133 / 145
新章Ⅰ「忌み子と騎士のゆくところ」
39.ぐつぐつ★
しおりを挟む
雨と風、波と雷。酔った騎士たちの笑い声。そういう激しい物音は壁と暗闇の先にあった。闇は幾重に折り重なった柔らかい帳となって二人を守った。帳がかすかにめくれたところにランプがあり、木箱のなめらかな角や、蔵の青く塗られた壁を鮮やかに映し出す。
差し出されるまま、ルカはジェイルの指を食んだ。関節に沿って舌を這わせ、長い指を頬張る。唾液を掻き出そうと動く指を受け入れながらジェイルを見つめる。自分がどんなに淫らな顔をしているかはジェイルの目の細まり方から知れた。
口の中で人差し指と中指が開く。
「ふ、はぁ……」
上唇と下唇が離れ、そこからとろとろと唾液が垂れた。顎から胸に落ち、乳輪をわずかにかすめる。苦しげに眉を寄せるルカに、ジェイルは「噛んでみろ」と言った。
「ん……んむ……」
「もっと」
ルカは噛んだ。ジェイルが嬉しそうなのを見て、二本の指にさらに歯を立てる。
「あぁ……」
満足げな声に、ルカはびっくりして顎の力をゆるめた。噛んだところをペロペロと舐めるルカに、ジェイルは苦笑した。「指がな、たくさんある気がする」と言う。噛まれると自分の輪郭がはっきりして気持ちいいらしい。
彼が落下月の影響を抑えるためにどういった経過を経たのか、ルカは知らなかった。しかしそう言われてみると、ジェイルの背後にある暗闇が彼の輪郭を大きくゆがませているように見えた。
「……ジェイルさま」
「ん、」
「来て……」
ルカは自分の体の上に彼を導いた。ねだるように唇を寄せ、両手で彼の背をさする。気のせいかもしれないが手の触れたところから、なにか変形していたものがひっこんでいくように感じた。ルカは腕のみならず、脚でも彼に組み付いた。
「ルカ……」
ジェイルがゴクッと喉を鳴らす。目と目で見かわすほんの少しの間に、彼の腰はゆるやかに前後していた。ルカは自分の濡れた股に彼の太い性器を感じた。ルカの勃たないそれをすりつぶすほどに硬さを増し、口づけが深くなる。
唾液をまとったジェイルの指が、腰に触れる。ルカはもだえた。後穴に触れられるのは久しぶりだった。
「あぁあん……」
「おまえは、本当にここが弱いな……」
浮いた尻を揉みしだき、汗ばんだ谷間を指でなぞる。ジェイルは耳元で笑った。
「知ってるか。ここに尻尾の付け根がある」
尾てい骨のことだとすぐにわかった。修道院でひとを癒す技を身に着ける時、骨や筋肉についても教わる。だがジェイルが「おまえはよがると、すぐにここが動く」と言ったのには耳を疑った。
「俺がここに触る時、犬や猫みたいにぴこぴこ動いて指を誘ってくる」
「そ……っ、そんなわけ……」
「現に動いてる」
「んぁあっ」
ジェイルがパンと手をあてがうと、確かに骨の先が動くのがわかる。刺激を求めてぐりぐり小さな円を描いている。
「ひぅ……う、く、……んっ」
「あの女に気づかれなくて良かったな」
「あぁあ、そこ、だめ……!」
「だめだと? 股をこんなにグショグショにしているくせに」
ルカの性器は小さく、ジェイルの手は大きかった。ジェイルは指四本を尻に回したままでも、親指が性器に届く。そのまま中指で後穴を深々と犯す。
「ふぅ……うぅっ、んーっ」
沈黙していた性器がぴくっぴくっと反応を示す。ルカは勃起しないよりも恥ずかしかった。男にも女にもなりきらない体が、快楽をむさぼろうとする。腰が揺れる。女神の守りから勝手に抜け出そうとする。ジェイルは言った。
「……ルカ。おまえの体はな、自覚している以上に柔らかいんだよ」
「あぁ、あぁ」
胸を指の間に挟んでひっぱられる。左右の手に支配され、ルカの体は追いつめられる。
「胸は膨らんできた。ケツは指で感じる。女に襲われて勃たなくなったのだって、そういうことだろう。傷つかないからって不変なわけじゃない。それがどれほど危ういかわかってんのか……?」
「あぁーっ」
後穴に押し入ってきた男根を、ルカは腰の奥で締め付けた。空洞がぴったりと埋まる。多幸感は湧き水のように深いところから来た。腰を打ち付けられるたびに頭の箍が外れる。ばらばらになり、ジェイルが求めるかたちへと組み合わさる。
(溶けてしまう……)
ルカのかすんだ目は、暗闇にきらきらと光るものを見た。ジェイルの汗だ。熱を持って赤くなる古傷と、ルカのとろけた顔を大写しにする黒い瞳が目の前にあった。
「もう……俺以外に触らせるなよ……」
「ん……あぁん……」
甘い囁きにルカはびくびくと感じた。身も心も甘く責め立てられ、淫らな声が口からとめどなくあふれる。
「あうぅ……うぅ……んっ、ジェイル……ジェイル……!」
「うん……」
「あんっ、あ、あ、すき、しゅひれひゅ……んぅ……んっ、んっ、ジェイルさま、も……っ」
「……っ、当たり前だろう」
荒々しい責めをルカは胸を反らして受け入れた。蔵の壁を乱れ打つ雨が二人の声を遠くかすませる。しかしルカには、ジェイルが「俺には、おまえだけだ」と切ない声を漏らすのが聞こえた。
ルカはそれが、とても嬉しかった。(ジェイル様は私だけなんだ……!)と思うと、心の巾着の口を結ぶように胸がきゅうっと締まる。口づけが甘い。ジェイルの腰が持ち上がるのを感じた。ルカは絡ませた脚ごとひっぱられ、頭が下がる。しかし射精してもらいたくて膝は緩めなかった。開いた腰を左右に揺すぶり、ジェイルの性器を締め付ける。
「こ……のっ」
角度のついた鋭い突きを、ルカは無防備に受けた。射精する間、ジェイルはルカを固く抱いて離さなかった。精液を全体に塗り付けるかのように腰だけを小刻みに振り、ルカの小さな体を押しつぶす。
「ア……ッ!」
ひときわ高く甘い声が上がった時、ルカは股の間に精液をかけられていた。内も外もジェイルの精にまみれる。たっぷりと重い体液を受けて、ルカの性器はわずかに反応したようだった。だがそれもすぐにわからなくなる。ジェイルは射精してなお興奮したようにルカを求めた。
差し出されるまま、ルカはジェイルの指を食んだ。関節に沿って舌を這わせ、長い指を頬張る。唾液を掻き出そうと動く指を受け入れながらジェイルを見つめる。自分がどんなに淫らな顔をしているかはジェイルの目の細まり方から知れた。
口の中で人差し指と中指が開く。
「ふ、はぁ……」
上唇と下唇が離れ、そこからとろとろと唾液が垂れた。顎から胸に落ち、乳輪をわずかにかすめる。苦しげに眉を寄せるルカに、ジェイルは「噛んでみろ」と言った。
「ん……んむ……」
「もっと」
ルカは噛んだ。ジェイルが嬉しそうなのを見て、二本の指にさらに歯を立てる。
「あぁ……」
満足げな声に、ルカはびっくりして顎の力をゆるめた。噛んだところをペロペロと舐めるルカに、ジェイルは苦笑した。「指がな、たくさんある気がする」と言う。噛まれると自分の輪郭がはっきりして気持ちいいらしい。
彼が落下月の影響を抑えるためにどういった経過を経たのか、ルカは知らなかった。しかしそう言われてみると、ジェイルの背後にある暗闇が彼の輪郭を大きくゆがませているように見えた。
「……ジェイルさま」
「ん、」
「来て……」
ルカは自分の体の上に彼を導いた。ねだるように唇を寄せ、両手で彼の背をさする。気のせいかもしれないが手の触れたところから、なにか変形していたものがひっこんでいくように感じた。ルカは腕のみならず、脚でも彼に組み付いた。
「ルカ……」
ジェイルがゴクッと喉を鳴らす。目と目で見かわすほんの少しの間に、彼の腰はゆるやかに前後していた。ルカは自分の濡れた股に彼の太い性器を感じた。ルカの勃たないそれをすりつぶすほどに硬さを増し、口づけが深くなる。
唾液をまとったジェイルの指が、腰に触れる。ルカはもだえた。後穴に触れられるのは久しぶりだった。
「あぁあん……」
「おまえは、本当にここが弱いな……」
浮いた尻を揉みしだき、汗ばんだ谷間を指でなぞる。ジェイルは耳元で笑った。
「知ってるか。ここに尻尾の付け根がある」
尾てい骨のことだとすぐにわかった。修道院でひとを癒す技を身に着ける時、骨や筋肉についても教わる。だがジェイルが「おまえはよがると、すぐにここが動く」と言ったのには耳を疑った。
「俺がここに触る時、犬や猫みたいにぴこぴこ動いて指を誘ってくる」
「そ……っ、そんなわけ……」
「現に動いてる」
「んぁあっ」
ジェイルがパンと手をあてがうと、確かに骨の先が動くのがわかる。刺激を求めてぐりぐり小さな円を描いている。
「ひぅ……う、く、……んっ」
「あの女に気づかれなくて良かったな」
「あぁあ、そこ、だめ……!」
「だめだと? 股をこんなにグショグショにしているくせに」
ルカの性器は小さく、ジェイルの手は大きかった。ジェイルは指四本を尻に回したままでも、親指が性器に届く。そのまま中指で後穴を深々と犯す。
「ふぅ……うぅっ、んーっ」
沈黙していた性器がぴくっぴくっと反応を示す。ルカは勃起しないよりも恥ずかしかった。男にも女にもなりきらない体が、快楽をむさぼろうとする。腰が揺れる。女神の守りから勝手に抜け出そうとする。ジェイルは言った。
「……ルカ。おまえの体はな、自覚している以上に柔らかいんだよ」
「あぁ、あぁ」
胸を指の間に挟んでひっぱられる。左右の手に支配され、ルカの体は追いつめられる。
「胸は膨らんできた。ケツは指で感じる。女に襲われて勃たなくなったのだって、そういうことだろう。傷つかないからって不変なわけじゃない。それがどれほど危ういかわかってんのか……?」
「あぁーっ」
後穴に押し入ってきた男根を、ルカは腰の奥で締め付けた。空洞がぴったりと埋まる。多幸感は湧き水のように深いところから来た。腰を打ち付けられるたびに頭の箍が外れる。ばらばらになり、ジェイルが求めるかたちへと組み合わさる。
(溶けてしまう……)
ルカのかすんだ目は、暗闇にきらきらと光るものを見た。ジェイルの汗だ。熱を持って赤くなる古傷と、ルカのとろけた顔を大写しにする黒い瞳が目の前にあった。
「もう……俺以外に触らせるなよ……」
「ん……あぁん……」
甘い囁きにルカはびくびくと感じた。身も心も甘く責め立てられ、淫らな声が口からとめどなくあふれる。
「あうぅ……うぅ……んっ、ジェイル……ジェイル……!」
「うん……」
「あんっ、あ、あ、すき、しゅひれひゅ……んぅ……んっ、んっ、ジェイルさま、も……っ」
「……っ、当たり前だろう」
荒々しい責めをルカは胸を反らして受け入れた。蔵の壁を乱れ打つ雨が二人の声を遠くかすませる。しかしルカには、ジェイルが「俺には、おまえだけだ」と切ない声を漏らすのが聞こえた。
ルカはそれが、とても嬉しかった。(ジェイル様は私だけなんだ……!)と思うと、心の巾着の口を結ぶように胸がきゅうっと締まる。口づけが甘い。ジェイルの腰が持ち上がるのを感じた。ルカは絡ませた脚ごとひっぱられ、頭が下がる。しかし射精してもらいたくて膝は緩めなかった。開いた腰を左右に揺すぶり、ジェイルの性器を締め付ける。
「こ……のっ」
角度のついた鋭い突きを、ルカは無防備に受けた。射精する間、ジェイルはルカを固く抱いて離さなかった。精液を全体に塗り付けるかのように腰だけを小刻みに振り、ルカの小さな体を押しつぶす。
「ア……ッ!」
ひときわ高く甘い声が上がった時、ルカは股の間に精液をかけられていた。内も外もジェイルの精にまみれる。たっぷりと重い体液を受けて、ルカの性器はわずかに反応したようだった。だがそれもすぐにわからなくなる。ジェイルは射精してなお興奮したようにルカを求めた。
49
お気に入りに追加
90
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる