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急・異種獣人同士で子づくり!?ノァズァークのヒミツ編
50.ホコラ・ホステル
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「夢のようなひと時だったわ……」
リリィはそう言って、カサブランカのコサージュにうっとりと頬ずりした。
ゴズメルが角を隠すために帽子に付けていたものだ。
「うーっ……頭にまだなんかついてる気がする……」
すでに軽装に着替えたが、まだ角の違和感が消えない。
ぶんぶんと頭を振るゴズメルに、リリィはほほえんだ。
「私のわがままを聞いてくれてありがとう。ゴズメル」
「……なに言ってんだい。あんたのおかげで町を出られたんだ。感謝するのはあたしの方さ」
それに、おしゃれをするのも楽ではないとわかったのは良かった。
今だって、ゴズメルがてきとーな布の服とケープマントで済ませているのに対し、リリィは刺繍入りのシャツワンピース、さらに見るからに高級そうなローブを合わせている。
リリィの可愛さは、本人のセンスと努力あってのことだとゴズメルは思う。本人に言わせれば、そう思うのも妖精族のバフ効果ということになるのだろうが・・・。
ゴズメルは背伸びして「さて」と言った。
「だいぶバタバタしちまったけど、歩きながら状況を説明するよ。で、日が暮れるまでに森林地帯へ入ろう」
「それじゃ、北のクメミ山へ向かうのね?」
「ああ。クメミ山はエリアボスもいないし冒険者協会にとっては旨味のない土地だ。登山客が多いし、あちらさんも手を出しづらいはずさ」
「わかったわ。……ねえ、ゴズメル」
「うん?」
「なんだか休みを合わせて旅行へ行くみたいね……!」
「……そうだね。泊りがけの旅行だ」
リリィの愛らしい微笑に、ゴズメルは胸がきゅんとした。
本当にただの旅行だったらいいのにと思うのだ。
(かわいそうなリリィ。妖精族に生まれたってだけで追っかけまわされて、この子は家に帰ることもできないんだ)
町で見た手配書ではゴズメルの身分が『自称冒険者』になっていた。
ひとの脳みそをりんごジャム呼ばわりするふざけた手配書だが、あの文言を信じるなら、ゴズメルは冒険者のパスをはく奪されたことになる。
手のひら返しにショックを受けなかったわけではないが、ミノタウロスの里を飛び出した時よりずっといい、とゴズメルは思う。あの頃はレベルが低いうえ、右も左もわからなくて大変だった。
なによりも、今はリリィが一緒だ。ゴズメルの少し前を嬉しそうに歩き、たまに振り向いてほほえむ。
(こういうリリィを知っているのは、きっとこの世界であたしだけなんだ)
ゴズメルは病室で『リリィの世界』を見た。
妖精であることを隠す彼女は、能力のゆえに誰からの愛も受け取ることができない。
だからこそ、身振り手振りや笑顔のひとつひとつが、こんなに愛おしく思えるのだろうか。
日が傾きかけた頃、二人は森林地帯に入った。
クメミ山まで続く道だが、最近は観光客向けに道が整備されたので、使われることが少ない。
地元のひとが山菜やキノコを採りに来るくらいだろう。道もやや荒れている。
ゴズメルはナイフで枝を払ったり草を踏みしめたりして、リリィが歩きやすいようにしてやった。
久々のサバイバルに、ゴズメルはうきうきだった。
「今夜は森でキャンプだね! 見てなよ、この辺にはきれいな川があるから、あたしが魚を釣ってやろう」
「……ねえ、ゴズメル」
「うん?」
「なにか、呼ぶ声が聞こえない?」
「えぇ?」
ゴズメルは耳をすませたが、何も聞こえない。だが、リリィは確かに聞こえるという。
「……行ってみるか。誰かが助けを求めてたら大変だし」
「ええ。こっちよ!」
リリィがぱっと走り出す。
二人は追われる身だ。本当はひととかかわるべきではないのだが、リリィの様子は尋常ではなかった。
ゴズメルとしても、困っているひとを見捨てるのは寝覚めが悪い。
(なんだ……?)
リリィの後を追って走るうちに、周囲の植生が変わるのがわかった。
この一帯には戦後、建築材として針葉樹が大量に植えられた。
尖った葉の木ばかりのはずなのだが、なんだか、周りを見ると葉っぱが丸くて木がモコモコと大きい。
ひとの手の入らない、古い森のようだ。
不思議に思っていると、前を走っていたリリィが急に立ち止まった。
「なんだ? 誰かいた?」
尋ねると、リリィがまっすぐに前を指さした。
そこには小さな沢が広がっていた。
だが、ふたりの目を奪ったのは、沢の中心にそびえる、大きな、大きな・・・。
「風信子……」
ゴズメルは名前を思い出せなかったが、小さな青い花弁をいっぱいにつけた可憐な花だ。
本来であれば。
だが、ふたりは今それを、顎を持ち上げるようにして見上げている。
沢を覆う白い根だって、ゴズメルの腕ほどもあるのだ。ゴズメルはごくっと唾を飲み、呟いた。
「……ここでキャンプは無理そうだな。水場が占領されてるもん」
リリィは軽口に答えず、不思議そうに風信子を見上げた。
「あなたが、私を呼んでいたの……?」
妖精族としてなにか感じるものがあるのだろうか。
正体は不明だが、ひとまず害はなさそうだ。頭を掻いたゴズメルは、周囲を見渡してオヤと思った。
沢のそばに、岩でできた小さなほこらがある。ゴズメルはそのほこらを見たことがあった。
「リリィ、あんた客寄せにあったね」
「え?」
「これはホコラホステルだよ」
ノァズァークにはアジリニ神以外にも目に見えない不思議な存在が色々といる。
そのうちの一つが精霊と呼ばれるものだ。精霊はどこにでもなんにでも宿っているが、自分たちもアジリニ神と同じようにプレイヤーから崇められたいと思っているらしい。
「このほこら、口が開いているだろ。石や葉っぱなんかにホステルの要望を書いて中に置くんだ。すると対価を求めてくるから、集めてきてお供えするわけ」
「……ゴズメル、ホステルってなあに?」
「平たくいえば宿泊所のことさ」
「えっ? そ、それってつまり、精霊さんが泊まるところを用意してくれるの……?」
「ちゃんとお供えすればね。新鮮な魚とか、傷のない木の実とか、現地調達できるものが基本だけど……」
「すごいわ! 素材さえ集めれば、要望通りのホステルに泊まれるということよね?」
「ん、まあ、原理的には……」
「あぁっ……なんてことかしら……こんな森の中でも、大きなお風呂や、アイランドキッチンや、オーブンや、圧力鍋を召喚できるだなんて……!」
こんな大自然でそんなものが欲しいのか、とゴズメルはびっくりした。
冒険者として挑戦する時はだいたい『ヒットポイントをいくらか回復させてください』とか『とにかく寝床だけください』とか最低限の要求をする。仕事となると効率優先だからだ。
だが、ぴょんぴょんウサギみたいに飛び跳ねているリリィを見たら、だんだんこっちまで楽しみになってきた。
「じゃ、一泊だけど挑戦してみよっか」
「ええ、ぜひ!」
「言っておくけど、時間制限があるからかなり大変だよ。失敗すると強制的にひどい宿に泊まることになる。覚悟はいいか!」
「ゴズメルと一緒なら平気よ!」
「ンッ。ならばよし」
可愛いことを言ってくれる、とゴズメルはニマニマしながら許可した。
用紙は別にその辺の石や葉っぱでいいのだが、リリィはよほど詳細な要望を書きたいらしい。
冒険者協会印の便せんを、細かい文字でびっしりと埋めている。
当然のことながら、要望が多ければ多いほど対価も多く必要になる。ホコラホステルは慈善事業ではないのだ。
挑戦のきつさを知っているゴズメルは内心(こりゃ今夜はニワトリ小屋で眠ることになりそうだな)と思ったが、一生懸命なリリィにそんなことは言わなかった。
リリィときたら、事務職の鑑のように便せんを綺麗に三つ折りして、宛名まで書いているのだ。
(精霊がこの真心を汲んでくれりゃいいけど……)
だが、そううまくはいかない。
ほこらに便せんを入れて、数秒後。
返信用に添えた便せんに、リリィそっくりの文字で対価のリストが戻ってきた。
「おっ、ほ……」
ゴズメルは笑ってしまった。
精霊の性格にもよるが、ホコラホステルの求める対価は三個から十個程度の要求が普通だ。
なんとリストに三十番台まである。
「魚に木の実と……花まで要るのか……ははっ、カレーでも作るのかって量のスパイスだな」
制限時間は一時間。これは厳しい。
だが、リリィの目は死んでいなかった。それどころか、これ以上ないほど生き生きと輝いている……!
「ゴズメル。お魚だけお願いしていいかしら。あとの素材は私が採取するわ」
「えっ……けっこう量があるけど、ひとりで大丈夫かい?」
「もちろんよ。お祖母さまの名にかけて、きっと一時間以内にやり遂げてみせるわ……!」
なんという闘志のみなぎり方だろう。ゴズメルは恋人の凛々しい横顔に不覚にもときめいてしまった。
リリィはタッと駆け出した。すてきな今夜の宿のために・・・!
リリィはそう言って、カサブランカのコサージュにうっとりと頬ずりした。
ゴズメルが角を隠すために帽子に付けていたものだ。
「うーっ……頭にまだなんかついてる気がする……」
すでに軽装に着替えたが、まだ角の違和感が消えない。
ぶんぶんと頭を振るゴズメルに、リリィはほほえんだ。
「私のわがままを聞いてくれてありがとう。ゴズメル」
「……なに言ってんだい。あんたのおかげで町を出られたんだ。感謝するのはあたしの方さ」
それに、おしゃれをするのも楽ではないとわかったのは良かった。
今だって、ゴズメルがてきとーな布の服とケープマントで済ませているのに対し、リリィは刺繍入りのシャツワンピース、さらに見るからに高級そうなローブを合わせている。
リリィの可愛さは、本人のセンスと努力あってのことだとゴズメルは思う。本人に言わせれば、そう思うのも妖精族のバフ効果ということになるのだろうが・・・。
ゴズメルは背伸びして「さて」と言った。
「だいぶバタバタしちまったけど、歩きながら状況を説明するよ。で、日が暮れるまでに森林地帯へ入ろう」
「それじゃ、北のクメミ山へ向かうのね?」
「ああ。クメミ山はエリアボスもいないし冒険者協会にとっては旨味のない土地だ。登山客が多いし、あちらさんも手を出しづらいはずさ」
「わかったわ。……ねえ、ゴズメル」
「うん?」
「なんだか休みを合わせて旅行へ行くみたいね……!」
「……そうだね。泊りがけの旅行だ」
リリィの愛らしい微笑に、ゴズメルは胸がきゅんとした。
本当にただの旅行だったらいいのにと思うのだ。
(かわいそうなリリィ。妖精族に生まれたってだけで追っかけまわされて、この子は家に帰ることもできないんだ)
町で見た手配書ではゴズメルの身分が『自称冒険者』になっていた。
ひとの脳みそをりんごジャム呼ばわりするふざけた手配書だが、あの文言を信じるなら、ゴズメルは冒険者のパスをはく奪されたことになる。
手のひら返しにショックを受けなかったわけではないが、ミノタウロスの里を飛び出した時よりずっといい、とゴズメルは思う。あの頃はレベルが低いうえ、右も左もわからなくて大変だった。
なによりも、今はリリィが一緒だ。ゴズメルの少し前を嬉しそうに歩き、たまに振り向いてほほえむ。
(こういうリリィを知っているのは、きっとこの世界であたしだけなんだ)
ゴズメルは病室で『リリィの世界』を見た。
妖精であることを隠す彼女は、能力のゆえに誰からの愛も受け取ることができない。
だからこそ、身振り手振りや笑顔のひとつひとつが、こんなに愛おしく思えるのだろうか。
日が傾きかけた頃、二人は森林地帯に入った。
クメミ山まで続く道だが、最近は観光客向けに道が整備されたので、使われることが少ない。
地元のひとが山菜やキノコを採りに来るくらいだろう。道もやや荒れている。
ゴズメルはナイフで枝を払ったり草を踏みしめたりして、リリィが歩きやすいようにしてやった。
久々のサバイバルに、ゴズメルはうきうきだった。
「今夜は森でキャンプだね! 見てなよ、この辺にはきれいな川があるから、あたしが魚を釣ってやろう」
「……ねえ、ゴズメル」
「うん?」
「なにか、呼ぶ声が聞こえない?」
「えぇ?」
ゴズメルは耳をすませたが、何も聞こえない。だが、リリィは確かに聞こえるという。
「……行ってみるか。誰かが助けを求めてたら大変だし」
「ええ。こっちよ!」
リリィがぱっと走り出す。
二人は追われる身だ。本当はひととかかわるべきではないのだが、リリィの様子は尋常ではなかった。
ゴズメルとしても、困っているひとを見捨てるのは寝覚めが悪い。
(なんだ……?)
リリィの後を追って走るうちに、周囲の植生が変わるのがわかった。
この一帯には戦後、建築材として針葉樹が大量に植えられた。
尖った葉の木ばかりのはずなのだが、なんだか、周りを見ると葉っぱが丸くて木がモコモコと大きい。
ひとの手の入らない、古い森のようだ。
不思議に思っていると、前を走っていたリリィが急に立ち止まった。
「なんだ? 誰かいた?」
尋ねると、リリィがまっすぐに前を指さした。
そこには小さな沢が広がっていた。
だが、ふたりの目を奪ったのは、沢の中心にそびえる、大きな、大きな・・・。
「風信子……」
ゴズメルは名前を思い出せなかったが、小さな青い花弁をいっぱいにつけた可憐な花だ。
本来であれば。
だが、ふたりは今それを、顎を持ち上げるようにして見上げている。
沢を覆う白い根だって、ゴズメルの腕ほどもあるのだ。ゴズメルはごくっと唾を飲み、呟いた。
「……ここでキャンプは無理そうだな。水場が占領されてるもん」
リリィは軽口に答えず、不思議そうに風信子を見上げた。
「あなたが、私を呼んでいたの……?」
妖精族としてなにか感じるものがあるのだろうか。
正体は不明だが、ひとまず害はなさそうだ。頭を掻いたゴズメルは、周囲を見渡してオヤと思った。
沢のそばに、岩でできた小さなほこらがある。ゴズメルはそのほこらを見たことがあった。
「リリィ、あんた客寄せにあったね」
「え?」
「これはホコラホステルだよ」
ノァズァークにはアジリニ神以外にも目に見えない不思議な存在が色々といる。
そのうちの一つが精霊と呼ばれるものだ。精霊はどこにでもなんにでも宿っているが、自分たちもアジリニ神と同じようにプレイヤーから崇められたいと思っているらしい。
「このほこら、口が開いているだろ。石や葉っぱなんかにホステルの要望を書いて中に置くんだ。すると対価を求めてくるから、集めてきてお供えするわけ」
「……ゴズメル、ホステルってなあに?」
「平たくいえば宿泊所のことさ」
「えっ? そ、それってつまり、精霊さんが泊まるところを用意してくれるの……?」
「ちゃんとお供えすればね。新鮮な魚とか、傷のない木の実とか、現地調達できるものが基本だけど……」
「すごいわ! 素材さえ集めれば、要望通りのホステルに泊まれるということよね?」
「ん、まあ、原理的には……」
「あぁっ……なんてことかしら……こんな森の中でも、大きなお風呂や、アイランドキッチンや、オーブンや、圧力鍋を召喚できるだなんて……!」
こんな大自然でそんなものが欲しいのか、とゴズメルはびっくりした。
冒険者として挑戦する時はだいたい『ヒットポイントをいくらか回復させてください』とか『とにかく寝床だけください』とか最低限の要求をする。仕事となると効率優先だからだ。
だが、ぴょんぴょんウサギみたいに飛び跳ねているリリィを見たら、だんだんこっちまで楽しみになってきた。
「じゃ、一泊だけど挑戦してみよっか」
「ええ、ぜひ!」
「言っておくけど、時間制限があるからかなり大変だよ。失敗すると強制的にひどい宿に泊まることになる。覚悟はいいか!」
「ゴズメルと一緒なら平気よ!」
「ンッ。ならばよし」
可愛いことを言ってくれる、とゴズメルはニマニマしながら許可した。
用紙は別にその辺の石や葉っぱでいいのだが、リリィはよほど詳細な要望を書きたいらしい。
冒険者協会印の便せんを、細かい文字でびっしりと埋めている。
当然のことながら、要望が多ければ多いほど対価も多く必要になる。ホコラホステルは慈善事業ではないのだ。
挑戦のきつさを知っているゴズメルは内心(こりゃ今夜はニワトリ小屋で眠ることになりそうだな)と思ったが、一生懸命なリリィにそんなことは言わなかった。
リリィときたら、事務職の鑑のように便せんを綺麗に三つ折りして、宛名まで書いているのだ。
(精霊がこの真心を汲んでくれりゃいいけど……)
だが、そううまくはいかない。
ほこらに便せんを入れて、数秒後。
返信用に添えた便せんに、リリィそっくりの文字で対価のリストが戻ってきた。
「おっ、ほ……」
ゴズメルは笑ってしまった。
精霊の性格にもよるが、ホコラホステルの求める対価は三個から十個程度の要求が普通だ。
なんとリストに三十番台まである。
「魚に木の実と……花まで要るのか……ははっ、カレーでも作るのかって量のスパイスだな」
制限時間は一時間。これは厳しい。
だが、リリィの目は死んでいなかった。それどころか、これ以上ないほど生き生きと輝いている……!
「ゴズメル。お魚だけお願いしていいかしら。あとの素材は私が採取するわ」
「えっ……けっこう量があるけど、ひとりで大丈夫かい?」
「もちろんよ。お祖母さまの名にかけて、きっと一時間以内にやり遂げてみせるわ……!」
なんという闘志のみなぎり方だろう。ゴズメルは恋人の凛々しい横顔に不覚にもときめいてしまった。
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