77 / 145
間章「ニャンヤンのお祭り」
24.鈴の玉
しおりを挟む
ジェイルは揉み屋の裏側に詳しかった。素知らぬ顔で二階へ上がり、そのまま揉み師の待機室へ入っていこうとするのでルカはびっくりしてしまった。
「入ってはいけません。ここに立ち入り禁止と書いてあるのに」
ジェイルは無言でルカの頭巾のまえがみを下に引っ張った。前が暗くなる。気がひけるなら目を塞いでいろということらしい。前の見えないルカの手を握りつつ、ジェイルは中に向かって声をかけた。
「なによぉ」と、揉み師がかったるそうに出てくる気配があった。そこから二人の声がぐっと低くなる。会話を聞き取れないルカは困惑するばかりだ。と、急に揉み師が笑い声を上げた。
「……!?」
まさか、と思ったが、ルカはジェイルに手をひかれた。もう待機室の中らしい。前は見えないが足元は見える。大勢が出入りするからだろうか、意外と散らかっていた。
つんと鼻を刺す化粧と香水の香りが、不意に遠のいた。肩を吹き抜けていく風にルカは瞬く。
ふたりは待機室の裏口から外階段へ出ていた。
「ええっ、えっ、いったいどんな魔法を使ったのですか!?」
「うるせえな、外に出られたんだから別にいいだろう」
「もしかして、お金を渡したのですか?」
「……この色ボケ修道士の身内が、表でカンカンになって怒っているから裏口から逃がしてやってくれと頼んだ」
「まあ、なんてことを!」
手をひかれて外階段を下りながら、ルカは不思議と笑っていた。高いところで風に吹かれる解放感はひとしおだった。気分が高揚して、聞きづらいこともすっと口に出せてしまう。
「こんな出入口を知っているなんて、やっぱりここへ来たことがあるのですか?」
「はぁ? バカ言え、揉み屋なんてどこも似たような作りだ」
ジェイルも笑ってルカをふりむいた。その表情に、ふと影が差す。
「ジェイル様?」
「……ああ。いや、なんでもない」
階段の段差で、ジェイルはルカを見上げていた。
「妹が、こういうところで身売りをしようとしたことがある」
ルカは言葉をなくした。昼過ぎの日差しがジェイルの顔の影をいっそう深くしていた。眉間にしわを寄せた彼は、小ばかにするように口を歪めて笑った。
「その時も、さっきのようなでまかせを言って、裏口から連れ出したわけだ。今にして思えば、路上で暮らすのとどちらが長生きできたかはわからんな」
ジェイルの妹は、まだ幼かったはずだ。ルカはゆっくりと瞬きをした。ジェイルのそばにいるほうが幸せだったに決まっている。そう思っても、おいそれと口に出すことはできない。
彼女の心は彼女だけのものだ。部外者のルカになぜ代弁できるだろう。
ジェイルがルカの手を強く握った。自分の胸に引き寄せて「ああいう服は、もう着るな」と言う。
「……はい」
ルカは自分を恥じた。どんな経緯でひとりの女性が揉み師になるか、考えもしなかったのだ。
サンドラやレイラに女神の使いらしい顔で接したことを思うと居た堪れなかった。サンドラは回復するだろうか。医師を呼ぶことはできたけれど。
歓楽街を抜けたところで、ジェイルが言った。
「あの女騎士が俺たちを易々と逃がすとは思えない。街の周辺は見張られているだろう。どうにか抜け道を探す必要がある」
ジェイルが露店で買った串焼きを、二人は立ったまま食べた。穀物と豆をこねた団子に甘辛い味がついていて、かなり食べ応えがある。口の大きさが違うのだろうか。ルカがやっとひとつ団子を食べ終えた時に、ジェイルはすでに一串を平らげていた。
急いで食べようとすると、落としそうになるし、顔が汁気で汚れてしまう。ジェイルは呆れたように、手ぬぐいでルカの口元を拭いてくれた。
「まずは足手まといのおまえを聖堂まで送っていく」
ジェイルは肩をすくめて言った。
「あそこなら騎士団もまだ手を出しづらいだろうからな。おまえは女神像の陰にでも隠れて待ってろ」
「……ですが、ジェイル様はおひとりで大丈夫なのですか」
「あぁ? おまえ誰に言ってんだ?」
鼻をつままれるとルカは喋れない。(自信過剰だ)とは思ったが、腕力がなく足も遅いルカが足手まといなのは確かだった。
ところが、たどり着いた聖堂では問題が発生していた。
「ああルカ様、ご無事でよかった」
ジェイルと共に来たルカを一目見て、司祭は駆け寄ってきた。ルカは、聖堂に柄の悪い男がたくさんいるので驚いてしまった。
だが、確かに身に覚えがあった。
職を失い、行く末の不安を訴えてくる男たちへ、扉越しに『よかったらお祭りのお手伝いをしてください』と頼んだのは、ほかならぬルカである。
(まさか、こんなに荒くれた方たちだったなんて)
目をぱちくりさせるルカの手を、司祭は取った。
「お助けください、ルカ様。鈴の玉を奪われてしまいました」
「えぇっ」
「朝方に作ったやつか」
ジェイルの問いかけに「違う。本物の鈴の玉のほうだ」と答えたのは、司祭の周りにいる男たちだった。
ラウム領領主であるベルマインが、修道士たちに運ばせた金属製の鈴の玉のことだった。今朝がた修道士が町の入り口に到着した際、鈴の玉三十六個すべてを騎士団の手によって接収されてしまったという。
「騎士が、修道士から鈴の玉を無理やり取り上げたというのですか? なぜ、そのようなことを……」
「あの細工物はカネになるからだ」
ルカのつぶやきに、男の一人が吐き捨てた。
「やつら、俺たちが裏で売りさばくとでも思っているんだろう。貧乏人にくれてやるには勿体ない代物だからな、あれは!」
「……騎士たちは、祭りの日まで預かっておくと言ったそうです」
司祭は、すみのほうで申し訳なさそうに小さくなっている修道士たちに目をやった。
「しかし、本来あれらは聖堂で祈りを捧げて保管しておくものです。少なくとも、例年はそうでした……。ルカ様、お力をお貸しくださいませんか。尊い方の庇護を受けたあなたが訴えれば、彼らも……」
「どうだかな」
ジェイルは司祭とルカの間に割り込んで、二人を引き離した。
「雄黄の騎士はベルマインに仕えている。ベルマインが聖都を見限ろうとしているから、セイボリーの町が今この有様になっているんだろうが。こいつの立場を使って訴えたところで、人質にされて仕舞いなんじゃないか」
「ひ、人質……?」
「ふん。たとえば、こういう筋書きはどうだ。女王陛下の覚えめでたい修道士を盾に、ラウム領の独立を宣言する、とか」
独立。
話の大きさに、その場にいる男たちは一斉にざわめく。だが、彼らの多くは笑っていた。
「どういうホラの吹かしかただ」
「この若造の言うことは極端すぎる」
「この小さなオトモダチをずいぶんと高く買っているようだが、こんなチンケな修道士が交渉材料になるなんてありえないだろう」
「入ってはいけません。ここに立ち入り禁止と書いてあるのに」
ジェイルは無言でルカの頭巾のまえがみを下に引っ張った。前が暗くなる。気がひけるなら目を塞いでいろということらしい。前の見えないルカの手を握りつつ、ジェイルは中に向かって声をかけた。
「なによぉ」と、揉み師がかったるそうに出てくる気配があった。そこから二人の声がぐっと低くなる。会話を聞き取れないルカは困惑するばかりだ。と、急に揉み師が笑い声を上げた。
「……!?」
まさか、と思ったが、ルカはジェイルに手をひかれた。もう待機室の中らしい。前は見えないが足元は見える。大勢が出入りするからだろうか、意外と散らかっていた。
つんと鼻を刺す化粧と香水の香りが、不意に遠のいた。肩を吹き抜けていく風にルカは瞬く。
ふたりは待機室の裏口から外階段へ出ていた。
「ええっ、えっ、いったいどんな魔法を使ったのですか!?」
「うるせえな、外に出られたんだから別にいいだろう」
「もしかして、お金を渡したのですか?」
「……この色ボケ修道士の身内が、表でカンカンになって怒っているから裏口から逃がしてやってくれと頼んだ」
「まあ、なんてことを!」
手をひかれて外階段を下りながら、ルカは不思議と笑っていた。高いところで風に吹かれる解放感はひとしおだった。気分が高揚して、聞きづらいこともすっと口に出せてしまう。
「こんな出入口を知っているなんて、やっぱりここへ来たことがあるのですか?」
「はぁ? バカ言え、揉み屋なんてどこも似たような作りだ」
ジェイルも笑ってルカをふりむいた。その表情に、ふと影が差す。
「ジェイル様?」
「……ああ。いや、なんでもない」
階段の段差で、ジェイルはルカを見上げていた。
「妹が、こういうところで身売りをしようとしたことがある」
ルカは言葉をなくした。昼過ぎの日差しがジェイルの顔の影をいっそう深くしていた。眉間にしわを寄せた彼は、小ばかにするように口を歪めて笑った。
「その時も、さっきのようなでまかせを言って、裏口から連れ出したわけだ。今にして思えば、路上で暮らすのとどちらが長生きできたかはわからんな」
ジェイルの妹は、まだ幼かったはずだ。ルカはゆっくりと瞬きをした。ジェイルのそばにいるほうが幸せだったに決まっている。そう思っても、おいそれと口に出すことはできない。
彼女の心は彼女だけのものだ。部外者のルカになぜ代弁できるだろう。
ジェイルがルカの手を強く握った。自分の胸に引き寄せて「ああいう服は、もう着るな」と言う。
「……はい」
ルカは自分を恥じた。どんな経緯でひとりの女性が揉み師になるか、考えもしなかったのだ。
サンドラやレイラに女神の使いらしい顔で接したことを思うと居た堪れなかった。サンドラは回復するだろうか。医師を呼ぶことはできたけれど。
歓楽街を抜けたところで、ジェイルが言った。
「あの女騎士が俺たちを易々と逃がすとは思えない。街の周辺は見張られているだろう。どうにか抜け道を探す必要がある」
ジェイルが露店で買った串焼きを、二人は立ったまま食べた。穀物と豆をこねた団子に甘辛い味がついていて、かなり食べ応えがある。口の大きさが違うのだろうか。ルカがやっとひとつ団子を食べ終えた時に、ジェイルはすでに一串を平らげていた。
急いで食べようとすると、落としそうになるし、顔が汁気で汚れてしまう。ジェイルは呆れたように、手ぬぐいでルカの口元を拭いてくれた。
「まずは足手まといのおまえを聖堂まで送っていく」
ジェイルは肩をすくめて言った。
「あそこなら騎士団もまだ手を出しづらいだろうからな。おまえは女神像の陰にでも隠れて待ってろ」
「……ですが、ジェイル様はおひとりで大丈夫なのですか」
「あぁ? おまえ誰に言ってんだ?」
鼻をつままれるとルカは喋れない。(自信過剰だ)とは思ったが、腕力がなく足も遅いルカが足手まといなのは確かだった。
ところが、たどり着いた聖堂では問題が発生していた。
「ああルカ様、ご無事でよかった」
ジェイルと共に来たルカを一目見て、司祭は駆け寄ってきた。ルカは、聖堂に柄の悪い男がたくさんいるので驚いてしまった。
だが、確かに身に覚えがあった。
職を失い、行く末の不安を訴えてくる男たちへ、扉越しに『よかったらお祭りのお手伝いをしてください』と頼んだのは、ほかならぬルカである。
(まさか、こんなに荒くれた方たちだったなんて)
目をぱちくりさせるルカの手を、司祭は取った。
「お助けください、ルカ様。鈴の玉を奪われてしまいました」
「えぇっ」
「朝方に作ったやつか」
ジェイルの問いかけに「違う。本物の鈴の玉のほうだ」と答えたのは、司祭の周りにいる男たちだった。
ラウム領領主であるベルマインが、修道士たちに運ばせた金属製の鈴の玉のことだった。今朝がた修道士が町の入り口に到着した際、鈴の玉三十六個すべてを騎士団の手によって接収されてしまったという。
「騎士が、修道士から鈴の玉を無理やり取り上げたというのですか? なぜ、そのようなことを……」
「あの細工物はカネになるからだ」
ルカのつぶやきに、男の一人が吐き捨てた。
「やつら、俺たちが裏で売りさばくとでも思っているんだろう。貧乏人にくれてやるには勿体ない代物だからな、あれは!」
「……騎士たちは、祭りの日まで預かっておくと言ったそうです」
司祭は、すみのほうで申し訳なさそうに小さくなっている修道士たちに目をやった。
「しかし、本来あれらは聖堂で祈りを捧げて保管しておくものです。少なくとも、例年はそうでした……。ルカ様、お力をお貸しくださいませんか。尊い方の庇護を受けたあなたが訴えれば、彼らも……」
「どうだかな」
ジェイルは司祭とルカの間に割り込んで、二人を引き離した。
「雄黄の騎士はベルマインに仕えている。ベルマインが聖都を見限ろうとしているから、セイボリーの町が今この有様になっているんだろうが。こいつの立場を使って訴えたところで、人質にされて仕舞いなんじゃないか」
「ひ、人質……?」
「ふん。たとえば、こういう筋書きはどうだ。女王陛下の覚えめでたい修道士を盾に、ラウム領の独立を宣言する、とか」
独立。
話の大きさに、その場にいる男たちは一斉にざわめく。だが、彼らの多くは笑っていた。
「どういうホラの吹かしかただ」
「この若造の言うことは極端すぎる」
「この小さなオトモダチをずいぶんと高く買っているようだが、こんなチンケな修道士が交渉材料になるなんてありえないだろう」
46
お気に入りに追加
90
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる