞ。」
スイマ「待った。」
スイマの方を向くリウス。
スイマはチロッと舌を出していた。
リウス「…?」
キエレ「ガード!」
キエレがリウスの近くに行き魔法を発動する。
スイマ「僕とは約束してないからいいよね?」
キエレ「レベル的にスイマの魔法は僕には通用しないよ。」
スイマ「知ってるよ~、けど~、10秒間だけでしょ?」
キエレ「僕のは連続が効くからね。ガード。そういうスイマこそ水分補給は必要ないの?スイマの魔法はチート魔法だけど使うだけ体力の代わりに大量の水分が必要となる。」
スイマ「どっちが倒れるのが先だろうね~!」
リウス(どうすれば…恐らくこのまま行けばキエレが勝つが、あのスイマって奴が何も企んでないとは思えない…近くに仲間がいるなどの可能性も考えておかないと…。)
リウスがそう考えていた時…。
急に景色が変わった。
ーーーーー
次回「僕の魔法は早送り。」
「体内魔法だけど圧倒魔法レベルだよ。ちなみに、心臓をさして早送りさせ殺す事も可能。」
「本当に何も覚えてないの?」
ーーーーー
おまけ
リウス「いや……魔法使えよ!」
キエレ「ちなみにみぞおちって言うのは心臓より下、へそより上のところだよ。」
リウス「リウスはリウスの足を軽々と持ち上げ後ろに引く。この文意味不。どういうことだ?」
キエレ「分からなかった人よ…考えて、そして察して下さい。」
リウス「恐らくもう2度と作者は魔法以外のバトルを書かないでしょう。」
キエレ「原因は難しいから。だそうです。」
後ろから誰かが話し掛けてきた。
???「おい。キエレだな。」
キエレ「バスク!?」
リウス「だれ?」
キエレ「…無限ループの下っ端。」
バスク「下っ端じゃねーし!」
スイマ「スイマもいるよ~♪」
キエレ「スイマは厄介だな。」
急に現れた彼らは無限ループの一員らしい。
フワッとした髪に怒った顔のバスク。
眠そうな目にダボッとした服のスイマ。
バスク「キエレ!無限ループに戻れ!」
スイマ「呼び戻しに~、来たんだよ~。」
キエレ「戻らない。!」
バスク「…そいつは誰だ?」
キエレ「えっと…」
リウス「コイツの今の仲間ですけど?」
キエレ「!」
バスク「ならさ、お前が説得してよ。」
リウス「あ゙?」
スイマ「キエレは僕らといた方が力がつくよ~」
バスク「俺達にはキエレが必要なんだ。」
キエレ「僕は力なんていらない。」
バスク「お前は一体なにが不満なんだよ。」
キエレ「君達こそなにが目的なんだい?」
バスクとキエレがお互いを睨む。
どちらも一歩も引かず口を開く。
バスク「お前は分かってないな。」
キエレ「分かってないのはそっち。」
バスク「今ならまだボスの右腕として…!」
キエレ「道具はもういい!」
バスク「道具だっていいじゃねーかよ!」
キエレ「いやだ!」
バスク「まだ…見てくれるだけいいじゃねーかよ…。」
悔しそうな顔をするバスク。
リウス「お前可哀想だな。」
バスク「あ゛!?」
リウス「バトルしないか?」
バスク「………?」
リウス「俺とお前の1対1でのバトルだ。俺が勝ったら今回は諦めて出直してこい。お前が勝ったら俺がキエレを説得してやる。勿論結果は、必ずお前らのところに戻るようにしてやる。」
バスク「いいだろう。スイマ、お前は手を出すな。」
スイマ「でも~、バスク防御型だよねぇ~?」
リウス「俺も防御型だ。だから物理でいく。」
スイマ「殴り合い蹴り合いって訳か~。」
バスク「ルールは?」
リウス「1,どちらかが降参と言う、または戦闘不能状態になる事で勝敗を決める。
2,魔法は使ってはいけない。
3,近くの土や石は使ってもよいとする。
まぁこんなとこだな。」
バスク「いいだろう。」
キエレ「リウス!バスクは下っ端って言っても使うのは圧倒魔法だ!努力した分通常の人より運動能力の高い方だと思う!」
リウス「大丈夫だって。心配すんな。」
前へ出るバスクとリウス。
リウスの後ろではキエレが心配そうな顔をしている。
リウスとバスクが構える。
リウス「スイマ。スタートの合図を頼む。」
スイマ「いいよ~!」
スイマは手を前に出す。
スイマ「…リウスくん、約束は約束だからネ?」
リウス「ああ。」
スイマ「いくっよ~!よーい、スタート!」
勢いよく上げられた手に反応し先に行動に移したのはバスクの方だった。
リウスに向かい回し蹴りをする。
しかし…
バスク「…なっ!?」
リウスはリウスの足を軽々と持ち上げ後ろに引く。
バスク「クソッ…はなせっ!」
リウス「この足…折ってやろうか…?」
そう言いリウスはバスクの足を掴み上へ上げる。
そこまで体の柔らかくないバスクはバランスを崩して地面に尻もちをつく。
リウス「お前みたいに感情的になりやすい奴は表情に計画性が出やすい傾向にある。お前に足りないのは観察力だ。それと…降参するか?」
バスク「なにバカなことを…!」
バスクはキッとリウスの事をしたから睨む。
リウス「…そうか。なら…」
リウスがバスクの顔に蹴りをいれる。
バスク「…早いっ」
リウス「お前が遅いんだ。」
リウス(考えから攻撃にうつすまには数秒間時間が掛かっている。1度攻撃をした後は一瞬の隙が出来るからそこを狙う!)
バスクがみぞおちを狙う。
そこですかさずリウスはその一撃を避け、バスクの後ろに回りこむ。
バスク「ぐはっ…!」
バスクの背中を殴りその後回し蹴り。
バスクは地面に膝をつく。
リウス「勝負ありだな。」
バスク「……っぐ…」
リウス「キエレ、行くぞ。」
スイマ「待った。」
スイマの方を向くリウス。
スイマはチロッと舌を出していた。
リウス「…?」
キエレ「ガード!」
キエレがリウスの近くに行き魔法を発動する。
スイマ「僕とは約束してないからいいよね?」
キエレ「レベル的にスイマの魔法は僕には通用しないよ。」
スイマ「知ってるよ~、けど~、10秒間だけでしょ?」
キエレ「僕のは連続が効くからね。ガード。そういうスイマこそ水分補給は必要ないの?スイマの魔法はチート魔法だけど使うだけ体力の代わりに大量の水分が必要となる。」
スイマ「どっちが倒れるのが先だろうね~!」
リウス(どうすれば…恐らくこのまま行けばキエレが勝つが、あのスイマって奴が何も企んでないとは思えない…近くに仲間がいるなどの可能性も考えておかないと…。)
リウスがそう考えていた時…。
急に景色が変わった。
ーーーーー
次回「僕の魔法は早送り。」
「体内魔法だけど圧倒魔法レベルだよ。ちなみに、心臓をさして早送りさせ殺す事も可能。」
「本当に何も覚えてないの?」
ーーーーー
おまけ
リウス「いや……魔法使えよ!」
キエレ「ちなみにみぞおちって言うのは心臓より下、へそより上のところだよ。」
リウス「リウスはリウスの足を軽々と持ち上げ後ろに引く。この文意味不。どういうことだ?」
キエレ「分からなかった人よ…考えて、そして察して下さい。」
リウス「恐らくもう2度と作者は魔法以外のバトルを書かないでしょう。」
キエレ「原因は難しいから。だそうです。」
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