【ふたなり百合】月イチ生える牛型巨女が魅了バフ持ち受付ヒーラーと協力してレベルアップ素材(童貞喪失精子)ゲットする【ゲーム系異世界】

春Q

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4:ももいろウィキッド!(R18性表現)

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 とろみのある液体の中で息ができるというのは、とても奇妙な感覚だった。

 魚のようなエラもないのに、ゴズメルは水中で息ができる。あたりまえに薬液を飲んでいた。耳の奥がぼうっとして、声も出せず何も聞こえない。しかし痛みはない。それどころか、意識がかすむほど気持ちいい。

『……好き。ゴズメル、好きよ……あなたを愛してる……』

 この声は、いったいどこから聞こえてくるのだろう? まとわりついてくる幻覚とゴズメルは抱きあっていた。実体があるように感じるのは、薬液に適度な硬さと弾力があるからだ。

 ゴズメルの唇から空気の泡が漏れる。いつの間にか股を広げてしまっていた。自分がどんなに卑猥な体勢をとっているのか、ゴズメルにはもう考えられなかった。

(あぁ……まんこ熱いっ、なんでぇ……っ、ビラビラも、奥も、ぜんぶしびれるっ)

 からだは緩慢にしか動かせなかった。ゴズメルは水槽の中で、ローションに圧されながらぬるぬると腰をゆすった。薄い施術着の裾はまくれあがり、無防備な股がさらけだされている。

「!!!」

 細い指がそこに触った、とゴズメルは思った。

『きもちいいのね? お股の花芽がとても膨らんでいるわ……まるでルビーみたいに硬く、紅く……』

 詩的な言い回しに、ゴズメルは気が狂いそうになる。

(ちがうっ、全然ちがうしっ! あたしのかっこいいクリチンポをバカにすんな、あ、やだっ、やだ、まんこ優しくさわるな、ヤダッ、クリがいいっ、クリチンポもっと乱暴しろ、下品にちゅこちゅこシゴけよぉっ)

 ぱくぱくと開閉する女性器からも薬液を吸い込んでいるのだった。そのひとの手つきは拷問じみて優しかった。触れるか触れないかのソフトタッチで、ゴズメルを的確に追い込んでくる。

(やだやだやだっ、あたしがカッコよくあんたを抱くのにっ、あんたに抱かれたくないっ! メスにされたくないっ! おまんこ気持ちいいのやらぁっ!)

 だが、絡みついてくるローションの中で、ゴズメルは身動きのとれないまま大人しく愛撫されるほかなかった。意思とは真逆に女の部分をいじくりまわされて、ゴズメルは正常な思考が働かなかった。これが夢なのか現実なのか、相手が誰なのかも、もはやどうでもいい。

 悔しいのに感じてしまう。キスされると同時にゴズメルは彼女にキスした。抱かれながら抱いた、犯されながら犯しあう。

『あん、あん、きもちいい、すき、これ、きもちいい、すき……』

 ゴズメルも、同じ気持ちだった。

 気が付くとふたりは互いの手指で互いの女性器を慰めあっていた。彼女が胸を振り乱して『吸ってぇ、おっぱいれう、れやうぅ』ねだるので、ゴズメルは応えた。そのふくらみは、花の蜜のように甘い。

『ふゃぁあ、あぁあ、ああああん』

 こだまする喘ぎに、『おっぱいビチョビチョにするのがそんなに気持ちいいのかい?』興奮して上ずった声が重なる。ゴズメルは思わず唇を噛み締めた。聞こえてくる声は間違いなく自分のものだった。

『ひもぢぃいい、あぁ、ちゅぱちゅぱやらっ、ベロでシコシコしれっ』

『悪い子だね、繝ェ繝ェ繧」。ちんぽ奴隷のくせに命令していいと思ってんのかい』

 名前は聞き取れない。自分ではない自分が、泣いている女の子をそんなふうに罵っていることがゴズメルには信じがたい。だが彼女は、かえって嬉しそうにゴズメルにすがりついてきた。

『ごぇんなひゃい、ごぇんなひゃぁあっ』

『ほら、大人しくおまんこほじられて、もっといい子になるんだ!』

『あぁっ、んっ、してっ、繝ェ繝ェ繧」をもっといい子にして、ごじゅえうぅ。ううっ、うーっ……!』

 その時、ごぽっと音を立てて、浴槽から薬液が排出されていった。

 目を覚ましたゴズメルは、去り行こうとする幻覚を掴もうとするのだが、そこには何もなかった。

「…………」

 ぐしょぐしょに濡れたまま固まっていると、コンテナが再び開いた。

「お疲れ様ぁ、ゴズメル。二時間経ったよ……うわ、すっごい量の鱗粉が出たね!」

 リーにそう言われて、ゴズメルは自分のからだを見下ろした。透明な薬液に、薄桃色に染まっている。その正体はゴズメルの心身を侵している毒素――鱗粉らしい。

 とてもきらきらして、ゴズメルの目にはラメ入りのゼリーみたいに見える。とても綺麗だった。

 手に取ろうとすると、リーは「触っちゃダメだ、とても悪いものだから」と言ってタオルを出した。ゴズメルの頭を拭きながら、ため息をつく。

「よっぽどいっぱい吸い込んでいたんだね。まだ当分は通わないと……」

「……あたし……違う、やだ……なんで、こんなところに……」

「うん?」

 リーの声は、どことなく堅かった。その態度に、ゴズメルはなぜか口をつぐんでしまう。疑問に思ってはいけないことを思ってしまったのだと、思った。

 しかしリーは親切だった。

「前にもちらっと説明したけど、ベテラン冒険者のゴズメルは三か月もの間、悪い魔女に捕らえられていたんだ」

「わ、わるい、まじょ……」

「そう。エリアボスなんて可愛い代物じゃない。この世界のバランスを崩しかねないラスボスだ。魔女にずっと操られていた君を、マリアやカトー、冒険者協会本部がみんなで助けだしたの」

「あぁ、ありがとう……そうか、うん、そうなんだっけ……」

 小刻みに震えているゴズメルを、リーは立ったまま見下ろしていた。

「まだ落ち着かないみたいだね。何か悪い夢でも見た?」

「え、えっと、ええっと……」

「見たんだね。どんな夢だったか説明できる?」

 ゴズメルは瞬いた。リーはヒーラーで、冒険者協会本部の研究者で、ゴズメルよりもずっと頭がいい。話せば、夢の意味を読み解いてくれるだろう。そう思って言葉にしようとするのだが、舌は上顎に張り付いて動かなかった。

 頭が痛くて、自分がとてもバカになった気がして、とうとうゴズメルは泣いてしまった。

「何もわからない……何も思い出せないんだよう……」

 リーは深く息をついて「かわいそうに」と言った。

「本当に悪い夢を見たんだよ。そういう悪い記憶は、早く忘れるのが一番だ」

 そう言われると、そんな気もした。どんな夢だったのかも、もう思い出せないのだった。

 ゴズメルはコンテナの中でシャワーを浴びて、全身にこびりついた薬液を落とした。口をゆすぎ、耳の中も綿棒できれいにする。元の服に着替えると、いくらか気が楽になった。

 処置室を出ると、リーは心配そうに言った。

「ひとりで帰れる? マリアちゃんに迎えに来てもらおうか」

「やだよ……。こんなとこ見られたら、またバカにされる……」

「どうかなあ。意外と、元気のないところを見せたら優しくなるかもよ?」

「えぇ?」

「だって、マリアちゃんは君が起きないのをずっと心配してたんだから」

「…………」

 本当だろうか。さんざんな仕打ちを受けてきたゴズメルは疑わしく思った。腕組みして片目で睨むようにすると、リーは「いや、これはホント! ホントだから!」と顔の前で両手を振ってみせる。

「いつも飽きたらポイするあの子が、ひとりにこれだけ執着するのは珍しいんだよ!」

「なに? 『飽きたらポイ』だぁ……?」

「あっ、やばっ」

 リーは慌てたように口を押さえた。ゴズメルはぜひ詳しく話を聞きたかったが、向こうは話したくなかったらしい。「僕は用事があるんだった。じゃっまた来週ね!」などと言って、走り去ってしまう。

 取り残されたゴズメルは、その場で考え込んでしまった。

(……ってことは、なんだ? マリアのヤツ、これまで何人もの相手を召使いみたいにしてたってことか?

 ゴズメルは何人もの召使いにかしずかれて偉そうにしているマリアを想像して唸った。
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