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ラブラブハッピー番外編
ゴズメル×リリィで催眠もの⑤
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後で聞いた話だが、リリィはその時、不思議な夢を見ていたのだという。夢の中のリリィは何やら暗くて寒いところを歩いていた。(早く帰らなきゃ)と思うのだが道に迷ってしまったのだ。途方に暮れていると、子供の泣き声がした。藪の中で小さな女の子が膝を抱えて泣いている。
「どうしたの。あなたも迷子になってしまった?」
声をかけると、女の子はヒシッと胴にしがみついてきた。その重いことといったら、まるで岩に抱き着かれたみたいだ。びっくりしたけれど、その子の服がぼろぼろなのを見てリリィは優しく抱き返した。何か事情があるに違いない。
「かわいそうに。つらい思いをしたのね」
「うん……うん……」
「もう大丈夫よ。私が守ってあげる」
戦闘力の低いリリィにさえそう言わせる悲惨さを、彼女は背負って見えた。シクシク泣いている女の子をリリィは優しく抱擁し続けていた。
そういう優しい夢を見たあとだったのでベッドで目を覚ました時もリリィは落ち着いていた。石の効果が切れ、自分がどんな目にあったかもよく憶えていたのだが。
石を壊そうと胸を叩きまくったゴズメルは、すっかり声が潰れてしまっていた。それでも何が起こったのかを説明して、深いため息をついた。
「あたしのしたことが許されるとは思わないけど、これ……」
ゴズメルに紙切れを渡され、リリィは受け取った。念書だった。誤字がいっぱいだが、謝罪と、もう二度とこんな愚かなふるまいをしないよう、リリィへの接近を禁止する旨がつづられている。
「……あなたは私にもう近寄らないの?」
「だって……嫌だろう。あんなにひどい目にあわされて。今だって」
ゴズメルは大きな体を縮こませている。リリィは間髪おかず、念書をびりびりに破いてしまった。その瞳には強い意志の光が宿っている。
「ゴズメル。私の気持ちをあなたが勝手に決めないでちょうだい」
「えっ」
「私は怒りたい時に怒り、許したい時に許すわ。たとえあなたが本当に私より偉かったしても、その権利だけは絶対に譲らないわ!」
面食らうゴズメルに、リリィは「えいっ」と飛びついた。ベッドに運んだだけなので裸だ。リリィは手足の汚れもそのままに、口づけの雨を降らせた。
「わっ、わわわっ」
「自分のしたことを何もかも石のせいにするなんて、どういう了見なの。あなたは私をいたぶりたかったのでしょう。さあ、ちゃんと仰って。私のことを憎んでいる? それとも愛している。どっちなのっ」
「う、うんっ、んむっ、愛してるよっ。好きだっ、リリィ、大好きだ!」
ゴズメルはキスの嵐に溺れた。くだらないケンカのことなど、もう頭にはなかった。愛するひとが自分の腕のなかに戻ってきてくれた。その喜びに代えられるものなどこの世に存在するだろうか。
深夜を回っていた。激しい一戦を交えたあと、ゴズメルは台所で温めなおしたスープをベッドへ運んだ。愛され尽くしたリリィは胸を隠す余裕もなく横になっていた。
「熱いよ。気をつけて」
「あぁ……ン……」
匙を運ぶと、小さな口を開ける。雛鳥に餌をやるようなものなのに、リリィが「ふーふーして……?」とねだったために、性行為の延長のようになった。そのうちゴズメルはスープを脇にのけて、リリィの唇を貪った。色気より食い気を地でいっていた自分がこんなふうになるなんて、ゴズメルは我ながら信じがたかった。
「リリィ……あたしって育ちが悪いし、だらしないところがたくさんあるだろ」
「トイレのことは、私が厚かましい真似をしたのが悪かったのよ。ゴズメル」
覆いかぶさるゴズメルの首に、リリィは腕を回していた。ゴズメルは鼻をくすんと鳴らして「気を遣わなくていいよ」と、やんわり否定した。
どう取り繕ったところで生まれ育ちを変えることなどできない。しかしゴズメルは、そんな自分にひとつの希望を見出してもいた。
「でもさ、あんたと一緒にいて変わったところがずいぶんあるみたいなんだ」
ゴズメルは、リリィにキスした。
「……だからこれからも色々教えておくれ。そしたら今よりマシになると思うからさ」
「まぁ……!」
リリィは驚いたように瞬き、微笑んだ。
「あなたって素敵なひとね。ゴズメル」
二人は目を閉じ、唇を交わした。人間にはそれぞれ心がある。人と人とが付き合えば、もちろん傷つけあうこともあるけれど、だからこそより良い関係を築くこともできる。そしてそれは驚くべきことに石にとっても同じらしい。
後日、二人はあの茂みから呪い石の欠片を回収した。リリィは「植物にも不思議な力があるのよ」と言った。植木鉢をいくつか用意し、ハーブの苗を入れ替える。底には呪い石の欠片を敷いて、水がほどよく抜けるようにした。
「このハーブには心の傷を癒す力があるの。苗が大きくなる頃には呪いの力も抜けるでしょう」
「本当に? シラヌイに預けたほうがいいんじゃないのかね」
「……きっと、この子は寂しいんだと思うの」
リリィは気遣わしげに鉢植えを見た。
「シラヌイ会長は厳しい方だわ。呪い石が実在するとわかったら、誰も悪用しないよう粉々に砕いてしまうと思う。それじゃあんまりにもかわいそうよ」
「ふん……」
「私もよく見ておくようにするから。問題が起きたら、つど対処しましょう」
リリィがそう言うなら、とゴズメルも従った。今回の件で一番被害を被ったのは彼女だからだ。さらに付け加えれば加害者はゴズメルと呪い石である。最初から文句をつけられる立場ではない。
それから屋敷を訪ねるたび、ゴズメルは鉢植えを気にした。鉢の中で何が起こっているかはわからなかったが、見る限りハーブは問題なく成長しているようだった。リリィも「虫が全然つかないのよ」と驚いていた。もしかすると、呪い石の破片が苗を守っていたのかもしれない。
今、三人の子供たちが戯れる庭で、花壇は色とりどりの花を咲かせている。あの鉢植えも青々と茂っていた。葉を指の間でこするといい匂いがするので子供たちからも人気だ。ゴズメルもピーチブロッサムがこすった指を嗅がせてもらったが、胸がスッとするような清涼な香りだった。
子供たちの様子を見つつゴズメルは斧の手入れを再開していた。そばに小さな影が来た時は、ローズかピーチブロッサムのどちらかだと思った。
「……おや! あんただったのかい」
後ろ手を組み、申し訳なさそうに立っているのは、キリの里で出会ったあの少女だった。相変わらず小さくて痩せていたが、身なりが以前より綺麗だ。日の光を浴びて全身が透けていた。
「どうしたの。何かあった?」
ゴズメルが尋ねると、少女はスッと手のひらを前に出した。なんと、あのキャンディがそこにあった。先ほどローズがないないと騒いでいたものだ。少女の泣きそうな顔を見るに、どうやら取っていったのは彼女だったらしい。
「……いいんだよ。それはあんたが持っているといい」
ゴズメルはうなずいてみせた。今になってキャンディが出てきたらローズが気にするだろうし、すでに家族みんなに分けたものだ。ずっと庭にいた彼女が一個もらうのは、むしろ正しいことのような気がした。
実体のない少女にはさわれない。しかし自分の子供にそうするように髪を撫でる真似をしてやると、彼女は目を閉じてされるがままになった。それからバッとゴズメルに抱き着いたかと思うと、次の瞬間にはもう身を翻して庭へ走り出す。その背中がますます薄くなり、ローズの、ピーチブロッサムの、ジュエルの体を風のようにすり抜け、タタタッと階段を駆け上がるように空へ上っていく。
「……」
白昼夢のような出来事だった。
「そろそろ喉が渇いたんじゃない?」
丸いお盆を持ったリリィが、のんびり歩いてくる。子供たちは歓声を上げて来た。「今急に暑くなった!」「重い空気がドーンってぶつかってきた!」と口々に言っているのも、先ほど起こったことと無関係ではないだろう。
「どうしたの? ゴズメル。ぼうっとして」
ゴズメルはたまらない気持ちになって、リリィを見上げた。自分はあの頃から何か変われただろうか。思いをゆがませることなく、愛する者を純粋に愛せているのだろうか。三人の子供たちがキャッと声を上げる。ゴズメルがリリィにキスをした。
「どうしたの。あなたも迷子になってしまった?」
声をかけると、女の子はヒシッと胴にしがみついてきた。その重いことといったら、まるで岩に抱き着かれたみたいだ。びっくりしたけれど、その子の服がぼろぼろなのを見てリリィは優しく抱き返した。何か事情があるに違いない。
「かわいそうに。つらい思いをしたのね」
「うん……うん……」
「もう大丈夫よ。私が守ってあげる」
戦闘力の低いリリィにさえそう言わせる悲惨さを、彼女は背負って見えた。シクシク泣いている女の子をリリィは優しく抱擁し続けていた。
そういう優しい夢を見たあとだったのでベッドで目を覚ました時もリリィは落ち着いていた。石の効果が切れ、自分がどんな目にあったかもよく憶えていたのだが。
石を壊そうと胸を叩きまくったゴズメルは、すっかり声が潰れてしまっていた。それでも何が起こったのかを説明して、深いため息をついた。
「あたしのしたことが許されるとは思わないけど、これ……」
ゴズメルに紙切れを渡され、リリィは受け取った。念書だった。誤字がいっぱいだが、謝罪と、もう二度とこんな愚かなふるまいをしないよう、リリィへの接近を禁止する旨がつづられている。
「……あなたは私にもう近寄らないの?」
「だって……嫌だろう。あんなにひどい目にあわされて。今だって」
ゴズメルは大きな体を縮こませている。リリィは間髪おかず、念書をびりびりに破いてしまった。その瞳には強い意志の光が宿っている。
「ゴズメル。私の気持ちをあなたが勝手に決めないでちょうだい」
「えっ」
「私は怒りたい時に怒り、許したい時に許すわ。たとえあなたが本当に私より偉かったしても、その権利だけは絶対に譲らないわ!」
面食らうゴズメルに、リリィは「えいっ」と飛びついた。ベッドに運んだだけなので裸だ。リリィは手足の汚れもそのままに、口づけの雨を降らせた。
「わっ、わわわっ」
「自分のしたことを何もかも石のせいにするなんて、どういう了見なの。あなたは私をいたぶりたかったのでしょう。さあ、ちゃんと仰って。私のことを憎んでいる? それとも愛している。どっちなのっ」
「う、うんっ、んむっ、愛してるよっ。好きだっ、リリィ、大好きだ!」
ゴズメルはキスの嵐に溺れた。くだらないケンカのことなど、もう頭にはなかった。愛するひとが自分の腕のなかに戻ってきてくれた。その喜びに代えられるものなどこの世に存在するだろうか。
深夜を回っていた。激しい一戦を交えたあと、ゴズメルは台所で温めなおしたスープをベッドへ運んだ。愛され尽くしたリリィは胸を隠す余裕もなく横になっていた。
「熱いよ。気をつけて」
「あぁ……ン……」
匙を運ぶと、小さな口を開ける。雛鳥に餌をやるようなものなのに、リリィが「ふーふーして……?」とねだったために、性行為の延長のようになった。そのうちゴズメルはスープを脇にのけて、リリィの唇を貪った。色気より食い気を地でいっていた自分がこんなふうになるなんて、ゴズメルは我ながら信じがたかった。
「リリィ……あたしって育ちが悪いし、だらしないところがたくさんあるだろ」
「トイレのことは、私が厚かましい真似をしたのが悪かったのよ。ゴズメル」
覆いかぶさるゴズメルの首に、リリィは腕を回していた。ゴズメルは鼻をくすんと鳴らして「気を遣わなくていいよ」と、やんわり否定した。
どう取り繕ったところで生まれ育ちを変えることなどできない。しかしゴズメルは、そんな自分にひとつの希望を見出してもいた。
「でもさ、あんたと一緒にいて変わったところがずいぶんあるみたいなんだ」
ゴズメルは、リリィにキスした。
「……だからこれからも色々教えておくれ。そしたら今よりマシになると思うからさ」
「まぁ……!」
リリィは驚いたように瞬き、微笑んだ。
「あなたって素敵なひとね。ゴズメル」
二人は目を閉じ、唇を交わした。人間にはそれぞれ心がある。人と人とが付き合えば、もちろん傷つけあうこともあるけれど、だからこそより良い関係を築くこともできる。そしてそれは驚くべきことに石にとっても同じらしい。
後日、二人はあの茂みから呪い石の欠片を回収した。リリィは「植物にも不思議な力があるのよ」と言った。植木鉢をいくつか用意し、ハーブの苗を入れ替える。底には呪い石の欠片を敷いて、水がほどよく抜けるようにした。
「このハーブには心の傷を癒す力があるの。苗が大きくなる頃には呪いの力も抜けるでしょう」
「本当に? シラヌイに預けたほうがいいんじゃないのかね」
「……きっと、この子は寂しいんだと思うの」
リリィは気遣わしげに鉢植えを見た。
「シラヌイ会長は厳しい方だわ。呪い石が実在するとわかったら、誰も悪用しないよう粉々に砕いてしまうと思う。それじゃあんまりにもかわいそうよ」
「ふん……」
「私もよく見ておくようにするから。問題が起きたら、つど対処しましょう」
リリィがそう言うなら、とゴズメルも従った。今回の件で一番被害を被ったのは彼女だからだ。さらに付け加えれば加害者はゴズメルと呪い石である。最初から文句をつけられる立場ではない。
それから屋敷を訪ねるたび、ゴズメルは鉢植えを気にした。鉢の中で何が起こっているかはわからなかったが、見る限りハーブは問題なく成長しているようだった。リリィも「虫が全然つかないのよ」と驚いていた。もしかすると、呪い石の破片が苗を守っていたのかもしれない。
今、三人の子供たちが戯れる庭で、花壇は色とりどりの花を咲かせている。あの鉢植えも青々と茂っていた。葉を指の間でこするといい匂いがするので子供たちからも人気だ。ゴズメルもピーチブロッサムがこすった指を嗅がせてもらったが、胸がスッとするような清涼な香りだった。
子供たちの様子を見つつゴズメルは斧の手入れを再開していた。そばに小さな影が来た時は、ローズかピーチブロッサムのどちらかだと思った。
「……おや! あんただったのかい」
後ろ手を組み、申し訳なさそうに立っているのは、キリの里で出会ったあの少女だった。相変わらず小さくて痩せていたが、身なりが以前より綺麗だ。日の光を浴びて全身が透けていた。
「どうしたの。何かあった?」
ゴズメルが尋ねると、少女はスッと手のひらを前に出した。なんと、あのキャンディがそこにあった。先ほどローズがないないと騒いでいたものだ。少女の泣きそうな顔を見るに、どうやら取っていったのは彼女だったらしい。
「……いいんだよ。それはあんたが持っているといい」
ゴズメルはうなずいてみせた。今になってキャンディが出てきたらローズが気にするだろうし、すでに家族みんなに分けたものだ。ずっと庭にいた彼女が一個もらうのは、むしろ正しいことのような気がした。
実体のない少女にはさわれない。しかし自分の子供にそうするように髪を撫でる真似をしてやると、彼女は目を閉じてされるがままになった。それからバッとゴズメルに抱き着いたかと思うと、次の瞬間にはもう身を翻して庭へ走り出す。その背中がますます薄くなり、ローズの、ピーチブロッサムの、ジュエルの体を風のようにすり抜け、タタタッと階段を駆け上がるように空へ上っていく。
「……」
白昼夢のような出来事だった。
「そろそろ喉が渇いたんじゃない?」
丸いお盆を持ったリリィが、のんびり歩いてくる。子供たちは歓声を上げて来た。「今急に暑くなった!」「重い空気がドーンってぶつかってきた!」と口々に言っているのも、先ほど起こったことと無関係ではないだろう。
「どうしたの? ゴズメル。ぼうっとして」
ゴズメルはたまらない気持ちになって、リリィを見上げた。自分はあの頃から何か変われただろうか。思いをゆがませることなく、愛する者を純粋に愛せているのだろうか。三人の子供たちがキャッと声を上げる。ゴズメルがリリィにキスをした。
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