伊良湖岬

夕月 檸檬 (ゆづき れもん)

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帰路~豊鉄渥美線から名鉄名古屋本線へ~

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次に渥美あつみ線や豊鉄とよてつバスに乗るのは、いつだろうか?


次は、花が咲き誇る季節に「伊良湖いらご菜の花ガーデン(旧:伊良湖フラワーパーク)」に行ってみたい。
伊良湖いらご岬よりは近いので、調子のいい時に。

伊良湖いらごエリアは“近くて遠い場所”として長年行きそびれていたけど、一度行ったので、もう一度行ける自信が持てる気がする。


そんなことを考えながら、車窓しゃそうから遠くを眺めているうちに、終点「豊橋とよはし」に到着。


名鉄めいてつに乗り換える前に、駅ビルの中を歩いてみた。
入りたかったカフェは分煙で、入口まで臭いが漂っていたのが残念。

移動の疲れで、きっと夕食の支度はできないと思い、お弁当を買った。


乗り換え地点までは確実に座りたいので、名鉄では特急の特別車両を選んだ。

乗ったのは数少ない、展望席のある列車だったけれど、展望席ではなかった。
券売機の座席希望画面で「どこでもいい」を選んだせいか……と後悔した。

後日、展望席に座るには、その画面で「展望席」を選べばいいとわかった。
展望席がある場合にだけ、表示されるボタン。

特別車両の中でも、展望席は特に“特別”なのだ。


乗り換えをしたあとは、ラッシュアワーでも、運良く最後まで座っていられた。


帰宅してからお弁当を食べたのも、旅の一部。




少し不安になったり、戸惑ったりもしたけれど……。

気さくで優しい若者たちとバスの運転士さんたち、親切なコンビニの店員さん、車窓しゃそう伊良湖いらご岬からの眺め、地元農業高校製作のジェラート、しらす丼、あさりキティちゃん、のんびりゆったりとした土地柄が、「平成最後の夏」の思い出に加わった。
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