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しおりを挟む下着姿でベッドに横たわる紗雪のブラを取ると、サッと腕で隠された。
「隠さないで。」
「爽くんだけ見るのズル~い」
紗雪が頬をぷくりとさせ、俺を睨む。幼さの残る仕種に、この先の行為に罪悪感が湧く。ふんっ、今更罪悪感だと?ヤリたくて堪らないくせにふざけんな。偽善者め。
「はいはい。」
Tシャツを脱ぎ捨て露になった上半身に、紗雪が目を逸らした。
「見たがったくせに何故目を逸らす。」
「だって、だって…」
紗雪の頬がうっすら赤い。
腕を退ければ柔らかで瑞々しい2つの果実が現れる。俺の想像力…いや妄想力?どっちか知らんけどすごくね?紗雪の裸なんて小さい頃しか見たことないのに、目の前にある果実のクオリティよ。紗雪が脱いだら実際これが出てくるんだろうという謎の自信がある不思議。
額、頬、唇と軽いキスを降らせ、首筋にもキスをする。すぐにでも齧り付きたい果実を避け、あちこちに吸い付き、紗雪に赤い花を咲かせば、行為がくすぐったいのか、紗雪からちょっと笑いが漏れた。
果実の飾りに触れないようやわやわと揉み、手の中で歪に形を変える様を楽しんだ後、飾りを撫で擦り、捏ねてやればピンとして、食べられるのを待ってるようだ。果実に齧り付き飾りをチュウチュウ吸う。
「あっ……ふうっ…」
食感を楽しむように飾りを軽く噛んだり舐め回しながら、寂し気なもう片方もちゃんと可愛がる。
「……っん…」
飾りを捏ね爪でカリカリと掻いていた手を紗雪の下半身へ伸ばし、下着の中へ入れると、ビクッとした紗雪の手がそれを止めようと掴んできたが、無視して進めた。
「やっ、だめっ、爽くん!あっ…」
奥へ進むための入口へと指を潜らせれば──よし…、しっかりと蜜が湧いているな。
「あっ…やっ…爽くんっ」
狭い道をくちっ…と音をさせ指が進み、まず1本で探り、2本に増やしては探って解す。その度、くぷっ、くちゅっ、と音がして、それが恥ずかしいのか紗雪が手で顔を隠した。
「紗雪の中が悦んで蜜が湧いてるよ。」
蜜の絡んだ指で出入口側の突起を撫で擦ると、中を解してた時よりも甘い声が。可愛い。もっと聴きたい。
「ぁあ、んっ…」
「可愛い。」
「やっ…だぁ……爽くんっ」
ぬるぬるの指が突起を滑らかに擦り、くにくにと捏ね、時折リズミカルにトントンと刺激を与えられるのに堪えられず逃げたいのか、俺から逃げたいのか分からないが──やっぱ俺からかな。お兄ちゃんと信頼している相手がやっていい行為じゃない──紗雪の身体が動く。
「あ……は、あ…っくぅう……なんか奥ぅ……」
「奥がどうしたの?」
「やっ、分かんない……っ…変、あっ、ん…」
「そっか。」
突起の刺激で更に蜜のだらだらしたソコに、3本目の指を潜らせて蠢かせ、ぐぷっ、ぐぷっとたくさんイヤらしい音を紗雪に聴かせるように鳴らす。
「ぁあん!やだっ、あんっ、そこだめぇ!」
「ここ?ここがいいんだ?」
敏感に反応した場所を重点的に刺激する。
「やっ、違っ、だめなのっ……あっ、変!変なのっ……あ、あ、ぁあん!」
「イッた紗雪すごく可愛い。」
「はぁ……はぁ……も、触っちゃだめ……」
「ははっ、紗雪のここはそう言ってないよ。ほら、美味しそうに指を3本咥え込んだまま離さない。子どもだと思ってたのに、知らないうちにイヤらしい子に育っててお兄ちゃん驚いたわ。」
「違っ、イヤらしくないもん!」
「いいや紗雪はイヤらしいよ。なぁ、誰にここ弄られてるのかちゃんと分かってんの?紗雪が普段からお兄ちゃんだって言ってる相手に掻き混ぜられて、中をぐちゅぐちゅにしてさ。イヤらしくないなら、なんで異性として見てない通称家族ポジ相手にこんなになってんだよ。」
掻き混ぜながら問えば
「…うっ…ん、ふぅう……相手が爽くんだから…だもっ…」
なんかキュンとした。いや何キュンとしてんだよ。これ夢だから。願望夢だからなんか都合いい感じになってるだけだから、真に受けちゃだめだろ。
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