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新章Ⅰ「忌み子と騎士のゆくところ」
5.I'll☆
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(あったかい……)
深い水の中を落ちてゆく。身に着けた衣類がほどけ、溶ける。弾ける泡に全身を包まれながら、ルカの心は不思議と穏やかだった。息も苦しくない。ルカは子供の頃に帰っていく気がした。やがて羊水に揺蕩う胎児にまで戻り、水に還るに違いない。
(お母さまは、ふるさとだと言っていたけれど……)
ここに捧げられてきた『財産』をルカは思った。美しい髪飾りも代々伝わる宝剣も、この水に溶かされて跡形もない。
(きっと動物や人間も……)
緑の民の蛮行によって失われた命をルカは悼んだ。痛みがないことだけが救いだ。ここには血も骨も残らない。目の前にひときわ大きな泡が漏れたとたん、ルカの視界は暗くなった。
(あ、もう、だめだ……ジェイルさま……ごめんなさい……)
弾ける泡の中に、ジェイルの怒る顔が次々と浮かんだ。いつも怒らせてばかりいた。ルカがふがいないばかり心配させて、苦労をかけて、それでも大切に大切に守ってくれた。愛が滲んでいた。彼の言葉、目の動き、立ち居振る舞いのすべてに。
戻らないと、と思うのにルカはもう動けなかった。水底から目には見えない無数の手が伸びて自分を掴んでくる。霞んだ目で、ルカは岩肌に不思議なものを見た。
(ふね……?)
その朽ちた金属のかたまりを、なぜ船だと思ったのか自分でもわからない。しかし船としか思えないのだった。落下月。落ちてきた月。いつか緑の民が空を渡った、月の船。
そう思いいたった次の瞬間、急に周囲の水が重く、冷たくなった。息も苦しい。まるで首に腕でもかけられたみたいに喉が締まる。船が遠ざかり、自分の体がグングンと上昇しているとわかった。
(待って、まだ……あそこに……)
◇◇◇
(………?)
全身が濡れて重い。冷え切った肌に大きな熱が乗っていた。その熱の違いに肌が痺れ、触感が戻ってくる。
(あ、私の手……)
指は硬直しているが、手は動かせた。左右を認識して、ルカははたと意識を取り戻した。自分の唇にジェイルの唇が触れていた。肺へと送り込まれる息に、反射的に激しくムセる。騎士団仕込みのジェイルの蘇生法は荒々しかった。
「ルカ、俺がわかるか!? しっかりしろ!」
「はう、あうぅあ」
ビシバシと頬を張られながらルカはなんとか返事した。
「じぇ、じぇいる……」
「そうだ、この……バカッ!」
「わぷっ」
がばっと抱き着かれる。気がつくとジェイルの髪も体もルカと同じくらい濡れていた。
「い、いったい、何が……」
周囲がやけに暗いが、あれからそう長くは経っていないらしかった。水上邸の地下にルカがいて、ジェイルがいて、ベルマインと秘書がいた。
「驚いたよ。まさか主君を助けるために自らを供物に捧げるとは」
ルカを突き落とした領主はふてぶてしく両手を打ち鳴らした。彼の拍手の音の奇怪さに、ルカは眉を顰める。義手、だった。
「そうそう上手くいくことじゃない」
ベルマインが義手で叩くと彼の膝はガンと硬い音を立てた。義足。ルカは総毛だった。
「あなた、まさか、自分の手足を……!」
「ああ。君たちのようにはいかなかったが」
「ルカ、その狂人とはもう口を聞くな」
ジェイルはルカを抱き上げた。その目は怒りに燃えている。
「狂ってる? 僕が?」
「黙れ。死ね」
「遺物をだめにしたうえ、僕にそんな口を聞くのか」
「え……?」
暗い。そう思ったのは自分の目のせいだとばかり思っていた。ジェイルに横抱きにされたルカは見た。落下月は緑の光を失っていた。
「もう使い物にならない。君たち二人が光を吸い尽くした――そんな風に見えた」
「自業自得だ」
吐き捨てて踵を返すジェイルに、ベルマインは「どこへ行くつもりだい」と声をかけた。
「おまえの姿の見えないところへだ。その耳障りな声を聞くだけで縊り殺したくなる」
「頼むからここに留まってくれないか」
「――よほど死にたいらしいな」
「違う」
ベルマインは秘書を置いて、自分で自分の車いすを繰った。
「落下月を失った今、僕は無力だ」
「そうかそれは良かったな。めでたいついでにおまえのことも冷たい水に沈めてやろうかッ!」
「この国の行く末はもう君たちに託すほかない」
ベルマインが車いすから落ちた。そのまま硬い床に身を屈める。それが頭を下げているのだと気がつくまでに少し間があった。彼が這いつくばってまで懇願するとは誰も思わなかったからだ。
「ジェイル様……」
「ルカ、絶対に気を許すな。こいつは要求を通すためならどんな手だって使う」
「…………」
彼の膝から落ちた花が、床に転がっていた。どんなに心のゆがんだ人物だったとしても、ベルマインが高価な髪飾りと引き換えに可憐な花を手にしたのは確かだった。
彼が両手両足を捧げてまでどんな願いを叶えようとしたかはわからない。だが、彼の思いをうかつに否定してはならない気がする。ルカは言った。
「私たちに協力してくださるのなら、共に計画を立てなければなりません」
「ルカ!」
「ごめんなさい……。でも、少し疲れてしまって」
眩暈がした。ルカはジェイルの胸に頬を預けた。力ない笑いが漏れる。ルカはこの場でひとり素裸を晒していた。アガタに預けた服を持ってきてもらわなくてはならない。
「お願いします、ジェイル様……」
ルカが弱弱しくねだると、ジェイルは不服そうに喉を鳴らした。
◇◇◇
水が豊かなのだろう。用意された客間には簡易的な浴室が備えられていた。一人で入れると言っても、ジェイルは聞き入れなかった。ルカを抱いたまま浴室に入ってしまう。
「あ……」
洗い場はなかった。人肌程度に温めた湯を立ったまま浴びる仕様で、ジェイルに縋れるのは助かった。けれど肌を手で擦られるのは恥ずかしい。ジェイルが片手で服を脱ぎ捨てるあいだは腕を借りていて、彼と自分の体格差を思い知らされた。一緒に旅しているのに、どうしてルカだけこんなに生白くて貧弱なのだろう。
「う、うー……」
「おい、しっかり立ってろ」
首に縋りながら尻を叩かれる。ルカはむずむずする目と口をぎゅっと閉じていた。開けると変な声が出てしまいそうだからだ。ジェイルはイライラと言った。
「服が溶けたとか言ってたな。体は大丈夫なのか、本当に……」
「それは……ジェイル様こそ……」
「そうだな、どこぞのすっとろい修道士のせいで、得体のしれない水に飛び込むことになった。さっきから古傷が妙にうずいて仕方ない」
「……ごめんなさい」
「おまえと違い自分から行ったんだ。効果の出方も違うだろう」
そうだろうか、とルカは思う。確かにルカはベルマインに供物として捧げられた。しかしベルマインの言った通り、ジェイルは自分で自分を供物として捧げたも同然なのだ。
ルカと違い服は溶けていないけれど、捧げた側としても捧げられた側としても二重の意味で害が出るおそれがある。だが現実主義者の彼は落下月を利用した自覚もないらしかった。平気な顔でルカの体を確かめている。
「この腕はちゃんとくっついているのか。痛みは?」
「んぁんっ」
がらすきの脇に手を入れられ、意図せずに甘い声は漏れた。
「…………」
彼の沈黙が痛い。恥ずかしくて頭がどうにかなりそうだ。
「確かに、こっちのほうは元気らしい」
「!!!」
ルカは立ちすくんだ。彼の手は、足の間に触っていた。
深い水の中を落ちてゆく。身に着けた衣類がほどけ、溶ける。弾ける泡に全身を包まれながら、ルカの心は不思議と穏やかだった。息も苦しくない。ルカは子供の頃に帰っていく気がした。やがて羊水に揺蕩う胎児にまで戻り、水に還るに違いない。
(お母さまは、ふるさとだと言っていたけれど……)
ここに捧げられてきた『財産』をルカは思った。美しい髪飾りも代々伝わる宝剣も、この水に溶かされて跡形もない。
(きっと動物や人間も……)
緑の民の蛮行によって失われた命をルカは悼んだ。痛みがないことだけが救いだ。ここには血も骨も残らない。目の前にひときわ大きな泡が漏れたとたん、ルカの視界は暗くなった。
(あ、もう、だめだ……ジェイルさま……ごめんなさい……)
弾ける泡の中に、ジェイルの怒る顔が次々と浮かんだ。いつも怒らせてばかりいた。ルカがふがいないばかり心配させて、苦労をかけて、それでも大切に大切に守ってくれた。愛が滲んでいた。彼の言葉、目の動き、立ち居振る舞いのすべてに。
戻らないと、と思うのにルカはもう動けなかった。水底から目には見えない無数の手が伸びて自分を掴んでくる。霞んだ目で、ルカは岩肌に不思議なものを見た。
(ふね……?)
その朽ちた金属のかたまりを、なぜ船だと思ったのか自分でもわからない。しかし船としか思えないのだった。落下月。落ちてきた月。いつか緑の民が空を渡った、月の船。
そう思いいたった次の瞬間、急に周囲の水が重く、冷たくなった。息も苦しい。まるで首に腕でもかけられたみたいに喉が締まる。船が遠ざかり、自分の体がグングンと上昇しているとわかった。
(待って、まだ……あそこに……)
◇◇◇
(………?)
全身が濡れて重い。冷え切った肌に大きな熱が乗っていた。その熱の違いに肌が痺れ、触感が戻ってくる。
(あ、私の手……)
指は硬直しているが、手は動かせた。左右を認識して、ルカははたと意識を取り戻した。自分の唇にジェイルの唇が触れていた。肺へと送り込まれる息に、反射的に激しくムセる。騎士団仕込みのジェイルの蘇生法は荒々しかった。
「ルカ、俺がわかるか!? しっかりしろ!」
「はう、あうぅあ」
ビシバシと頬を張られながらルカはなんとか返事した。
「じぇ、じぇいる……」
「そうだ、この……バカッ!」
「わぷっ」
がばっと抱き着かれる。気がつくとジェイルの髪も体もルカと同じくらい濡れていた。
「い、いったい、何が……」
周囲がやけに暗いが、あれからそう長くは経っていないらしかった。水上邸の地下にルカがいて、ジェイルがいて、ベルマインと秘書がいた。
「驚いたよ。まさか主君を助けるために自らを供物に捧げるとは」
ルカを突き落とした領主はふてぶてしく両手を打ち鳴らした。彼の拍手の音の奇怪さに、ルカは眉を顰める。義手、だった。
「そうそう上手くいくことじゃない」
ベルマインが義手で叩くと彼の膝はガンと硬い音を立てた。義足。ルカは総毛だった。
「あなた、まさか、自分の手足を……!」
「ああ。君たちのようにはいかなかったが」
「ルカ、その狂人とはもう口を聞くな」
ジェイルはルカを抱き上げた。その目は怒りに燃えている。
「狂ってる? 僕が?」
「黙れ。死ね」
「遺物をだめにしたうえ、僕にそんな口を聞くのか」
「え……?」
暗い。そう思ったのは自分の目のせいだとばかり思っていた。ジェイルに横抱きにされたルカは見た。落下月は緑の光を失っていた。
「もう使い物にならない。君たち二人が光を吸い尽くした――そんな風に見えた」
「自業自得だ」
吐き捨てて踵を返すジェイルに、ベルマインは「どこへ行くつもりだい」と声をかけた。
「おまえの姿の見えないところへだ。その耳障りな声を聞くだけで縊り殺したくなる」
「頼むからここに留まってくれないか」
「――よほど死にたいらしいな」
「違う」
ベルマインは秘書を置いて、自分で自分の車いすを繰った。
「落下月を失った今、僕は無力だ」
「そうかそれは良かったな。めでたいついでにおまえのことも冷たい水に沈めてやろうかッ!」
「この国の行く末はもう君たちに託すほかない」
ベルマインが車いすから落ちた。そのまま硬い床に身を屈める。それが頭を下げているのだと気がつくまでに少し間があった。彼が這いつくばってまで懇願するとは誰も思わなかったからだ。
「ジェイル様……」
「ルカ、絶対に気を許すな。こいつは要求を通すためならどんな手だって使う」
「…………」
彼の膝から落ちた花が、床に転がっていた。どんなに心のゆがんだ人物だったとしても、ベルマインが高価な髪飾りと引き換えに可憐な花を手にしたのは確かだった。
彼が両手両足を捧げてまでどんな願いを叶えようとしたかはわからない。だが、彼の思いをうかつに否定してはならない気がする。ルカは言った。
「私たちに協力してくださるのなら、共に計画を立てなければなりません」
「ルカ!」
「ごめんなさい……。でも、少し疲れてしまって」
眩暈がした。ルカはジェイルの胸に頬を預けた。力ない笑いが漏れる。ルカはこの場でひとり素裸を晒していた。アガタに預けた服を持ってきてもらわなくてはならない。
「お願いします、ジェイル様……」
ルカが弱弱しくねだると、ジェイルは不服そうに喉を鳴らした。
◇◇◇
水が豊かなのだろう。用意された客間には簡易的な浴室が備えられていた。一人で入れると言っても、ジェイルは聞き入れなかった。ルカを抱いたまま浴室に入ってしまう。
「あ……」
洗い場はなかった。人肌程度に温めた湯を立ったまま浴びる仕様で、ジェイルに縋れるのは助かった。けれど肌を手で擦られるのは恥ずかしい。ジェイルが片手で服を脱ぎ捨てるあいだは腕を借りていて、彼と自分の体格差を思い知らされた。一緒に旅しているのに、どうしてルカだけこんなに生白くて貧弱なのだろう。
「う、うー……」
「おい、しっかり立ってろ」
首に縋りながら尻を叩かれる。ルカはむずむずする目と口をぎゅっと閉じていた。開けると変な声が出てしまいそうだからだ。ジェイルはイライラと言った。
「服が溶けたとか言ってたな。体は大丈夫なのか、本当に……」
「それは……ジェイル様こそ……」
「そうだな、どこぞのすっとろい修道士のせいで、得体のしれない水に飛び込むことになった。さっきから古傷が妙にうずいて仕方ない」
「……ごめんなさい」
「おまえと違い自分から行ったんだ。効果の出方も違うだろう」
そうだろうか、とルカは思う。確かにルカはベルマインに供物として捧げられた。しかしベルマインの言った通り、ジェイルは自分で自分を供物として捧げたも同然なのだ。
ルカと違い服は溶けていないけれど、捧げた側としても捧げられた側としても二重の意味で害が出るおそれがある。だが現実主義者の彼は落下月を利用した自覚もないらしかった。平気な顔でルカの体を確かめている。
「この腕はちゃんとくっついているのか。痛みは?」
「んぁんっ」
がらすきの脇に手を入れられ、意図せずに甘い声は漏れた。
「…………」
彼の沈黙が痛い。恥ずかしくて頭がどうにかなりそうだ。
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