【Ｒ１８】掌上

１０.

力に敵わず、体力も敵わず。そんな相手に長々と抗い続けられようか。

下着はとうに剥ぎ取られ裸体を晒し、胸を口と手で責め立てる理の服を、弱々しく美優は引くが何の意味もなさない。


「･･････ゃ･･････ぃゃ･･･」


時間をかけさんざん弄られた突起は赤くひりつき、痛みと快感を美優にもたらす。


「はぁっ･･････ぁ･･･やっ･････････ふぅっ･･････」

「気持ちいい？」

「･･････」

絶対に認めたくない。

兄妹というだけでもダメなのに、兄は無理やりこんなことをしてきたのだ。

キッと睨み付けた美優はドキリとした。いつも理知的な兄の瞳が、情欲に濡れていたのだ。

「気持ちよくない？じゃあ──」

「っ！！そこはだめぇっ･･･」


くぷうっ･･･

蜜で潤う美優の中に、すんなり理の指が飲み込まれ、くにくにぐにぐにと動く。

いつの間にか指は３本まで増え、くちゃくちゃとイヤらしい音を鳴らす。


「やだぁお兄ちゃんっ･･････やぁ･･･指動かしちゃやだっ･･････やだぁ･･･」

「どうして？」

「動くと･･･き、気持ちい･･･悪っ、気持ち悪いからっ･･････」

「そうなんだ。じゃあ気持ちよくなるまで頑張ろうか。」

「な、なんでそうなるの！？」


理は美優が中で１番弄られるのが大好きな場所を責めた。


「あ、あ、だめぇっ！そこはっ･･･１番き、気持ち、悪っ･･･悪いから無理っ･･････」

「苦手は克服する努力しないと。ほら、頑張って。」


くちゅ、くちゅ、くぷぅ、

「あっ･･･んっ･･････ふぅ･･･ふぅ、やっ、あ、変っ、変な感じがっ･･････」

「じゃあ止めた方いいね。」

「あっ･･･」

美優はイケなかった。