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ラブラブハッピー番外編
ロナウジーニョ氏と社長の話07
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「……はっ!」
ロナウジーニョ氏はトイレの個室で覚醒した。目の前のドアを、何者かがドンドンと乱暴に叩いている。
「おい、ロナウジーニョ! 死んでるんじゃねーだろうな、オイ!!」
カトーだ。耳障りな甲高い声にロナウジーニョ氏はうんざりとため息をついた。連日の睡眠不足が祟って、トイレで眠り込んでいたらしい。
「なんだ騒々しい!」
イライラと個室を出る。ロナウジーニョ氏は不快であった。いかにも幼稚なカトーが小便器の前に立っているのを見ると、綺麗に清掃されたオフィスのトイレが小学校低学年のそれのように見えてくるのだ。
「いったい今何時だと思ってる。ガキが便所でデカい声を出すんじゃない!!」
「おお、コエー。そっちのほうがよっぽどデカい声じゃねーか……」
幼い顔立ちに不釣り合いな、大人びた表情を浮かべる。
「まあ生きてるならいいけどよ、仮眠をとるなら仮眠室使ってくれないかな。心臓に悪い」
「……俺は寝てない」
「はぁ? なに、おまえ三十分もクソしてたの?」
「うるさいっ。おまえには関係ない」
本当に寝入るつもりはなかったのだ。こんな子供に心配をかけたのかと思うと、自分が情けなくて無性に腹が立ってくる。おまけに夢見も最悪だった。いい年をして泣く夢なんて見たくないものである。
「なー、もう帰ったほうがいいんじゃねーの」
丁寧に手を洗う間も、カトーはしつこかった。
「うるさい。帰りたきゃおまえが帰れ」
「うん、別に帰りたいわけじゃないんだ。仕事分けてくれ」
「…………」
自分もたいがいだが、大したワーカーホリックぶりだ。とはいえ、この時間まで残っているような社員はそんなやつばかりだ。「しょうがないな」と氏は言った。デスクに戻れば一つか二つは手つかずな案件がある。もしなかったらリーのいる部署に押し付ければいい。そう思ってデスクに向かった氏は立ちすくんだ。
「ひっ……!」
つられて立ち止まったカトーが「あれっ、社長じゃん」と声を上げる。ロナウジーニョ氏のデスクでモニターを操作しているのは、社長だった。
「ああ、お帰りなさい」
「出張終わったんすか」
「はい。融資の件はうまくいきそうですよ。よかったですね」
カトーは平気でまとわりついている。ロナウジーニョ氏には理解できない神経だった。社長と部下の関係だけが問題なのではない。こんなに得体のしれない人物に、なぜそう簡単に気を許せるのか。
「あの……それ、俺の、PC……」
怖すぎて本当は口をききたくないのだが、このままでは仕事ができない。ぼそぼそと訴える氏に、社長はニコッと笑った。
「タイムパラドックスが起きないようにデータを確かめていました。でも、考えすぎだったようです」
「は……?」
モニターに映っているのは、テキストデータの残骸だった。酷い文字化けに、カトーが「おえ」と声を漏らす。
「なんすか、コレ」
「さあ。日報? 小説かもしれませんね」
スクロールバーの短さから察するに、かなりの長文だ。カーソルがくるりと丸く文面を撫でる。マウスに手を乗せたまま、社長がかすかなため息をついた。
ロナウジーニョ氏は念のため自己弁護した。
「……お、俺がやったんじゃありません」
まるで身に覚えがない。自分のPCに不審なデータが残っていて一番驚いているのは本人である。社長は苦笑した。
「ええ、もちろん」
社長はマウスから手を離すと、ショートカットキーで全文を削除した。それからファイルを丁寧に消去して、デスクを立った。
「とりあえずこれでいいと思います。邪魔してすみません」
「は、はぁ……」
去っていく社長の背中に、氏は「なんだったんだ一体」と呟いた。カトーは肩をすくめた。
「知らね。なあ、それより仕事くれ」
「ああ」
管理用のノートを開いて、氏は顔をしかめた。やはり寝ぼけていたに違いない。ぐちゃぐちゃに乱れた字で何かが書き殴ってある。が、一応は自分の字だ。かろうじて「結界」と読めた。ゲームの設定だろうか。その時、カトーがくしゃみをした。
「べくしゅっ」
「あっ! カトー、おまえ!」
モニターに飛沫が散る。ロナウジーニョ氏は罵声とともにノートを閉じ、それから二度と奇妙な落書きのことは思い出さなかった。
◇◇◇
端末を閉じると同時に、結界のふちにひびが入った。朝日に照らされたところから曲面が砕け、溶けてゆく。鼻からとうとうと垂れてくる血を、ジーニョは手の甲で拭った。システムに深く潜りすぎたようだ。視界のあちこちで火花が散る感覚がある。
「……ありがとう」
感謝の言葉は、驚くほどすんなりと口から出てきた。サゴンの一撃を防いだ盾を、マリアが軽く持ち上げる。黒い角を振り上げて、彼女は「別に」と言った。
「あなたが死んだら、いよいよ収拾がつかなくなるもの」
地面に突き立てた盾の痕が、みるみるうちにふさがってゆく。
時が巻き戻り、損傷した町が急速に回復を始めていた。瓦礫が壁に戻ったことで、下敷きになっていたカトーが「んっ」と起き上がった。
「スゲー。なに、どうやったん」
「……アジリニの認識を書き換えた」
ジーニョは瞬いた。目の渇きと、アジリニに共鳴しすぎたために、冗談のような量の涙があふれてくる。さびしい。こわい。かなしい。今も、悲しい。
「無茶な願いを叶えるためにオーバーヒートしたようだ。調整にはまだしばらく時間がかかるだろう」
「うん」
「次に暴走したらどうなるかわからん。一度、全社員を招集して今後の方針を立てたほうがいい」
「ん……」
カトーは生返事だった。うつ伏せに倒れているリーを蹴って起こしている。
「ぎゃっ」
リーが悲鳴を上げる。
「痛いよー、やめてよー」
「ジーニョに言うことあるだろ。俺もおまえも」
「うっ……」
「悪かった。ごめん」
カトーはリーに先んじて謝った。リーを蹴った態勢のまま、ジーニョのほうも向かない。とても謝る態度には見えなかったが、真剣な声だった。ジーニョは厳しく言い返した。
「俺に謝ってどうなる。さんざん一般プレイヤーに迷惑をかけて、種族のアバターを好き勝手に弄り回して」
「だって、それは……仕方なかったじゃないか」
「マリアのことも仕方なかったか」
「ちょっと」
マリアの尖った声を、ジーニョは無視した。
「おまえは結局、仕事にかこつけてやりたい放題やっただけじゃないか」
そう吐き捨てる口に、ジーニョは苦みを覚えていた。自分の言った言葉が自分に返ってくる。三人とも世界を救うことなどできはしなかった。結局すべてのひとびとを新天地へ導いたのは、知識も力もない一般プレイヤーのカップルだった。嘆かわしいにもほどがある。
(社長が知ったら)とジーニョは想像して首を振った。すでに結び目は解かれ、一瞬の邂逅は夢と失われた。もはやこの世界のどこにもそのひとはいないのだった。
「……ね、ジーニョ、ごめん。ごめんって」
ずっと泣き止まないジーニョを、リーは揺すった。
「僕が悪かったよ。できることをしただけのつもりだったんだ。それも、すごくいいことをね。最後にはみんなにわかってもらえると思ったんだよ……」
夢は夢のまま、眩しい朝日が昇る。一度は無力化した純種も、もうしばらくすれば起き上がるだろう。カトーはきらきらと光る金色の前髪を、フーッと息で吹き飛ばした。
「で、どうする。生死の定義からやり直すのか」
「……細かな調整を重ねるしかない」
「結局それか」
「時間だけは腐るほどあるからな」
ジーニョは洟をすすり「俺はプレイヤーの総社員化も悪くないと思っている」と言った。
「この数百年でよく学んだ。一般プレイヤーに徐々に権利を託していくべきなんだろう。俺たち自身にも記憶の漂白が必要かもしれない」
「えぇ……」
「おい、マジで言ってる?」
「ずっと忘れられないんだ」
ジーニョは抱えた膝に顔を埋めた。「いいかげん気が狂いそうだ」声がくぐもり、意識が勝手に記憶の深層にもぐろうとする。こみあげてくる吐き気と恐怖と悦びがアバターにノイズを被せ、生死の定義づけが曖昧になる。しかし社長は間違いなくそこにいた。異なる世界、異なる次元の歪みと腐食に耐えながら、同質の存在を増やそうと、意識だけの生殖を試み、殖えようと、愛そうとしている。恋ではなかった。それは神が人に示すような、極めて即物的な愛着行動だ。
深く息を吸い、吐き出す。ヴァーチャルな肺が焼かれる痛みをジーニョは享受した。烙印のような、しるしにも似た、死ぬまで繰り返す愛の営みとして。
ロナウジーニョ氏はトイレの個室で覚醒した。目の前のドアを、何者かがドンドンと乱暴に叩いている。
「おい、ロナウジーニョ! 死んでるんじゃねーだろうな、オイ!!」
カトーだ。耳障りな甲高い声にロナウジーニョ氏はうんざりとため息をついた。連日の睡眠不足が祟って、トイレで眠り込んでいたらしい。
「なんだ騒々しい!」
イライラと個室を出る。ロナウジーニョ氏は不快であった。いかにも幼稚なカトーが小便器の前に立っているのを見ると、綺麗に清掃されたオフィスのトイレが小学校低学年のそれのように見えてくるのだ。
「いったい今何時だと思ってる。ガキが便所でデカい声を出すんじゃない!!」
「おお、コエー。そっちのほうがよっぽどデカい声じゃねーか……」
幼い顔立ちに不釣り合いな、大人びた表情を浮かべる。
「まあ生きてるならいいけどよ、仮眠をとるなら仮眠室使ってくれないかな。心臓に悪い」
「……俺は寝てない」
「はぁ? なに、おまえ三十分もクソしてたの?」
「うるさいっ。おまえには関係ない」
本当に寝入るつもりはなかったのだ。こんな子供に心配をかけたのかと思うと、自分が情けなくて無性に腹が立ってくる。おまけに夢見も最悪だった。いい年をして泣く夢なんて見たくないものである。
「なー、もう帰ったほうがいいんじゃねーの」
丁寧に手を洗う間も、カトーはしつこかった。
「うるさい。帰りたきゃおまえが帰れ」
「うん、別に帰りたいわけじゃないんだ。仕事分けてくれ」
「…………」
自分もたいがいだが、大したワーカーホリックぶりだ。とはいえ、この時間まで残っているような社員はそんなやつばかりだ。「しょうがないな」と氏は言った。デスクに戻れば一つか二つは手つかずな案件がある。もしなかったらリーのいる部署に押し付ければいい。そう思ってデスクに向かった氏は立ちすくんだ。
「ひっ……!」
つられて立ち止まったカトーが「あれっ、社長じゃん」と声を上げる。ロナウジーニョ氏のデスクでモニターを操作しているのは、社長だった。
「ああ、お帰りなさい」
「出張終わったんすか」
「はい。融資の件はうまくいきそうですよ。よかったですね」
カトーは平気でまとわりついている。ロナウジーニョ氏には理解できない神経だった。社長と部下の関係だけが問題なのではない。こんなに得体のしれない人物に、なぜそう簡単に気を許せるのか。
「あの……それ、俺の、PC……」
怖すぎて本当は口をききたくないのだが、このままでは仕事ができない。ぼそぼそと訴える氏に、社長はニコッと笑った。
「タイムパラドックスが起きないようにデータを確かめていました。でも、考えすぎだったようです」
「は……?」
モニターに映っているのは、テキストデータの残骸だった。酷い文字化けに、カトーが「おえ」と声を漏らす。
「なんすか、コレ」
「さあ。日報? 小説かもしれませんね」
スクロールバーの短さから察するに、かなりの長文だ。カーソルがくるりと丸く文面を撫でる。マウスに手を乗せたまま、社長がかすかなため息をついた。
ロナウジーニョ氏は念のため自己弁護した。
「……お、俺がやったんじゃありません」
まるで身に覚えがない。自分のPCに不審なデータが残っていて一番驚いているのは本人である。社長は苦笑した。
「ええ、もちろん」
社長はマウスから手を離すと、ショートカットキーで全文を削除した。それからファイルを丁寧に消去して、デスクを立った。
「とりあえずこれでいいと思います。邪魔してすみません」
「は、はぁ……」
去っていく社長の背中に、氏は「なんだったんだ一体」と呟いた。カトーは肩をすくめた。
「知らね。なあ、それより仕事くれ」
「ああ」
管理用のノートを開いて、氏は顔をしかめた。やはり寝ぼけていたに違いない。ぐちゃぐちゃに乱れた字で何かが書き殴ってある。が、一応は自分の字だ。かろうじて「結界」と読めた。ゲームの設定だろうか。その時、カトーがくしゃみをした。
「べくしゅっ」
「あっ! カトー、おまえ!」
モニターに飛沫が散る。ロナウジーニョ氏は罵声とともにノートを閉じ、それから二度と奇妙な落書きのことは思い出さなかった。
◇◇◇
端末を閉じると同時に、結界のふちにひびが入った。朝日に照らされたところから曲面が砕け、溶けてゆく。鼻からとうとうと垂れてくる血を、ジーニョは手の甲で拭った。システムに深く潜りすぎたようだ。視界のあちこちで火花が散る感覚がある。
「……ありがとう」
感謝の言葉は、驚くほどすんなりと口から出てきた。サゴンの一撃を防いだ盾を、マリアが軽く持ち上げる。黒い角を振り上げて、彼女は「別に」と言った。
「あなたが死んだら、いよいよ収拾がつかなくなるもの」
地面に突き立てた盾の痕が、みるみるうちにふさがってゆく。
時が巻き戻り、損傷した町が急速に回復を始めていた。瓦礫が壁に戻ったことで、下敷きになっていたカトーが「んっ」と起き上がった。
「スゲー。なに、どうやったん」
「……アジリニの認識を書き換えた」
ジーニョは瞬いた。目の渇きと、アジリニに共鳴しすぎたために、冗談のような量の涙があふれてくる。さびしい。こわい。かなしい。今も、悲しい。
「無茶な願いを叶えるためにオーバーヒートしたようだ。調整にはまだしばらく時間がかかるだろう」
「うん」
「次に暴走したらどうなるかわからん。一度、全社員を招集して今後の方針を立てたほうがいい」
「ん……」
カトーは生返事だった。うつ伏せに倒れているリーを蹴って起こしている。
「ぎゃっ」
リーが悲鳴を上げる。
「痛いよー、やめてよー」
「ジーニョに言うことあるだろ。俺もおまえも」
「うっ……」
「悪かった。ごめん」
カトーはリーに先んじて謝った。リーを蹴った態勢のまま、ジーニョのほうも向かない。とても謝る態度には見えなかったが、真剣な声だった。ジーニョは厳しく言い返した。
「俺に謝ってどうなる。さんざん一般プレイヤーに迷惑をかけて、種族のアバターを好き勝手に弄り回して」
「だって、それは……仕方なかったじゃないか」
「マリアのことも仕方なかったか」
「ちょっと」
マリアの尖った声を、ジーニョは無視した。
「おまえは結局、仕事にかこつけてやりたい放題やっただけじゃないか」
そう吐き捨てる口に、ジーニョは苦みを覚えていた。自分の言った言葉が自分に返ってくる。三人とも世界を救うことなどできはしなかった。結局すべてのひとびとを新天地へ導いたのは、知識も力もない一般プレイヤーのカップルだった。嘆かわしいにもほどがある。
(社長が知ったら)とジーニョは想像して首を振った。すでに結び目は解かれ、一瞬の邂逅は夢と失われた。もはやこの世界のどこにもそのひとはいないのだった。
「……ね、ジーニョ、ごめん。ごめんって」
ずっと泣き止まないジーニョを、リーは揺すった。
「僕が悪かったよ。できることをしただけのつもりだったんだ。それも、すごくいいことをね。最後にはみんなにわかってもらえると思ったんだよ……」
夢は夢のまま、眩しい朝日が昇る。一度は無力化した純種も、もうしばらくすれば起き上がるだろう。カトーはきらきらと光る金色の前髪を、フーッと息で吹き飛ばした。
「で、どうする。生死の定義からやり直すのか」
「……細かな調整を重ねるしかない」
「結局それか」
「時間だけは腐るほどあるからな」
ジーニョは洟をすすり「俺はプレイヤーの総社員化も悪くないと思っている」と言った。
「この数百年でよく学んだ。一般プレイヤーに徐々に権利を託していくべきなんだろう。俺たち自身にも記憶の漂白が必要かもしれない」
「えぇ……」
「おい、マジで言ってる?」
「ずっと忘れられないんだ」
ジーニョは抱えた膝に顔を埋めた。「いいかげん気が狂いそうだ」声がくぐもり、意識が勝手に記憶の深層にもぐろうとする。こみあげてくる吐き気と恐怖と悦びがアバターにノイズを被せ、生死の定義づけが曖昧になる。しかし社長は間違いなくそこにいた。異なる世界、異なる次元の歪みと腐食に耐えながら、同質の存在を増やそうと、意識だけの生殖を試み、殖えようと、愛そうとしている。恋ではなかった。それは神が人に示すような、極めて即物的な愛着行動だ。
深く息を吸い、吐き出す。ヴァーチャルな肺が焼かれる痛みをジーニョは享受した。烙印のような、しるしにも似た、死ぬまで繰り返す愛の営みとして。
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