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間章「ニャンヤンのお祭り」
33.修道士ルカと聖なるニャンヤン
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蔵に閉じ込められた時、ルカはいつまでも絶望してはいなかった。
(あのジェイル様が、女神さまのおそばに大人しく呼ばれるわけがない。きっと生きている!)
そうして蔵の中を見回してみると、高い天窓がいかにも意味ありげに光って見えた。
(今は、なんとかして外に出なければ)
傷つくことがないルカは、傷つくことを恐れなかった。蔵の中には、足掛かりになりそうな物品がいくつかある。背の高い書類棚は重くて動かせない。ルカは額に汗をかきながら祭壇をひきずった。
(守られてばかりではいけない、私が、ジェイル様をお助けして、アガタ様を、とめる……っ!)
祭壇に足を乗せるなどという罰当たりな真似をするのは、生まれて初めてだった。ルカは「お許しください、お許しください」と祈りながらそれに乗り、石を積んだ壁に組み付いた。ひとつに指をかけ、足をかけ、そろそろと上る。上るのは難く、落ちるのは一瞬だった。
「きゃあっ」
高さのぶんだけ、体中は痛んだ。痛くて息ができないほどだ。
(私は傷つくことがない。それには意味があるはずだ)
ルカは上っては落ちた。落ちては上った。縋るような思いだった。ここで上れなかったら、女神とはいったいなんなのかと未信者のような問いに立ち返りそうになった。
(私は信じたい。信じなければならない。私は修道士なのだから)
次こそはきっと上れるはずだとルカは信じた。次という次は、女神がルカを試すことをやめて、万能の御手で掬い上げてくださる。格子を壊した先には、きっとジェイルがいて『なにやってんだ、バカ修道士』などと、ルカをからかってくるに違いないのだ。
「うっ……うーっ……!」
何度目かを試した時に、ルカの心は折れた。
それは雲が出てきて日が翳ったせいもあるのかもしれない。自分が何もかもから見捨てられたような気がした。気がするだけでなく事実としてそうだった。補助の修道士も司祭も、ルカがここにいると知っているのに出してくれないのだから。
ぼろぼろになった手指の傷は、あっという間にふさがる。ルカは我が身が呪わしかった。いっそ傷ついて壊れる肉体であれば、諦めることもできただろう。諦めないのではない。どうしても、死ぬまで諦めることができないのだ。打つ手がなくても、誰も助けてくれなくても、まだ何かできることがあるような気がする。
それはきっと、完全な救いを受けた経験があるからなのだろう。
ジェイルがどんなにそれを否定しても、ルカは、女神が彼を与えてくれたのだと思っていた。そして与えたものを奪うのも、女神の権能だった。ルカもジェイルも女神の被造物なのだから、それは避けようもないことだ。
だとしても取り戻したかった。たとえ女神の御心に反するとしても、取り戻すための努力をやめたくない!
ルカが再び這い上がろうとした時だった。天窓から、猫が降りてきたのは。
「…………!?」
以前ルカが懐かせた猫だ。その日は、祭りの前日だった。
「あ、あなたは……」
呆然としているところに、猫は次々と来た。猫はたいへん敏捷な生き物で、額の入るところならどこでも潜り込むことができる。そう、たとえ狭い格子の間でも。
高所からの飛び降りもなんのそのだ。
予想だにしなかった出来事に、ルカの口から出る声は震えていた。
「来てくださったのですか……。私は、あなたがたに施す化粧や花輪も、何も持っていないというのに」
猫たちは賢そうな瞳でルカを見上げていた。こちらの言うことをすべて理解しているかのような顔つきに、ルカはこくりと喉を鳴らした。
「……ニャンヤンのお祭りの日に大変な災いが起ころうとしています。それを防ぐために私はここから出たいのです。お願いです、どうか私を助けてください」
こんなちっぽけな猫に助けを求めるなど、なんてバカバカしいことをしているのかとルカは思った。猫に何ができるだろう。蔵の扉は重く、掛け金は固いのに。
ルカは涙ぐんだ。
「……ごめんなさい、私は愚か者です。あなたがたが来てくれたことを、女神さまの采配かのように思いました。あなたがたは薬草の力に従って、私のもとに来てくれただけなのに」
ルカの匂いを覚えているのだろうか。めそめそと泣くルカに、猫たちはどんどん乗り上げてきた。
「どうしたのですか、そんなにしてはくすぐったい……あっ、重い。やめてやめて、なぜお尻を私の顔に乗せるのですか。いやあああ」
「おい」
その声は、猫にしては低かった。ルカの顔に乗った猫をつまみあげ、足元に捨ててしまう。
ジェイルだった。
「なんなんだ。窓に猫がどんどん吸い込まれていくから、ここに鈴の玉があるのかと思ったのに……おい、なんで服が破けてんだ?」
固まっているルカを猫風呂から引き揚げる。ルカは釣られたザリガニかのようにジェイルの胸に抱き着いた。その手は、彼が背に負った火傷に触れていたが、ジェイルは眉間に皺を寄せただけだった。
「ジェイル様……」
「なんだよ。……ああもう、泣くな! 俺がいじめたみたいだろうが」
「私は、これほど強く女神様の御力を感じたことはありません……!」
「ケンカ売ってんのかおまえはッ!」
蔵を出て、元通りに掛け金をかける。飲食や用便の必要がないと思われたルカは放ったらかされていた。
騎士たちの居所を見ていたジェイルは、すでに鈴の玉の仕掛けに気づいていた。折よく聖堂では清めの儀式が執り行われていた。特別な聖所に司祭職が籠もり、祭りの成功と地が豊かにされることを祈るのである。
「一人でいるなら都合がいいな。俺が司祭を寝かせてくる」
なんら悪びれずに腕まくりするジェイルを、ルカはとめた。
「聖所には司祭職以外が立ち入ってはならないのです。私が玉の仕掛けを外すようにお願いしますから」
「バカかおまえは。叫んで騎士を呼ばれるだけに決まっているだろうが」
「司祭様は、心正しい方です。部外者に聖所を荒らさせることなど有り得ませんし、よくよく頼めばわかってくださるはずです」
ジェイルはルカの言葉に強く反発を示したが、ルカは押し切った。
そして司祭は、思った通りルカを拒まなかった。
「女王陛下に身分を保証されたあなたが、いったい何者であるのか、私は薄っすらと気がついていました」
頭巾をとったルカの顔を見ないよう、司祭は目を閉じていた。
「どうあっても、あなたのお姿を恐ろしく思う、この血に抗うことはできません。かつて預言者が『怖くて震える』と、女神様に御顔を隠すよう祈った気持ちを、私はこの年になってようやく理解できました」
「私は忌み子です。女神様ではありません」
「……古代ルテニアで、緑の民は常人を圧倒する力で神としてふるまい、私たちの祖先を家畜にまで貶めたといいます。私は求道していた頃、女神アルカディア様が歴史的にどのような方だったのか、よく想像しました」
聖所は、特別な部屋にさらに幕を張ってある。手製の方陣のうえに、木箱は積まれていた。
彼は女神に詫びる祈りとともに、頭を伏せた。その両手は祈り手を組んでいた。
「鮮緑の雷筒を振るい、鈴の玉で大地を清める。超自然的な御力を振るうお方は、もしかするとルカ様のように緑の瞳を持っていたのではないかと、私はそう思ったことがあります」
(あのジェイル様が、女神さまのおそばに大人しく呼ばれるわけがない。きっと生きている!)
そうして蔵の中を見回してみると、高い天窓がいかにも意味ありげに光って見えた。
(今は、なんとかして外に出なければ)
傷つくことがないルカは、傷つくことを恐れなかった。蔵の中には、足掛かりになりそうな物品がいくつかある。背の高い書類棚は重くて動かせない。ルカは額に汗をかきながら祭壇をひきずった。
(守られてばかりではいけない、私が、ジェイル様をお助けして、アガタ様を、とめる……っ!)
祭壇に足を乗せるなどという罰当たりな真似をするのは、生まれて初めてだった。ルカは「お許しください、お許しください」と祈りながらそれに乗り、石を積んだ壁に組み付いた。ひとつに指をかけ、足をかけ、そろそろと上る。上るのは難く、落ちるのは一瞬だった。
「きゃあっ」
高さのぶんだけ、体中は痛んだ。痛くて息ができないほどだ。
(私は傷つくことがない。それには意味があるはずだ)
ルカは上っては落ちた。落ちては上った。縋るような思いだった。ここで上れなかったら、女神とはいったいなんなのかと未信者のような問いに立ち返りそうになった。
(私は信じたい。信じなければならない。私は修道士なのだから)
次こそはきっと上れるはずだとルカは信じた。次という次は、女神がルカを試すことをやめて、万能の御手で掬い上げてくださる。格子を壊した先には、きっとジェイルがいて『なにやってんだ、バカ修道士』などと、ルカをからかってくるに違いないのだ。
「うっ……うーっ……!」
何度目かを試した時に、ルカの心は折れた。
それは雲が出てきて日が翳ったせいもあるのかもしれない。自分が何もかもから見捨てられたような気がした。気がするだけでなく事実としてそうだった。補助の修道士も司祭も、ルカがここにいると知っているのに出してくれないのだから。
ぼろぼろになった手指の傷は、あっという間にふさがる。ルカは我が身が呪わしかった。いっそ傷ついて壊れる肉体であれば、諦めることもできただろう。諦めないのではない。どうしても、死ぬまで諦めることができないのだ。打つ手がなくても、誰も助けてくれなくても、まだ何かできることがあるような気がする。
それはきっと、完全な救いを受けた経験があるからなのだろう。
ジェイルがどんなにそれを否定しても、ルカは、女神が彼を与えてくれたのだと思っていた。そして与えたものを奪うのも、女神の権能だった。ルカもジェイルも女神の被造物なのだから、それは避けようもないことだ。
だとしても取り戻したかった。たとえ女神の御心に反するとしても、取り戻すための努力をやめたくない!
ルカが再び這い上がろうとした時だった。天窓から、猫が降りてきたのは。
「…………!?」
以前ルカが懐かせた猫だ。その日は、祭りの前日だった。
「あ、あなたは……」
呆然としているところに、猫は次々と来た。猫はたいへん敏捷な生き物で、額の入るところならどこでも潜り込むことができる。そう、たとえ狭い格子の間でも。
高所からの飛び降りもなんのそのだ。
予想だにしなかった出来事に、ルカの口から出る声は震えていた。
「来てくださったのですか……。私は、あなたがたに施す化粧や花輪も、何も持っていないというのに」
猫たちは賢そうな瞳でルカを見上げていた。こちらの言うことをすべて理解しているかのような顔つきに、ルカはこくりと喉を鳴らした。
「……ニャンヤンのお祭りの日に大変な災いが起ころうとしています。それを防ぐために私はここから出たいのです。お願いです、どうか私を助けてください」
こんなちっぽけな猫に助けを求めるなど、なんてバカバカしいことをしているのかとルカは思った。猫に何ができるだろう。蔵の扉は重く、掛け金は固いのに。
ルカは涙ぐんだ。
「……ごめんなさい、私は愚か者です。あなたがたが来てくれたことを、女神さまの采配かのように思いました。あなたがたは薬草の力に従って、私のもとに来てくれただけなのに」
ルカの匂いを覚えているのだろうか。めそめそと泣くルカに、猫たちはどんどん乗り上げてきた。
「どうしたのですか、そんなにしてはくすぐったい……あっ、重い。やめてやめて、なぜお尻を私の顔に乗せるのですか。いやあああ」
「おい」
その声は、猫にしては低かった。ルカの顔に乗った猫をつまみあげ、足元に捨ててしまう。
ジェイルだった。
「なんなんだ。窓に猫がどんどん吸い込まれていくから、ここに鈴の玉があるのかと思ったのに……おい、なんで服が破けてんだ?」
固まっているルカを猫風呂から引き揚げる。ルカは釣られたザリガニかのようにジェイルの胸に抱き着いた。その手は、彼が背に負った火傷に触れていたが、ジェイルは眉間に皺を寄せただけだった。
「ジェイル様……」
「なんだよ。……ああもう、泣くな! 俺がいじめたみたいだろうが」
「私は、これほど強く女神様の御力を感じたことはありません……!」
「ケンカ売ってんのかおまえはッ!」
蔵を出て、元通りに掛け金をかける。飲食や用便の必要がないと思われたルカは放ったらかされていた。
騎士たちの居所を見ていたジェイルは、すでに鈴の玉の仕掛けに気づいていた。折よく聖堂では清めの儀式が執り行われていた。特別な聖所に司祭職が籠もり、祭りの成功と地が豊かにされることを祈るのである。
「一人でいるなら都合がいいな。俺が司祭を寝かせてくる」
なんら悪びれずに腕まくりするジェイルを、ルカはとめた。
「聖所には司祭職以外が立ち入ってはならないのです。私が玉の仕掛けを外すようにお願いしますから」
「バカかおまえは。叫んで騎士を呼ばれるだけに決まっているだろうが」
「司祭様は、心正しい方です。部外者に聖所を荒らさせることなど有り得ませんし、よくよく頼めばわかってくださるはずです」
ジェイルはルカの言葉に強く反発を示したが、ルカは押し切った。
そして司祭は、思った通りルカを拒まなかった。
「女王陛下に身分を保証されたあなたが、いったい何者であるのか、私は薄っすらと気がついていました」
頭巾をとったルカの顔を見ないよう、司祭は目を閉じていた。
「どうあっても、あなたのお姿を恐ろしく思う、この血に抗うことはできません。かつて預言者が『怖くて震える』と、女神様に御顔を隠すよう祈った気持ちを、私はこの年になってようやく理解できました」
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「……古代ルテニアで、緑の民は常人を圧倒する力で神としてふるまい、私たちの祖先を家畜にまで貶めたといいます。私は求道していた頃、女神アルカディア様が歴史的にどのような方だったのか、よく想像しました」
聖所は、特別な部屋にさらに幕を張ってある。手製の方陣のうえに、木箱は積まれていた。
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