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11.
しおりを挟む美優の中で蠢き、擦りながら自由に出入りする指に、蜜が掻き出されるが、止めどなく湧き出るため、シーツは美優の蜜で濡れている。
「はぁ・・・はぁ・・・・・・ふ・・・ぅ・・・・・・」
無理やりな行為に突然巻き込まれ、何一つ望まぬことを強いられ、兄が遊びに飽きるまで我慢するだけのはずだった。
なのに兄は飽きもせず、じっくりと自分を追い詰めるせいで、身体がひどく辛い状況になっていく。
気がつけば、美優はちょっとしたことでも敏感に快楽を拾ってしまうようになった。
蜜の絡んだ指で、すぐ側の突起を撫でられた瞬間、美優は甘い声を漏らしたことに気づかなかった。
「んっ・・・」
理が美優の中で指を動かしながら、突起を優しく撫で擦ると、美優からまた甘い声が漏れた。
「・・・ふぅ・・・んっ・・・・・・」
「セックス知らないのに、美優のここ、すごくイヤらしい。」
「そ、そんなことっ・・・」
ない───と言えるだろうか。
欲求不満のせいで毎晩、無意識のうちにオナニーをしてる───と本人は思ってるため、自分で弄り過ぎた結果、たとえ無理やりな行為でも濡れてしまうと美優は思ってしまった。
「美味しそうにここをトロトロにして俺を誘って、美優はなんてふしだらなんだ。」
誘ってない───そう言おうと開いた口は唇で塞がれ、口内に理の舌が入ってきて美優は一瞬固まる。
話には聞いたことがあるが、こういう大人のキスはしたことがなかった。
「んんっ!んーっ・・・」
舌を追い出そうとしても理の方が上手で、結局好き勝手に貪られ刺激されていく。
「はぁっ、・・・・・・はぁっ・・・・・・っ・・・ん・・・」
上手く息が出来ないことと、口内の刺激で美優はぼうっとなり、いつの間にかシャツを脱ぎ捨てていた兄の身体が目に入った。
ほっそりした身体だと思っていた兄の身体は、程よくしまってるうえ、肌は滑らかでとても美しく、まるで高価な芸術品のようだった。
思わず触れると、見た目通りの滑らかさが手に伝わる。
(今まで何人がお兄ちゃんに触れたんだろう)
ふと浮かんだ疑問に、何故か一瞬モヤッとなった。
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