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ラブラブハッピー番外編
ロナウジーニョ氏と社長の話06☆?
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雨脚は次第に強くなった。車窓にまといつく雨滴が街灯を透かしては遠ざかる。カーステレオの表示を見るに音楽ディスクが挿入されているようだが、耳をそばだてても何も聞こえてはこない。ボリュームを絞られているのか、エンジンが大きすぎるのか。あるいは大昔に流行した隠しトラックの類かもしれない。ジャケット等に明記されない音声データで、オマケ要素の意味合いが強い。カモフラージュのために挿入された長い長い無音のあと、唐突に始まるのだ。未知の音楽が。
社長の「後ろで寝ていていいですよ」という気遣いを断って、ジーニョは助手席に座っていた。上司に運転させているだけでも気がひける。自分だけ休むなどもってのほかだった。
一般的にはファミリーカーと呼ばれるタイプのワゴン車だった。ジーニョも何度か乗ったことがある。社長は運転が趣味らしく、社員たちに声をかけてはドライブの誘いを持ち掛ける。自宅に招いてパーティーを開くこともあれば、唐突に雪山へ連行されることもあった。誰も断れないのだが、社員からはおおむね不評である。仕事のスケジュールがめちゃくちゃになってしまうからだ。
「あなたがたは雨に似ています」
「……は?」
「どんどん下へ落ちてゆくから」
赤信号だ。スピードが緩み、やがて停止する。無人の道路でカチ、カチ、とウィンカーの音が響いた。バックミラーの柄で自社のゲームキャラクターのマスコットが揺れている。ウサギともキツネともつかない、耳の大きな生物だ。
「でも、落ちてゆかず引っかかってしまうことがあります」
「えっ。えっ?」
「今のロナウジーニョさんはこんなふうに、自分に紐づいた情報で前回りしている状態です」
社長は前を向いたままマスコットを手繰った。引っ張っても落ちないのは、柄にかけたストラップが結び目を作っているからだ。
「このままだとどこにも行けませんね。ほどかないと」
「……この世界は夢なんですか。それとも現実なんですか」
かすかに、社長が笑う気配があった。「どちらがいいですか?」と、尋ねる声は何やら弾んでいる。
「私は、あなたと現実に一緒にいられて嬉しい。でも、未来のあなたが私の夢を見ていると思うと、もっと嬉しい」
「……」
隠す気のない無邪気な好意は懐かしかった。「あなたの夢はよく見ます」と、ジーニョは返した。
「本当ですか?」
「はい」
「それは、素敵な夢?」
「…………」
ジーニョは、いたたまれなくなって沈黙した。夢そのものであるノァズァーク世界だが、それでも夜に眠り朝に目覚めた時、物狂おしい印象が心に残っていることがある。
現実世界の記憶を漂白された一般プレイヤーならともかく、社員という管理者側の自分が、それもあの冗談みたいなアバターで失われた世界の夢を見る。冒涜以外のなにものでもない。
その口ごもり方がすでに返事になっていたのかもしれない。社長は「ふふっ」とくすぐったそうに笑った。
ジーニョはいたたまれなかった。睡眠不足に軽い車酔いが重なって、自分の褐色の手指が虫のように見える。気持ち悪いし恥ずかしかった。自分で決めたアバターを剝がされて素顔をさらしているのも。電脳世界と異なる肌の火照りや汗ばみ方も。自分の意志では何も制御できず、ただただ不快だ。
一瞬、目を閉じただけのつもりだった。
「ロナウジーニョさん」
気が付くと助手席側のドアが開いていた。社長の差し伸べた手が目の前にあり、戦慄する。青緑色だった。吸盤のような指が、三本。だが、目の錯覚だ。頭を振ると、そこには美しい手があるばかりだった。ジーニョは手助けを遠慮して立ち上がった。地下駐車場特有のこもった臭気が立ち込めている。
「……すみません。眠ってしまって」
「私の夢は見ましたか?」
「…………」
「冗談です。怒らないで」
夜はまだ明けていない。が、暗闇の中の社長はいつになく浮かれて見えた。こっち、こっち、と前を指さして、ガラス張りのエレベーターに乗り込む。ひとつ上のフロアが、もう社長の住居だ。立派な玄関があるというのに靴を脱ぐ習慣がないのが、いつ来ても罰当たりに感じる。
「一人で遊びに来るのは初めてですね」
「はぁ……」
遊びに来たつもりはない。が、直視せずとも社長が上機嫌であることは伝わってくる。あえて悲しませる必要もなかった。黒い大理石のテーブルに酒だのグラスだのつまみだのを一抱えほども運んでくる。生ハムの原木を鼻歌交じりにスライスしはじめる社長に、ジーニョは「あの」と硬い声を張った。
「はい」
「……俺を元に戻してくれるんですか」
「? はい」
「それは……酒を飲めば解決するということですか」
「お酒でなくてもかまいません」
社長は軽く肩をすくめてみせた。高級ワインのコルクに栓抜きを突き立て、キュルキュルと回す。
「まずは留め具を外す必要があります。それから固い結び目をゆるめる。こちらに来たときもそうだったのではありませんか」
ジーニョはデキャンタージュされる赤い液体に目をやった。
「……俺は戦闘中でした。死ぬところだった」
ポップルは地獄の様相を呈していた。立ち上る噴煙と破壊された街並みは、結界の外からは視認できなかった光景だ。カトーが果てしない殺し合いを引き受ける間、リーは血眼でアジリニ神へのアクセスを試みていた。エラーに次ぐエラーが止まらないのは、システム変更の影響が一般プレイヤーの死を招いたためらしい。リーは疲労とパニックのあまり『ダメだもう』と泣き出した。
『アジリニは自分で自分の子供を殺してしまったと思って、ヒステリーを起こしてるんだよ。もとからコイツちょっとおかしかったもの! 自分を本気で善良な神だと思い込んでるんだ』
『どけっ、俺がやる!』
ジーニョはリーから端末を奪い取った。コードを入れても、泣きわめくかのような乱数しか返ってこない。人工知能がヒステリーを起こすなんてことがあるとも思えないが、切り離された側の世界で自己矛盾に陥っているのは確からしい。結界の内側にすべての歪みがあらわれている。まるで人体のアレルギー反応のように。
『カトー!』
純種の猛攻を受け、カトーが吹っ飛ばされる。火焔を背負い咆哮するのは、一頭のミノタウロス族だった。
ジーニョはごくっと喉を鳴らす。
自己改悪に自己改悪を重ねた一族の裔を継ぐ者。迷宮の愛し子。ゴズメルの兄・サゴンは名実ともに怪物と成り果てていた。
澱を除かれたワインが、とろりとグラスに注がれる。血よりも深い色の赤だった。すとんとソファに腰かけた社長が、グラスを掲げる。
「この夜に乾杯」
ジーニョはグラスの底を軽く浮かせるに留めた。こんなところで酒など飲んでいる場合ではないとわかっていても、彼の誘いを拒むことができない。
「映画でも見ますか? 録画で良ければスポーツ観戦もできますよ」
戦争がスポーツに取って変わった時代だ。ジーニョは無言で首を横に振った。社長は悲しそうに微笑む。「かわいそうに」とつぶやく。
その哀れみにジーニョは震えた。
「……俺はかわいそうじゃありません」
「そう? だけど、あなたは本当に仕事熱心なひとだから。命の危機に瀕して、ようやく気持ちが安らいだのでしょう」
「…………」
「死ねないって、つらいですね」
どの口でほざくのかとジーニョは思った。母星を離れ、自分と同じ旅路を耐えた社長は恐ろしく長生きなはずだ。何か言い返してやりたいと思うのに、声を出せば惨めな嗚咽に変わってしまうとわかった。片翼をもがれた鳥のように、みっともなくもがくことしかできない。
社長の抱擁は、真綿で首を絞めるように優しくて苦しかった。
「……そんなに私に会いたかったですか。嬉しいです。私も、ずっとずっと独りぼっちだった。これで同じ気持ちですね」
「……! ……、……!」
「うん……? ふふ……」
もう、どこにも、行きたくない。触れられたところに焼けただれるような痛みを感じながら、ジーニョは本気でそう思った。悦びよりも苦痛のほうが勝る。姿かたちの問題ではない。社長は間違いなく化け物だった。抱きしめられると気がおかしくなる。動悸は激しくなるいっぽう、肩でふさがれているはずの視界は眩しく点滅し、スーツの下で肌が、血が小刻みに震え出す。恐い。痛い。
「あ、うぁ……あ……!」
「死んでしまいそうですか?」
背中で手のひらがゆっくりと円を描いた。始点と終点がつながれた瞬間、ジーニョは本気で叫んだ。誇張抜きに全身の血が穴という穴から噴き出したと思う。社長の言った通りだった。死体のように脱力したジーニョは、自分でも経験したことがないほど安らいでいた。閉じない口から唾液を垂れ流し、社長の服を汚していることも気にならない。電気的刺激に脳を支配され、全身が奇妙なほど高揚している。
「うぅ……ふう……う……」
唾液交じりに吐息するジーニョを、社長はしばらく抱き留めていた。やがて痙攣し続ける背中に手を当て、ゆっくりとソファへ押し倒す。意識が遠のく寸前、ジーニョはかすんだ目で社長を見上げた。こんなに余裕のない顔をするのかと思った。
社長の「後ろで寝ていていいですよ」という気遣いを断って、ジーニョは助手席に座っていた。上司に運転させているだけでも気がひける。自分だけ休むなどもってのほかだった。
一般的にはファミリーカーと呼ばれるタイプのワゴン車だった。ジーニョも何度か乗ったことがある。社長は運転が趣味らしく、社員たちに声をかけてはドライブの誘いを持ち掛ける。自宅に招いてパーティーを開くこともあれば、唐突に雪山へ連行されることもあった。誰も断れないのだが、社員からはおおむね不評である。仕事のスケジュールがめちゃくちゃになってしまうからだ。
「あなたがたは雨に似ています」
「……は?」
「どんどん下へ落ちてゆくから」
赤信号だ。スピードが緩み、やがて停止する。無人の道路でカチ、カチ、とウィンカーの音が響いた。バックミラーの柄で自社のゲームキャラクターのマスコットが揺れている。ウサギともキツネともつかない、耳の大きな生物だ。
「でも、落ちてゆかず引っかかってしまうことがあります」
「えっ。えっ?」
「今のロナウジーニョさんはこんなふうに、自分に紐づいた情報で前回りしている状態です」
社長は前を向いたままマスコットを手繰った。引っ張っても落ちないのは、柄にかけたストラップが結び目を作っているからだ。
「このままだとどこにも行けませんね。ほどかないと」
「……この世界は夢なんですか。それとも現実なんですか」
かすかに、社長が笑う気配があった。「どちらがいいですか?」と、尋ねる声は何やら弾んでいる。
「私は、あなたと現実に一緒にいられて嬉しい。でも、未来のあなたが私の夢を見ていると思うと、もっと嬉しい」
「……」
隠す気のない無邪気な好意は懐かしかった。「あなたの夢はよく見ます」と、ジーニョは返した。
「本当ですか?」
「はい」
「それは、素敵な夢?」
「…………」
ジーニョは、いたたまれなくなって沈黙した。夢そのものであるノァズァーク世界だが、それでも夜に眠り朝に目覚めた時、物狂おしい印象が心に残っていることがある。
現実世界の記憶を漂白された一般プレイヤーならともかく、社員という管理者側の自分が、それもあの冗談みたいなアバターで失われた世界の夢を見る。冒涜以外のなにものでもない。
その口ごもり方がすでに返事になっていたのかもしれない。社長は「ふふっ」とくすぐったそうに笑った。
ジーニョはいたたまれなかった。睡眠不足に軽い車酔いが重なって、自分の褐色の手指が虫のように見える。気持ち悪いし恥ずかしかった。自分で決めたアバターを剝がされて素顔をさらしているのも。電脳世界と異なる肌の火照りや汗ばみ方も。自分の意志では何も制御できず、ただただ不快だ。
一瞬、目を閉じただけのつもりだった。
「ロナウジーニョさん」
気が付くと助手席側のドアが開いていた。社長の差し伸べた手が目の前にあり、戦慄する。青緑色だった。吸盤のような指が、三本。だが、目の錯覚だ。頭を振ると、そこには美しい手があるばかりだった。ジーニョは手助けを遠慮して立ち上がった。地下駐車場特有のこもった臭気が立ち込めている。
「……すみません。眠ってしまって」
「私の夢は見ましたか?」
「…………」
「冗談です。怒らないで」
夜はまだ明けていない。が、暗闇の中の社長はいつになく浮かれて見えた。こっち、こっち、と前を指さして、ガラス張りのエレベーターに乗り込む。ひとつ上のフロアが、もう社長の住居だ。立派な玄関があるというのに靴を脱ぐ習慣がないのが、いつ来ても罰当たりに感じる。
「一人で遊びに来るのは初めてですね」
「はぁ……」
遊びに来たつもりはない。が、直視せずとも社長が上機嫌であることは伝わってくる。あえて悲しませる必要もなかった。黒い大理石のテーブルに酒だのグラスだのつまみだのを一抱えほども運んでくる。生ハムの原木を鼻歌交じりにスライスしはじめる社長に、ジーニョは「あの」と硬い声を張った。
「はい」
「……俺を元に戻してくれるんですか」
「? はい」
「それは……酒を飲めば解決するということですか」
「お酒でなくてもかまいません」
社長は軽く肩をすくめてみせた。高級ワインのコルクに栓抜きを突き立て、キュルキュルと回す。
「まずは留め具を外す必要があります。それから固い結び目をゆるめる。こちらに来たときもそうだったのではありませんか」
ジーニョはデキャンタージュされる赤い液体に目をやった。
「……俺は戦闘中でした。死ぬところだった」
ポップルは地獄の様相を呈していた。立ち上る噴煙と破壊された街並みは、結界の外からは視認できなかった光景だ。カトーが果てしない殺し合いを引き受ける間、リーは血眼でアジリニ神へのアクセスを試みていた。エラーに次ぐエラーが止まらないのは、システム変更の影響が一般プレイヤーの死を招いたためらしい。リーは疲労とパニックのあまり『ダメだもう』と泣き出した。
『アジリニは自分で自分の子供を殺してしまったと思って、ヒステリーを起こしてるんだよ。もとからコイツちょっとおかしかったもの! 自分を本気で善良な神だと思い込んでるんだ』
『どけっ、俺がやる!』
ジーニョはリーから端末を奪い取った。コードを入れても、泣きわめくかのような乱数しか返ってこない。人工知能がヒステリーを起こすなんてことがあるとも思えないが、切り離された側の世界で自己矛盾に陥っているのは確からしい。結界の内側にすべての歪みがあらわれている。まるで人体のアレルギー反応のように。
『カトー!』
純種の猛攻を受け、カトーが吹っ飛ばされる。火焔を背負い咆哮するのは、一頭のミノタウロス族だった。
ジーニョはごくっと喉を鳴らす。
自己改悪に自己改悪を重ねた一族の裔を継ぐ者。迷宮の愛し子。ゴズメルの兄・サゴンは名実ともに怪物と成り果てていた。
澱を除かれたワインが、とろりとグラスに注がれる。血よりも深い色の赤だった。すとんとソファに腰かけた社長が、グラスを掲げる。
「この夜に乾杯」
ジーニョはグラスの底を軽く浮かせるに留めた。こんなところで酒など飲んでいる場合ではないとわかっていても、彼の誘いを拒むことができない。
「映画でも見ますか? 録画で良ければスポーツ観戦もできますよ」
戦争がスポーツに取って変わった時代だ。ジーニョは無言で首を横に振った。社長は悲しそうに微笑む。「かわいそうに」とつぶやく。
その哀れみにジーニョは震えた。
「……俺はかわいそうじゃありません」
「そう? だけど、あなたは本当に仕事熱心なひとだから。命の危機に瀕して、ようやく気持ちが安らいだのでしょう」
「…………」
「死ねないって、つらいですね」
どの口でほざくのかとジーニョは思った。母星を離れ、自分と同じ旅路を耐えた社長は恐ろしく長生きなはずだ。何か言い返してやりたいと思うのに、声を出せば惨めな嗚咽に変わってしまうとわかった。片翼をもがれた鳥のように、みっともなくもがくことしかできない。
社長の抱擁は、真綿で首を絞めるように優しくて苦しかった。
「……そんなに私に会いたかったですか。嬉しいです。私も、ずっとずっと独りぼっちだった。これで同じ気持ちですね」
「……! ……、……!」
「うん……? ふふ……」
もう、どこにも、行きたくない。触れられたところに焼けただれるような痛みを感じながら、ジーニョは本気でそう思った。悦びよりも苦痛のほうが勝る。姿かたちの問題ではない。社長は間違いなく化け物だった。抱きしめられると気がおかしくなる。動悸は激しくなるいっぽう、肩でふさがれているはずの視界は眩しく点滅し、スーツの下で肌が、血が小刻みに震え出す。恐い。痛い。
「あ、うぁ……あ……!」
「死んでしまいそうですか?」
背中で手のひらがゆっくりと円を描いた。始点と終点がつながれた瞬間、ジーニョは本気で叫んだ。誇張抜きに全身の血が穴という穴から噴き出したと思う。社長の言った通りだった。死体のように脱力したジーニョは、自分でも経験したことがないほど安らいでいた。閉じない口から唾液を垂れ流し、社長の服を汚していることも気にならない。電気的刺激に脳を支配され、全身が奇妙なほど高揚している。
「うぅ……ふう……う……」
唾液交じりに吐息するジーニョを、社長はしばらく抱き留めていた。やがて痙攣し続ける背中に手を当て、ゆっくりとソファへ押し倒す。意識が遠のく寸前、ジーニョはかすんだ目で社長を見上げた。こんなに余裕のない顔をするのかと思った。
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