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診察結果
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暫くしてオルトと、カイテが入ってきた。
「お待たせしてごめんね?では、2人には診察結果を話すね。
美久さん、貴女の体に力が入らないのはその、飲まされた液体に関係していると思うの。
しかし、液体の正体がまだ分かっていなくて何の処置ができないの。
けど、安心して。今この城にいる魔術師があの部屋にある本や色々調べて方法を今調べてもらっているの。
だからもう少し辛抱してくれないかしら。
大丈夫、その液体は今の所体死に至る事は無いからそれは安心して。
暫くはこの部屋のベットで生活して貰うしか無いんだけど…。大丈夫かしら?」
カイテの話によると、今、美久に飲まされた液体を解読していると。
体に力が入らないのは死に至る事は無い。
暫くの間はベットの上で生活するしか無いと言うことか。
「分かりました。でも、この部屋のベットを使ってもよろしいんですか?見たところ私が使わせて貰っている部屋じゃないはずなんですけど…。」
美久はベットの上で生活をするのは構わないけど、自分が誰かのベットを使っているのではと思っている。
「大丈夫だ。そのベットはそこに居るオルトのベットだから。何の問題もない。」
カイテはサラッと美久が使っているベットがオルトのものだと言った。
それを聞いた美久は慌てて
「あ、あの、今すぐ退けますね。すみません、長々と占領してしまって。」
ベットから降りようとしていた所を見ていたオルトが慌てて
「お、おい、降りるな、降りなくていい!そのままベットを使っても構わない。問題が解決するまでこの部屋を好きに使ってくれ。」
オルトが美久にベットを使っても良いと言ったが…
「では、オルト様はどこで寝るのですか?私が使ってしまったらオルト様が寝る場所がありませんではないですか。私は自分の部屋で大人しくしていますから。」
「嫌、今貴女の部屋には戻れません。あんな事が有りましたので部屋の隅々まで調べています。カタリーヌが出入りしていたので何かあるのではと思いまして。すみません。勝手に部屋を調べてしまって。」
「いえ、私が使わせて貰っているので調べるなんて構いません。それで、何か見つかりましたか?」
カタリーヌが出入りしていたから何か隠していると私でもそう思う。
だから騎士が部屋の中を探しているのだと考えた。
その事をオルトに聞けば神妙な顔をして
「さっき、部下の1人がベット下から瓶に入った液体が見つかった。
それを魔術師に渡して分析して貰っている。
机の中からは何やらこの国には無い文字で書かれた紙が見つかった。
それも解析して貰っている。
当分はこの部屋で暮らして貰う。
何か必要な物が有れば言ってくれ。持ってくるから。」
「分かりました。」
「さて、私はこれで。他の患者さんの事を見なきゃいけないから。美久さん、安静にしていてね。オルト、何かあればすぐ言って。飛んでくるから。」
カイテは2人に言って部屋を出ていった。
「では私もこれで、部屋の外に居ますから何かあれば呼んでください。」
「分かりました。あの、この事は王様に…」
美久は気になっていた事をオルトに聞いた。
オルトは少し間を空けて話した。
「この事は陛下に知らせてあります。貴女は陛下のお客人となっていますので。今回のことを聞いた陛下は大変お怒りになられ実行した者は勿論、カタリーヌの家は爵位剥奪、身分を平民に落とすと決めていました。
しかし、まだ決まった訳ではありませんが…
処分は重くなるはずです。陛下の客人に手を出したから。
この話はここまでと言う事で。
では、失礼します。」
オルトは何やら焦った様に部屋を出ていった。
1人になった美久はさっき聞いたオルトの話を考えていた。
「お待たせしてごめんね?では、2人には診察結果を話すね。
美久さん、貴女の体に力が入らないのはその、飲まされた液体に関係していると思うの。
しかし、液体の正体がまだ分かっていなくて何の処置ができないの。
けど、安心して。今この城にいる魔術師があの部屋にある本や色々調べて方法を今調べてもらっているの。
だからもう少し辛抱してくれないかしら。
大丈夫、その液体は今の所体死に至る事は無いからそれは安心して。
暫くはこの部屋のベットで生活して貰うしか無いんだけど…。大丈夫かしら?」
カイテの話によると、今、美久に飲まされた液体を解読していると。
体に力が入らないのは死に至る事は無い。
暫くの間はベットの上で生活するしか無いと言うことか。
「分かりました。でも、この部屋のベットを使ってもよろしいんですか?見たところ私が使わせて貰っている部屋じゃないはずなんですけど…。」
美久はベットの上で生活をするのは構わないけど、自分が誰かのベットを使っているのではと思っている。
「大丈夫だ。そのベットはそこに居るオルトのベットだから。何の問題もない。」
カイテはサラッと美久が使っているベットがオルトのものだと言った。
それを聞いた美久は慌てて
「あ、あの、今すぐ退けますね。すみません、長々と占領してしまって。」
ベットから降りようとしていた所を見ていたオルトが慌てて
「お、おい、降りるな、降りなくていい!そのままベットを使っても構わない。問題が解決するまでこの部屋を好きに使ってくれ。」
オルトが美久にベットを使っても良いと言ったが…
「では、オルト様はどこで寝るのですか?私が使ってしまったらオルト様が寝る場所がありませんではないですか。私は自分の部屋で大人しくしていますから。」
「嫌、今貴女の部屋には戻れません。あんな事が有りましたので部屋の隅々まで調べています。カタリーヌが出入りしていたので何かあるのではと思いまして。すみません。勝手に部屋を調べてしまって。」
「いえ、私が使わせて貰っているので調べるなんて構いません。それで、何か見つかりましたか?」
カタリーヌが出入りしていたから何か隠していると私でもそう思う。
だから騎士が部屋の中を探しているのだと考えた。
その事をオルトに聞けば神妙な顔をして
「さっき、部下の1人がベット下から瓶に入った液体が見つかった。
それを魔術師に渡して分析して貰っている。
机の中からは何やらこの国には無い文字で書かれた紙が見つかった。
それも解析して貰っている。
当分はこの部屋で暮らして貰う。
何か必要な物が有れば言ってくれ。持ってくるから。」
「分かりました。」
「さて、私はこれで。他の患者さんの事を見なきゃいけないから。美久さん、安静にしていてね。オルト、何かあればすぐ言って。飛んでくるから。」
カイテは2人に言って部屋を出ていった。
「では私もこれで、部屋の外に居ますから何かあれば呼んでください。」
「分かりました。あの、この事は王様に…」
美久は気になっていた事をオルトに聞いた。
オルトは少し間を空けて話した。
「この事は陛下に知らせてあります。貴女は陛下のお客人となっていますので。今回のことを聞いた陛下は大変お怒りになられ実行した者は勿論、カタリーヌの家は爵位剥奪、身分を平民に落とすと決めていました。
しかし、まだ決まった訳ではありませんが…
処分は重くなるはずです。陛下の客人に手を出したから。
この話はここまでと言う事で。
では、失礼します。」
オルトは何やら焦った様に部屋を出ていった。
1人になった美久はさっき聞いたオルトの話を考えていた。
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