47 / 138
Ⅶ 祈り
5.冠
しおりを挟む
ルテニアは、雷鳴石と呼ばれる鉱物を産する。
音を吸収する働きを持つ石だ。
この石のそばで手を叩くと、音は柔らかい周辺部から中央の微小な核へと伝わり、音を貯めこむ。
長い時間をかけ、核が音で満ちると、石は弾けて結晶化する。
その結晶がまた核となり、新たなる雷鳴石が育つのである。核を親石、周辺部を子石ともいう。
弾けたあとも、石の親子関係は切れるわけではない。結晶化するまでの間、子石には親石が貯め込んだ音が伝播することが確認されている。あたかも孵化したての幼虫が、自分を養っていた卵の殻を栄養源にするように。
古代ルテニア人は加工したこの石を祭祀の場で利用した。
親石の首飾りを下げた王や司祭の言葉は、子石のある場所へ広く伝わる。王の決定や祈りの歌を多くの民に聞かせることは、王家の権力を高めるために有用だった。
戴冠式は、司祭の祈り歌から始まる。
女神の足元で、ルカは親石に向かって聖なる歌をうたった。
歌は聖都の各所に設置された子石へと伝わる。
祈りの言葉と節回しは荘厳な響きを帯びているが、一定で覚えやすい。
民は歌を口ずさんだ。旅芸人が旋律を合わせる。親石の吸い込んだ音を子石が拡散する。
ジェイルはどこかでこの歌を聴いているだろうか、とルカは思う。イグナス領からの来賓はベアシュだと聞いた。そばで彼を守っているだろうか。それとも女神を称える歌を嫌い、雑踏で顔を伏せているのか。
人々の意識を十分に惹きつけた、その瞬間にルカは息を吸い込み、歌に終止符を打つ。
ルカが清めた場に、ナタリアが姿を現す。
王となる者は代々、王城を出て女神の足元に下るのがならわしだった。
純白のドレスに取り付けた長い裾の左右を、くじで選ばれた市井の子どもに持たせている。そうすることで新王の治世が末長く続くことを祈るのだという。
ナタリアがルカの元へ来ると、裾は地へ降ろされた。
美しいナタリアは、女神そのものだった。民の畏れと喜びを、ルカは肌でびりびりと感じた。
この重圧に、震えない方がおかしい。
ルカは汗ばんだ手で祭具を繰り、女神の威光を借りた。
三方に適切な聖水を振りまき、ルテニアの地を讃する祈りを、舌を噛みそうになりながら三度繰り返す。
頭に叩き込んだ司祭の型をルカが演じる間、ナタリアは膝を折って女神像を拝した。
民は美しい女王に目を奪われていた。高い鳥影が上空を斜めに横切った時は声が上がった。ナタリアに大きな翼が生えたように見えたのだ。偶然さえもが必然として彼女に味方した。
やがてルカは、ナタリアの銀髪に王冠を授けた。祈りの手を組み、宣言する。
「女王ナタリアの誕生を、ここに証します」
ナタリアが立ち、くるりと民を振り向いた。割れんばかりの声援が上がる。
ルカは密かに胸を撫で下した。司祭としての役割はひとまず済んだ。後は女王ナタリアが親石に向かって結びの言葉を述べるだけだ。
ルカは一刻も早くこの場から解放されたかった。ナタリアの真意を確かめなければならない。
ナタリアが親石の前に立つ。
ルカはその後ろ姿に違和感を持った。
わずかに屈んだナタリアが、ドレスの脇から何かを取り出した。
陽光の下で銀色に光る、筒状のそれは。
精霊銃だ。
ルカは止める間もなかった。ナタリアが高い空に銃口を突きつける。
雷鳴石がバチバチと鳴った。大気中から取り出された緑の光の粒が精霊銃に、円を描くように集まる。
「ナタリア様……!」
ルカの声は空を穿つ轟音に飲み込まれた。
人々は耳をふさぎ、体を伏せる。万民をひれ伏させ、女王ナタリアは言った。
「高き天におわす女神も、低き地に繋がれた罪びとも、わたくしを言祝いでいると信じています」
ルカは、群衆の中でコパが叫ぶのを見た。彼の計画にないことが起ころうとしている。
ナタリアは精霊銃を捨てた。
「これは女神の神器ではない」
ルカは蒼褪めた。
「我が父アドルファスは王家の誇りを捨て、鮮緑の雷筒をタジボルグ帝国に明け渡したのです。そのために冬麗の戦で多くの民が犠牲を被ったことは、王家の者として慙愧の念に堪えません」
それは、一般には伏されている真実だ。ナタリアは雷鳴石の力で、ルテニアの民にすべてを暴露しているのだ。
「わたくしは耳障りのいい嘘を好みません。女神の足元で、今、すべてが明らかにされました」
民は困惑しているに違いなかった。新たな女王を得て彼らは安心したかったのに、美しいナタリアはこの国の根底を揺るがそうとしているのだ。
「一人ひとりの勇気ある決断を私は求めています。わたくしが女王であるのではない。あなたがたが、わたくしを女王にするのです。嘘偽りなく、力の限り、わたくしはこの国を守りましょう」
さあ、と、ナタリアは群衆に両手を差し出した。
「あなたがたは、わたくしに言うべきことがあるのではありませんか」
一瞬の静寂のあと、群衆が沸いた。女王陛下万歳、女王陛下万歳。地を揺るがすほどの熱い気勢に、ルカは思わず前に出てナタリアを庇った。
配置された近衛騎士が、手で鎖を作って人波を押さえようとする。興奮した民によって大混乱が起ころうとしていた。彼らの顔には、喜びと怒りが混然としていた。
目の前で何が起こっているのか、彼らにはわからないのだろう。まったく新しい出来事に混乱しているのだ。
ルカとナタリアの二人は、女神の足元に身を伏せた。
「ナタリア様、なぜこのようなことを。これからどうするおつもりなのです!」
「すべきことは決まっています」
ナタリアは静かだった。ルカとよく似た顔で、ルカが決して浮かべることのない冷然とした表情を浮かべている。
「わたくしたちは王家の者として、鮮緑の雷筒を取り返さねばならない」
「そんな。どうやって」
「行きなさい、ルカ」
「何をするのです」
ナタリアはルカを引きずった。女神像の地下に、大聖堂とつながる細い解散がある。司祭職はそこを行き来して儀式の準備をしていた。
「父を人質にとられたわたくしに、おまえを守る力はありません。混乱に乗じて逃がすことしか」
「おやめください、ナタリア様、おねえさま、どうか」
「早く行きなさい」
ナタリアがルカの頬を打った。ルカは驚いて一歩後ずさる。
後ろは階段だ。足が空を切り、転がり落ちたルカはしりもちをついた。
「約束を忘れないで」
ナタリアは頭上から言った。
「姉の言葉を守らぬ者に戻って来られても、わたくしは迷惑です」
光を背負ったナタリアの顔は、眩しくてルカには見えなかった。
音を吸収する働きを持つ石だ。
この石のそばで手を叩くと、音は柔らかい周辺部から中央の微小な核へと伝わり、音を貯めこむ。
長い時間をかけ、核が音で満ちると、石は弾けて結晶化する。
その結晶がまた核となり、新たなる雷鳴石が育つのである。核を親石、周辺部を子石ともいう。
弾けたあとも、石の親子関係は切れるわけではない。結晶化するまでの間、子石には親石が貯め込んだ音が伝播することが確認されている。あたかも孵化したての幼虫が、自分を養っていた卵の殻を栄養源にするように。
古代ルテニア人は加工したこの石を祭祀の場で利用した。
親石の首飾りを下げた王や司祭の言葉は、子石のある場所へ広く伝わる。王の決定や祈りの歌を多くの民に聞かせることは、王家の権力を高めるために有用だった。
戴冠式は、司祭の祈り歌から始まる。
女神の足元で、ルカは親石に向かって聖なる歌をうたった。
歌は聖都の各所に設置された子石へと伝わる。
祈りの言葉と節回しは荘厳な響きを帯びているが、一定で覚えやすい。
民は歌を口ずさんだ。旅芸人が旋律を合わせる。親石の吸い込んだ音を子石が拡散する。
ジェイルはどこかでこの歌を聴いているだろうか、とルカは思う。イグナス領からの来賓はベアシュだと聞いた。そばで彼を守っているだろうか。それとも女神を称える歌を嫌い、雑踏で顔を伏せているのか。
人々の意識を十分に惹きつけた、その瞬間にルカは息を吸い込み、歌に終止符を打つ。
ルカが清めた場に、ナタリアが姿を現す。
王となる者は代々、王城を出て女神の足元に下るのがならわしだった。
純白のドレスに取り付けた長い裾の左右を、くじで選ばれた市井の子どもに持たせている。そうすることで新王の治世が末長く続くことを祈るのだという。
ナタリアがルカの元へ来ると、裾は地へ降ろされた。
美しいナタリアは、女神そのものだった。民の畏れと喜びを、ルカは肌でびりびりと感じた。
この重圧に、震えない方がおかしい。
ルカは汗ばんだ手で祭具を繰り、女神の威光を借りた。
三方に適切な聖水を振りまき、ルテニアの地を讃する祈りを、舌を噛みそうになりながら三度繰り返す。
頭に叩き込んだ司祭の型をルカが演じる間、ナタリアは膝を折って女神像を拝した。
民は美しい女王に目を奪われていた。高い鳥影が上空を斜めに横切った時は声が上がった。ナタリアに大きな翼が生えたように見えたのだ。偶然さえもが必然として彼女に味方した。
やがてルカは、ナタリアの銀髪に王冠を授けた。祈りの手を組み、宣言する。
「女王ナタリアの誕生を、ここに証します」
ナタリアが立ち、くるりと民を振り向いた。割れんばかりの声援が上がる。
ルカは密かに胸を撫で下した。司祭としての役割はひとまず済んだ。後は女王ナタリアが親石に向かって結びの言葉を述べるだけだ。
ルカは一刻も早くこの場から解放されたかった。ナタリアの真意を確かめなければならない。
ナタリアが親石の前に立つ。
ルカはその後ろ姿に違和感を持った。
わずかに屈んだナタリアが、ドレスの脇から何かを取り出した。
陽光の下で銀色に光る、筒状のそれは。
精霊銃だ。
ルカは止める間もなかった。ナタリアが高い空に銃口を突きつける。
雷鳴石がバチバチと鳴った。大気中から取り出された緑の光の粒が精霊銃に、円を描くように集まる。
「ナタリア様……!」
ルカの声は空を穿つ轟音に飲み込まれた。
人々は耳をふさぎ、体を伏せる。万民をひれ伏させ、女王ナタリアは言った。
「高き天におわす女神も、低き地に繋がれた罪びとも、わたくしを言祝いでいると信じています」
ルカは、群衆の中でコパが叫ぶのを見た。彼の計画にないことが起ころうとしている。
ナタリアは精霊銃を捨てた。
「これは女神の神器ではない」
ルカは蒼褪めた。
「我が父アドルファスは王家の誇りを捨て、鮮緑の雷筒をタジボルグ帝国に明け渡したのです。そのために冬麗の戦で多くの民が犠牲を被ったことは、王家の者として慙愧の念に堪えません」
それは、一般には伏されている真実だ。ナタリアは雷鳴石の力で、ルテニアの民にすべてを暴露しているのだ。
「わたくしは耳障りのいい嘘を好みません。女神の足元で、今、すべてが明らかにされました」
民は困惑しているに違いなかった。新たな女王を得て彼らは安心したかったのに、美しいナタリアはこの国の根底を揺るがそうとしているのだ。
「一人ひとりの勇気ある決断を私は求めています。わたくしが女王であるのではない。あなたがたが、わたくしを女王にするのです。嘘偽りなく、力の限り、わたくしはこの国を守りましょう」
さあ、と、ナタリアは群衆に両手を差し出した。
「あなたがたは、わたくしに言うべきことがあるのではありませんか」
一瞬の静寂のあと、群衆が沸いた。女王陛下万歳、女王陛下万歳。地を揺るがすほどの熱い気勢に、ルカは思わず前に出てナタリアを庇った。
配置された近衛騎士が、手で鎖を作って人波を押さえようとする。興奮した民によって大混乱が起ころうとしていた。彼らの顔には、喜びと怒りが混然としていた。
目の前で何が起こっているのか、彼らにはわからないのだろう。まったく新しい出来事に混乱しているのだ。
ルカとナタリアの二人は、女神の足元に身を伏せた。
「ナタリア様、なぜこのようなことを。これからどうするおつもりなのです!」
「すべきことは決まっています」
ナタリアは静かだった。ルカとよく似た顔で、ルカが決して浮かべることのない冷然とした表情を浮かべている。
「わたくしたちは王家の者として、鮮緑の雷筒を取り返さねばならない」
「そんな。どうやって」
「行きなさい、ルカ」
「何をするのです」
ナタリアはルカを引きずった。女神像の地下に、大聖堂とつながる細い解散がある。司祭職はそこを行き来して儀式の準備をしていた。
「父を人質にとられたわたくしに、おまえを守る力はありません。混乱に乗じて逃がすことしか」
「おやめください、ナタリア様、おねえさま、どうか」
「早く行きなさい」
ナタリアがルカの頬を打った。ルカは驚いて一歩後ずさる。
後ろは階段だ。足が空を切り、転がり落ちたルカはしりもちをついた。
「約束を忘れないで」
ナタリアは頭上から言った。
「姉の言葉を守らぬ者に戻って来られても、わたくしは迷惑です」
光を背負ったナタリアの顔は、眩しくてルカには見えなかった。
33
お気に入りに追加
86
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
願いの守護獣 チートなもふもふに転生したからには全力でペットになりたい
戌葉
ファンタジー
気付くと、もふもふに生まれ変わって、誰もいない森の雪の上に寝ていた。
人恋しさに森を出て、途中で魔物に間違われたりもしたけど、馬に助けられ騎士に保護してもらえた。正体はオレ自身でも分からないし、チートな魔法もまだ上手く使いこなせないけど、全力で可愛く頑張るのでペットとして飼ってください!
チートな魔法のせいで狙われたり、自分でも分かっていなかった正体のおかげでとんでもないことに巻き込まれちゃったりするけど、オレが目指すのはぐーたらペット生活だ!!
※「1-7」で正体が判明します。「精霊の愛し子編」や番外編、「美食の守護獣」ではすでに正体が分かっていますので、お気を付けください。
番外編「美食の守護獣 ~チートなもふもふに転生したからには全力で食い倒れたい」
「冒険者編」と「精霊の愛し子編」の間の食い倒れツアーのお話です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/2227451/394680824
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる