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25.ノァズァーク・プロジェクト(中)

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 社内でリーと再会した時は驚いた。

「おまえも受かっていたのか!?」

「久しぶり、ロナウジーニョ。ここにいるということは短気を起こさなかったのね」

 数か月ぶりに会うリーはブカブカの白衣をまとい、以前にも増して性別不詳に見えた。ちょうど休憩中らしいので、コミュニケーションエリアに移動して情報交換することにした。

 自社キャラクターのぬいぐるみが置かれた人工芝のエリアは、ロナウジーニョ氏の目には子供部屋のように映る。ゲーム会社として、遊び心を失わないための配慮なのかもしれないが。

 ちょっと尻込みする氏を差し置いて、リーはさっさと靴を脱いで人工芝に上がった。

「部署が違うとまったく会わないよねえ! あ、コーヒーでよかったかな」

「ああ……」

 テーブルは組み立て式、椅子はドーナツ型のクッションで、どちらもキノコを模している。氏は落ち着かなかったが、リーはよく来るらしく、飲み物や茶菓子まで取ってきている。

「人事に聞いたんだけど、僕たちが受けた面接は無効だったらしいよ。僕がいて君もいるということは、ひょっとして勇者カトーも受かっているのかもしれないね」

「……あいつは受かってる」

「あれっ。もしかして一緒に働いているの?」

「同じ中途採用組だからな……同じ先輩について仕事を教わった」

 氏はうんざりとため息をついた。

「一緒に働いているというより、俺がヤツの尻ぬぐいをして回っているようなものだ。非常識が服を着て歩いているようなやつだからな……」

 喋り出すと愚痴が止まらない。

「ゲームの中じゃ勇者カトーで通っているかもしれんが、あれは正真正銘のガキだ。物心ついた時にはゲーム漬けで、学校にもまともに通っていないらしい。資格は通信で取ったとか、海外の学校を飛び級したとかいう話だが……」

「ひぇーっ。今どきだねえ!」

「笑いごとじゃない。あいつは、ゲームと現実の区別がまるでついてないんだ。勇者気取りで礼儀も知らない。さっき俺が『ゲームしたいだけなら家で一生遊んでろ!』と言ったら、なんて言ったと思う」

 カトーは薄いビーチサンダルをパタパタと鳴らしつつのたまった。

『だってよ、ゲームで遊んでいる限りはゲームで決まった範囲しか強くなれないだろ。ゲームを作る側に回らないと、本当の最強にはなれないわけだ』

 リーは手を叩いて笑った。

「あはは! 勇者カトーらしい!」

「なにが可笑しい。大問題だぞ。やつが最強を気取るためのゲームなど、誰もやりたがらんわ」

「どうだろう? カトーと一緒に遊びたいひとは多いと思うけど」

「…………」

 氏は舌打ちした。腹立たしいことに、ガキ大将のようなカトーに人望があるのは確かだった。

 リーはコーヒーを啜りながら言った。

「僕はマッチングプレイでカトーと何人かで一緒にゲームしたことがある。彼のプレイングは見事なものだったよ。正直、堂に入りすぎててプロかと思ったもの」

「……長時間やりこんでいれば、そりゃ上手くもなるだろう」

「うーん、なんていうのかな。ただ単に上手いのとは違うんだよ。そういうひとってスタンドプレーが多かったり、周囲に自分と同じくらいの技量を求めてしまったりするでしょう」

「…………まぁ、それは……あるかもしれないが」

「カトーはチームみんなで、本気で楽しもうとするんだよ。あの時、そろそろボスにとどめが刺せるなってタイミングで、彼は新人の僕にパスを出して、必殺技を決めさせてくれたんだ。いや~アレは気持ちよかったね~。周りのみんなも大げさなくらいにお祝いしてくれたし……」

 本当に楽しかったのだろう。菓子を食べるリーはニコニコ顔だった。

「……そういうプレイスタイルのせいで、バカにもされるみたいだけど」

 勇者なんてあだ名も別に誉め言葉ではない。そう言われて、ロナウジーニョ氏は少し考えてしまった。確かに氏は非常識なカトーに振り回されているが、かといって、カトーがまったくの役立たずかというと、そうでもない。

 勇者カトーは、恐ろしく直感が鋭かった。

 一度、先輩が作業している画面をチラッと見て『コレ、なんか間違ってない?』と言ったことがある。ロナウジーニョ氏は(このガキ、先輩に対してなんて失礼なことを)と思ったが、先輩が苦笑いしつつコードを確認してみると、なんとミスが発見された。そういうことが何度も続くと、氏もさすがに怖くなってくる。

『超能力があるのか』

 社長の件もあった。おそるおそる尋ねてみると、カトーは大笑いした。

『なんとなく思ったこと言ってるだけだって!』

『なんとなくで、なぜミスがわかる』

『さぁ? ……ただ、音が外れてるみたいに気持ち悪く感じるんだ』

 最強を目指すべく、ありとあらゆるゲームをプレイし、ゲーム機を分解したりプログラミングを覗いたりしているうちに、目が養われた。同期にあたるクソ生意気なガキを天才と認めたくない氏は、そう結論づけた。

 ただ単にミスを指摘するならロナウジーニョ氏にもできる。ただし多くの場合、相手を委縮させてしまう。

 その点カトーは、自分でもわからないことを『違くない?』と悪気なく言っているだけなので、一緒に『えっ?なになに?』と調べるフェーズが発生する。それが人間関係の構築に一役買っているらしかった。

 ひるがえってみると、ロナウジーニョ氏は、まったく人好きしない嫌われ者である。

 氏は仕事人間である。中途採用ではあるものの前職で培った技術者としての手腕は確かで、それゆえ自分にも他人にも厳しくしすぎるきらいがある。生まれを理由に虐げられた経験があり、それをバネに努力を積み重ねてきた。現状に甘んじている人間を見ると、強烈な皮肉を吐いてしまうのだった。

 そういえば、場の空気が完全に冷えきってしまった時、カトーが信じられないほどでかい屁をこいたことがある。氏の怒りは、「やっべ~!」と爆笑するカトーに向いた。その時は無作法さにひたすらキレていたが、今にして思えば、あれもカトーなりの助け舟だったのだろうか。・・・いや、単なる偶然かもしれないが。

 リーは「僕のほうは、念願叶って例のプロジェクトの立ち上げに加わっているんだ」と言った。

「……Nプロジェクトだろう。俺も、声はかけられている」

「やっぱり! そのための中途採用だものね。それじゃあカトーの教育が済んだら君たちも合流する感じかな」

「ああ……」

 氏は湯気の消えかけたコーヒーを見ていたが、やおら手に取り、ゴクッと飲み干した。

 氏は最終面接で社長が言ったことを憶えていた。

『それではあなたを救うために、私が船を出してあげる』

 社長は怪しげな人物である。入社後の接触は一切なく、面接で言ったことのどこまでが本当だったかはわからない。だが、社長がリーやカトーとともに自分を採用したのだとすれば、その選択に身を委ねたいような気がした。

 少なくともその時、氏の胸にはぼんやりした希望が宿っていた。どうせ先のない星で、近いうちに死ぬことはわかりきっている。ならばその短い間だけでも、誰かの期待に応える生き方をしてみたい。

――その時は本当に、そう思っていた。

◇◆◇

「すごいな、これは……!」

 アジリニコーポレーションの地下。

 その巨大格納庫では宇宙シェルター「ノァズァーク」の開発が進行中だった。

「このサイズで、まだレプリカなのか……!?」

 シェルターを見上げるロナウジーニョ氏は、一人でそこにいるのではなかった。

「そりゃそうだろ。マップを見る限り大陸が四つで、さらに諸島も作るんだろ。その敷地をNPCを使わずに埋めようとしたら、かなりの大所帯になる」

「それでも、この星よりもずっと狭いんだけどね……」

 後ろでカトーとリーが喋っているほか、社員たちがシェルターを見学している。社員たちは安全のためヘルメットを被り「ノァズァーク」のレプリカを見て回っていた。

(社長は、本気なのか)

 氏は鋼鉄製の外装を、そっと手で撫でた。

(こんな鉄の塊を宇宙に打ち上げて、俺たちを逃がそうとしている)

 計画は知っていても実際に目の当たりにすると、その荒唐無稽さに膝が笑ってしまう。

「みんな、足元に気を付けて。下が船室で……こういう休眠ポッドで全面が埋まる予定」

 ハシゴで内部に降りたリーは、棺桶のような黒い箱を示して見せた。

「中に入ると、周りの人工植物が全身を保護してくれる。それから固形の被膜を塩釜焼みたいにかぶせて、特殊な溶液で中を満たします。これで肉体を半永久的に保存できる」

「し、塩釜焼……」

「それって窒息しないんですか」

 他の社員からの質問に、リーは「人工植物が酸素を供給してくれるよ。成長しない赤ちゃんが、ずっとお母さんのお腹の中にいるような感じかな」と、説明した。

 塩釜焼よりよほど安心できる例えに、社員らの口からは安堵のため息が漏れる。しかし、リーは彼らを安心させてはおかなかった。

「ただし知っての通り、それもゲームの出来次第だ。もしもプレイヤーが夢から覚めることがあれば、ノァズァークは動力源を失って、宇宙の果てに沈むことだろう」

 乗客はノァズァークのプレイヤーとなり、ゲーム世界で人生を生きる。夢見る力が動力となる。このシステムは船の推進力を維持するとともに、プレイヤーの脳の劣化を防ぐ効果を期待できた。

「体は新鮮さを保てても、脳は使わずにおくと錆びついちゃうからね。せっかく新天地にたどりついても、長旅でみんなボケてたら無意味だし」

 リーの軽妙なトークに、どっと笑いが沸く。沈黙しているのは、頭の後ろで手を組んでいるカトーとロナウジーニョ氏くらいだった。前者はゲーム以外のものごとにあまり興味がなく、後者は迷いを抱えていた。

(俺がこの船に乗ったら、家族は……)

 社員の縁者は乗れない。それが決まりだった。ゲーム世界を支える社員が個人的な理由でプレイヤーに肩入れすれば、世界が安定を欠くことになる。世界はプレイヤーのために存在し、プレイヤーは世界のために存在する。だとすれば社員は、あくまで仕事としてその中継を担うべきだ。

 氏は、ぞっとしていた。プロジェクトに参加しながら、心のどこかではただゲーム作りをしているような気でいたのだ。自分の仕事が、現実の人命に関わる。冷たい恐怖心が氏の心を満たした。

(俺は一体、何をやっているんだ? あんな得体の知れない社長に乗せられて、自分の家族を見捨てようとしているのか?)

 社長との最後の面談の時、氏の恐れはピークに達していた。

「あれに乗りたくありません。俺はこの星に残ります」

 いつかとは真逆に、社長室でロナウジーニョ氏は立っていて、社長はソファに座っていた。外は雨が降っていて、だからなのか窓にブラインドがかかっている。

 社長はゆっくりとまばたいた。

「家族のそばにいたいのですか?」

 見抜かれている。氏は高級そうな絨毯に目を伏せ、口を閉ざす。社長は優しく言った。

「あなたの家族はそれを望むでしょうか。……たとえば弟さんが、同じように船に乗るか星に残るか迷っていたら、あなたはどう思いますか。生きのびる可能性を選んでほしいと望むのでは」

「あんたに何がわかる。家族もいないくせに!」

「……そうですね。本当にそうだ」

 その悲しげな声を聞いて、氏は(言い過ぎた)と思った。即座に謝りたい気持ちが沸いてきて、だが、深い絶望感が黒い波のように心をさらってしまった。

 社長は言った。

「私は、とても永く生きてきたから、あなたがたのことを厳密に区別することができない」

「……え?」

「たとえばあなたと弟さんの命に差を見出すことができません。世界でたった一人、救う個体を選ばなくてはならないとしたら、きっと無作為に選ぶと思う。私にとってあなたがたは個人の集まりだけれど群体で、あなたは同じ花畑に植わったひとつの花なのです。どれも少しずつ違うけれど、とても似通って見える」

「……」

「それでも私はあなたを愛している。私自身が、ほかの誰でもなく、あなたを選んだから」

「…………」

 ロナウジーニョ氏はうつむいたまま、首をしきりと左右にかしげていた。氏は偏屈な皮肉屋であり、真面目に『愛している』などと言われたことがない。この状況下でこんな感想を抱くのは非常に不適切だと思うのだが、(えっ? なんだコイツ、本気で俺のこと好きなのか?)と無性に照れ臭くなってしまった。

 きっと、誰にでも同じように言っているのだろうと、容易に察しはつくのだが。

「ロナウジーニョさん」

「は、はい」

「あなたは残していく人々の心配をしなくていい。私がこの星に留まって、できる限りのことをするから」

「えっ?」

 思わず社長を見ると、彼の顔は初めて会った時と変わらず眩かった。

「元からそのつもりでした。私はあなたよりもずっと強い気持ちで、この星と共にありたいと思っている」

「しゃ、社長が船に乗らないでどうすんですかっ。みんな、社長の立てた計画に従って船を造ったのに、そんなの、あんまりにも無責任だ!」

「問題ありません。ノァズァークには、私よりもよほどしっかりした人工知能が搭載されているし、その働きを助けるために、ロナウジーニョさんのような優秀な社員を付けるのだから」

「ハァ!? ふざけてるのか!? ダメだ、ダメ、冗談じゃない。あんたが何者か知らないが、この星があんたにさえどうにもできない状態だから船を出すんだろう。こんなところに残ったら、あんたは」

 混乱してまくしたてるロナウジーニョ氏を前にして、社長は非常に嬉しそうだった。

(ダメだ、まったく響いていない。社長は『私がいないと寂しいの?』くらいにしか……)

 氏はどうにか説得できないかと必死に考えたのだが、先に口を開いたのは社長のほうだった。

「良かったら、ノァズァークで私を見つけてください」

 社長の眩い顔は、氏の視界でぐんにゃりと歪み始めていた。氏は万華鏡を覗き込むような気がする。連続した幾何学の連続は美しいと同時に、途轍もなく恐ろしかった。

「私はきっとそこに不都合な存在としてあるはずです。バグのように間違っていて、あなたの視界を歪ませてしまう。この星でどんなに馴染もうとしてもそうでした。私の作ったものには、醜い異形の痕がべっとりと残ってしまう。……だけど、私は必ずそこにいるから」

 氏は、どういうわけかその抽象的な言葉を、わがことのように感じた。まったくロナウジーニョ氏は、容姿も性格も集団の和を乱す異物で、この国でどんなにがんばっても周囲に上手く馴染むことができなかった。

(社長でさえそうなのか)

 すとんと納得した。ひょっとして、自分や彼がそうだというなら、この世界で誰しもがそうなのではないか――そんな極端な二元論にさえ走りそうになる。その時、氏の視界は本当に涙で歪んでいた。

「あなたが新天地を気に入ってくれるといいな」

 いつか言ったのと同じことを、社長は違う言葉を使って言った。ロナウジーニョ氏は鼻と喉が詰まって、ただただうなずくことしかできなかった。

◇◆◇

 乗客は、社長が世界中から無作為に選んだ。そのうちの多くはアジリニコーポレーション製のゲームをプレイしているユーザーだったが、中にはゲームのゲの字も知らないような人もいた。

 ロナウジーニョ氏は、休眠ポッドに入っていく乗客をカトーと共に見守っていた。説明を受けてはいても、みんな白い患者衣一枚でポッドに入ることを怖がっていた。

 とうとうこの国にも戦火の予感があり、地上では目を覆いたくなるような出来事が次々と起こっている。それでも目の前の仕事に没頭していると(「どうしても結婚指輪だけは付けていきたい」と言うひとを「計器が異常をきたすから無理」と説得していた)頭を悩ませている場合ではなかった。

「あーあ、まだ何人もいるのかよ。俺も早くポッドに入りたい」

 カトーのうんざりした口ぶりに、氏は呆れた。

「おまえには恐怖心というものがないのか。無事に宇宙に飛べるかもわからないのに」

「あるさ。だから早く楽しいゲームの世界に行きたいんだ」

「……フン。おまえは『楽しいゲームの世界』などと言うがな」

 氏はイライラしていたので、少し脅しつけるような口調になった。

「それは、今、生きているこの現実があるからこそゲームを娯楽とみなしているのだろう。ゲームの中にどっぷりと入りこんで、そちらを現実と思うようになったら、逆にゲームがつまらなくなるんじゃないのかね」

「……そう言われてみりゃそうだな。俺、ゲームさえつまらなくなったら一体どうなっちまうんだ?」

「知るかッ!」

 ブチ切れた氏の声に呼応するかのように、列で泣き声が上がった。二人が何の騒ぎだと覗いてみると、一人の乗客が、ポッドに入るのを怖がっているところだった。

 同じ列に並んだ女性が懸命になだめているが、でかい声を張り上げて泣き喚いている。

「やーだー! 怖がりのあたしに、カンオケみたいなおっかない箱に入れっての? 勘弁しとくれよ!」

「大丈夫よ。説明はちゃんと受けたでしょう。中はむしろ地上より安全だって言ってたわ」

「怖いよ! この際あんたでいいから、あたしと一緒に入って!!」

「もう、初対面の私にそんなことを言うなんて仕方のないひとね……。それは無理だと言っているのに」

 仕事熱心なロナウジーニョ氏は説得に向かおうとしたが、うるさい乗客はそれより先に静かになった。同じ列の女性が、がばっと抱き着いて黙らせたからだ。

「……震えているのがわかる? 私だって怖いのよ。だけど夢を見ている間に宇宙旅行ができるなんて、素敵じゃない?」

「なにが素敵なんだよう……」

「またそんなこと言って。ね、ポッドに入るのは一人ずつでも私たちは同じ夢を見るのよ。きっとすぐ会えるわ」

「…………」

「また会えたら、私たちはきっと親しくなれるはずよ。だって現実にこうやってお話しているんだもの」

 彼女の言葉で、列の雰囲気が変わった。それまで、みんなどことなく緊張して周囲を警戒していたのだが――(なるほど、確かにいま横にいる相手がご近所さんになる可能性もある)と思うらしい。

 抱きつかれた乗客は「ウン。そりゃいいかも……」と、恥ずかしそうに呟いて静かになった。

 はたで眺めるカトーは「一般プレイヤーはのんきで羨ましいぜ」などと言った。社員はゲーム内においても業務に従事する必要があるので、心ときめく出会いなど期待できないのである。

「……まあ、そう長旅になるとも思えんが」

 ロナウジーニョ氏は、『不具合があれば、いつでも死ぬ可能性がある』という意味で言ったのだが、カトーは「本気で言ってんのか?」と嗤った。

「俺は、あのバケモノみたいに長生きな社長が『長い旅になる』と言うのを聞いたぜ。ゲーム世界で多少の気は紛れるとしてもだ。この星で死んだほうがマシだった――そう思う確率のほうがよっぽど高いだろうよ。あんたみたいな真面目なやつは、特に」
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